2021.3月期Q4決算まとめ Zホールディングス【4689】

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Zホールディングス【4689】が2021.Q4決算を発表しました。

僕が保有している数少ない期待の日本株
Zホールディングス
が先日、2021.3月期の決算を発表しました。

 

毎度の事ですが、日米合わせて15社ぐらい保有株があるのでどの企業がいつ決算があるのか把握しておりません。
なので、こうやってたまに決算発表翌日の朝に不意打ちを食らう事があります。

そう、今回のZホールディングスも投資家の反応としては「残念な結果」だったようですね。

 

決算を毎回毎回しっかり確認しないのは投資家失格なのかもしれませんが、まぁ僕のような趣味レベルの兼業個人投資家なんてこんなもんですよ。

それに、専門知識があるわけでもないので見たところでわからない事も多いしね。笑

 

さて、さわりはこの辺で…

まず決算の中身を見ていく前に確認しておきましょう。

今回の決算を受けて翌日の株価は▼7.19%(39円)の急落となりました。年初来安値更新だそうです。
僕もコロナ禍で買い始めて、その後ちょいちょい買い増しを続けていったおかげでなんと、評価額もマイナスになりました。3~4月で含み益は文字通り幻となりました。

 

決算の内容について他の記事などを見てみると、

・通期としては悪くなかったけど今四半期だけを見ると前年比で大幅減益。
・2022.3月期の調整後EBITDAの見通しが弱い。

※(3年後の)2024.3月期までの売上見通し:1.2兆→2兆円
※(3年後の)2024.3月期までの調整後EBITDA見通し:2,950億→3,900億円

という事のようです。

 

 

2020.Q4決算の数字

市場の反応はイマイチだった内容、ざっくり数字だけまとめてみました。

 

【2021.3月期Q4決算 通期】
売上高:1.2兆円(+約14.5%)
営業利益:約1,621億円(+約6.5%)
営業利益率:約13.4%(前年同期は約14.5%)
純利益:約891億円(+約1.2%)
純利益率:約7.4%(前年同期は8.4%)
EPS:14.01円(前年同期は17円)


【2021.3月期Q4決算 単体】

売上高:3,320億円(+約13.2%)
営業利益:約199億円(▼約30.7%)
営業利益率:約6.0%(前年同期は約9.8%)
純利益:約697億円(▼約17.5%)
純利益率:約2.1%(前年同期は2.9%)

上記のような結果となりました。

まず通期で見た場合、利益率は約1ポイント程度下がったものの売上高は2桁成長を維持しているのでそこまで悪いようには見えませんでした。
EPSについては純利益は変わらないのに減少した理由は、LINEとの経営統合(株式交換)による希薄化です。
業績の変動によるEPS悪化ではないので特に問題視はしていません。PER等の1株あたりに対する指標の面から見るとどちらかというと株主に対しては悪影響ではありますが本質的に悪くなっているわけじゃないので僕はそこまで気になりません。(毎回毎回だとアレですけど…)

四半期単体では売上成長率は特に悪化しているわけではないものの、営業利益が約3割の減益。最終利益も減益となりました。

 

その理由としては、
上半期に抑制した費用を下半期(Q4)に充当し投資加速による利益圧迫
になるようです。

 

特に「超PayPay祭」の販促費用が大半を占めました。

が、その甲斐もあってかPayPayの各種KPIの推移は好調で特に決済回数に至っては前年比で約2.5倍と急拡大しました。

各指標のグラフを更新

特ににひとつひとつコメントはしませんが2021.3月期が終わったのでグラフは更新しておきます。

かなりざっくりではありますが、売上については順調に成長しています。
見返して気になる点としては利益率が徐々に悪化している点であり、この流れは同社の調整後EBIDTAを重視する方針とも重なって今後も当面は悪化傾向が続く可能性があります。

まぁ今は将来のリターンを増やすための先行投資期間の事業も多いので、引き続き状況を確認しつつ同社の数年後を信じるしかないでしょう。笑

コア事業【コマース事業】をもうちょい詳しく

同社のコア事業である「コマース事業」についてもう少し見ておきます。

2021.3月期
売上:8,402億円(+17.5%)
利益:1,112億円(+45.7%)
利益率:約13%

(※ちなみに売上3,400億円の「メディア事業」の利益額は1,501億円で、コマース事業以上の利益を叩き出します…)

 

ZOZO子会社化の影響等もあり売上の推移は好調です。(増収分の約6割はZOZOの貢献)
eコマース取扱高も前年同期比24.4%増の3.22兆円。eコマという事なのでコロナによる業績後押しの影響もあったのでこの成長がずっと続くかどうかは微妙なところです。

楽天、Amazonが競合ですからね。今からこの2社に追いつくのは結構ハードな印象。
ただしPayPay、LINEペイ等のフィンテック、キャッシュレス事業がeコマ事業と上手く相乗効果を出すことができれば長期的には少しずつでも距離は縮めれる可能性もあります。

 

Amazonは世界的な企業でちょっと異次元ですが、楽天は色々な場面でちょっとバタバタしている印象があるので2番手までは長期的な視点にはなりますが可能性はあるかも、なんて。

また2021年中にリリース予定の「Smart Store Project」も気になります。
具体的にはどういったものかまだ曖昧ですが今年中という事なのでなにか発表があるまで…。

まとめ

FY2021より経営指標を営業利益→調整後EBITDAを重視するとの事なので、今後は営業利益に加えて調整後EBITDAも合わせて見ていくのが良さそうです。

2020.3月期の調整後EBITDAは約2,948億円でした。

同社の場合、営業利益と調整後EBITDAを見た時の一番の違いは主に減価償却費の影響をどう見るか、です。
2020.3月期の減価償却費は約830億円、2021.3月期は1,020億円。現時点では売上に対して約10%弱ぐらいの規模です。
調整後EBITDAを重視するという事は恐らく今後は今まで以上に「設備投資」を増やしていくという事になるのではないでしょうか。

そんなわけでEBITDAを重視するという事は会計上の利益額よりもキャッシュの動きを重視する事にもなると思います。

 

また、今期から事業区分が「メディア」「コマース」「戦略」の3事業に区分されるようです。

「戦略」がいまいちわかりにくいですが、内容的には『フィンテック(AI、ヘルスケア)関連』という感じのイメージで良さそうです。
「戦略」事業については今期は+30~40%の売上成長率(1,174億~1,265億円)を掲げているので、見通し通りに進むのか気になるところ。

今期FY2021についてはコロナの状況やLINE経営統合後の推移等、不透明な部分が多いですが、同社の状況的に1日で株価が7%も下落するほどの決算には思えませんでした。
PER等で見ると多少割高感があるようにも思いますが、売上はしっかり成長を続けてますし利益面についても来年以降、投資が増えそうな分利益は伸びにくいかもしれませんが、そのかわりそれぞれの事業規模は確実に成長を続けていくように思います。

数年投資を続けた後に、しっかり基盤ができていれば利益の回収フェーズになると思うのでその時に向けて下がり過ぎた時は引き続き買い集めていきたいですね。

 

※できる限り正確なデータ、情報を利用するように心掛けていますが、誤った内容・数字を利用している事があるかもしれません。記事についてはあくまで参考程度にお願いします。
また、あくまで個人的な考えのブログなので投資判断は個人の責任でお願いします。

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