任天堂【7974】 銘柄分析

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日本が誇る世界的ゲームメーカー 任天堂【7974】

今回は久々にとある日本企業が気になったので調べる事にしました。

その名も… みんな大好き!! 任天堂【7974】

です。

「みんな大好き!」かはわかりませんが僕は大好きでした。(過去形)

小さい頃に父に買ってもらった、ゲームボーイや64。

クラブで野球をしながら、時間さえあれば朝から晩までテレビゲームをやってるような子供でした。

そんな任天堂、現在も日本ではTOP10位以内には入ってくる時価総額を誇っています。

コロナの影響もあって同社の現在の主力ゲームハード機の「Nintendo Switch」は爆発的な人気となっています。

 

事業内容について

任天堂の事業内容は恐らく日本人のほぼ全ての人が知っているはず。

主に
ゲーム用のハードウェア、ソフトウェアの開発・製造・販売を手掛ける世界有数のゲームメーカーの1社です。

会社の設立は1947年ですが創業は1889年。全然知りませんでしたがとても社歴の長い老舗企業です。

東証に1983年に上場し現在に至ります。

現在のコンピュータゲームについては1980年代に発売された「ゲームウォッチ」「ファミコン」をきっかけに今のような認知度の高い企業になりましたが、それまでは花札や玩具が主力だったようです。…この辺はまったく知りませんでした。

1980年代にすい星の如く現れたゲームメーカーと思ってましたが、実際は100年以上も昔から日本の娯楽を盛り上げてきた老舗企業でした。

コンピュータゲームで世界的な認知度を高めた同社ですが、これまでヒットしたハード機は非常に多く

・ゲームウォッチ
・ファミコン
・ゲームボーイ
・スーファミ(スーパーファミコン)
・NINTENDO64
・ニンテンドーDS
・Wii
・Nintendo Switch

等の数多くのゲーム機を開発してきました。
同時にそれぞれのゲーム機の顔となるような有名ソフト(ドンキーコング、マリオやどうぶつの森等)も開発し、日本のゲーム業界の雄となりました。


現在の主力機である、Switchハード機の販売台数は累計約8,000万台。ソフトも5億本以上を売り上げています。
これまでの任天堂の家庭用ゲームハード機の最高販売台数は「Wii」の約1億台ですが、Switchが超えてくるのか注目ですね。多分来年~再来年あたりには歴代最高になりそうな勢いです。

ちなみにライバルのプレイステーションは一番売れた「PS2」で累計1億5,500万台以上。「PS4」で1億1,000万台以上と累計販売台数では今のところ負けているみたい。
現在のSwitchの快進撃を見ると意外に感じますが、それだけプレイステーションの立場も強いという事でしょう。

プレイステーションの最新モデル「PS5」は昨年11月に販売開始したものの、入手困難な状況が続いているため正確にどの程度の勢いがあるのか判断できませんが、恐らく猛烈な勢いでSwitchの販売台数を追いかけるのではないでしょうか。

さて、そんなゲーム業界も広く見渡すとスマホの普及で「モバイルゲーム」の市場規模が急激に伸び、いわゆる家庭用ゲーム機の需要については頭打ちの雰囲気も漂っています。

好調にも見えるし、先行きが少し怪しいようにも見える家庭用ゲーム市場、任天堂はどのように展開していくのか気になりますね。

業績について

それでは業績の推移について見ていきます。
最近の勢いを見ていると任天堂はずっと右肩上がりのイメージも強いですが実際どうなのでしょうか。

売上の成長率




※グラフにはないですが今期(2021.3)は、第3四半期まで終えて既に前年の売上を超えており会社予想で今期は1兆6,000億円の着地予想としています。


今回、売上の推移についてはハード機の販売のタイミング等の兼ね合いもあり、いつもより長めの14年間分をグラフにしてみました。

これまでの流れを見てみると
2017.3月期~2018.3月期の間にSwitchの販売開始により売上が倍増。その後も二桁成長で売上が伸びていた事から2020.3月期、もしくは2021.3月期が過去最高売上になるかと思ってましたが…

実は過去最高売上は2009.3月期の約1兆8,000億円の時がMAXでした。


ちなみにこの年は、
携帯型ゲーム機では「ニンテンドーDS」シリーズ。家庭用ゲーム機では「Wii」が共に好調で過去最高の売上を記録しました。

その後は、主力ソフトが出終わった事もあり販売台数は減少、値下げ販売により徐々に売上は落ち着いていきました。

現代に移り…2021.3月期のQ3までの9か月で地域別の売上構成比を見ると

・国内:22.4%

・米大陸:41.1%
・欧州:25.6%
・その他:10.9%

となっており、日本
が一番多いかと思いきや米国が売上の約4割を占めており、日本企業としては珍しく世界でも優位な立場で戦っている数少ない日本企業です。

売上の中身については、
約1兆3,610億円(売上の約97%)がゲーム専用機。
で、そのうちの55.6%がハード機の売上という事なのでだいたい約7,500億円。
残りの約6,000億円をソフト、アクセサリが占める、という構図のようですね。


同社の収益性

次は利益について。


当然ですが売上の浮き沈みとほぼ同じような動きになっています。
利益の面もやはり2009.3月期がこれまでの過去最高益でした。

しかし、2021.3月期は9か月が終わった時点で約3,766億円となっており、既に最高益を達成しています。

会社予想も最終4,000億円と予想している事から、これまでにないような余程の大問題が起こらない限りは今期2021.3月期が最高益となりそうです。

と、ここまで見て感じるのが

・ハード機の売れ行きに大きく左右されるため業績の波が激しい。
・売上の谷間(新機の開発期間)にあたる時期が一時的に赤字転落する。

という事でしょうか。



引用先:Yahoo Finance Japanより

ここでちょっと同社の株価の推移を見てみます。

売上、利益の推移とこちらも同じ動きになっている事から

…そろそろかな?

という気がしないでもありません。

タイミング的にコロナが業績を後押しした感は否めませんので、コロナがもし今年中にしっかり収まるとすれば早ければ2022.3月期は今ほどの勢いはなくなる気がします。

場合によっては売上、利益ともに2021.3月期を割る可能性もあるかもしれません。

PS5の販売開始、Switchのライフサイクル的にこのままずっと右肩上がりというわけにはいかなそうです。



キャッシュフローの推移

そしてキャッシュフロー。

こっちは過去10年間の推移です。

Switchによる業績回復と同じく営業CF、FCFともに現時点では好調に伸ばしています。
設備投資がほとんどないので営業CFはそのまま配当(たまに自社株買い)として株主に一部還元されます。

しかし、同社は米国企業等と違い配当については業績に沿って上下しますので安定した配当金を得る、という目的での保有はおすすめできないかな~という感じです。

で、キャッシュフローに対する設備投資比が低いということは、製造については「ファブレス型」の企業だという事がわかります。

それについては同社HPのCSRレポートの部分にも書かれているので詳しく気になる方はそちらへ!

ちなみに日本国内の任天堂関連の銘柄の「メガチップス」や「ホシデン」等の業績、株価は任天堂の動きに沿って動く傾向がありますね。

という事は、どこかの取引先の業績で先に異変を感じたら早めに撤退、というのも先行指標的な感覚で見ておくと主力ゲーム機のライフサイクルが終わりに向かう時の打撃を多少は避ける事ができるかも。





まとめ

日本を代表する世界的ゲームメーカー、任天堂について調べてみました。

過去10年前後だけを見るとネームバリューもあるし常に右肩上がりの企業なのかな?と思いがちですが実際は主力ゲーム機のライフサイクルに沿って業績、株価が上下する企業です。

同じ日本人として誇りとも思えるような素晴らしい企業
だと、僕は思っているので是非とも長期保有をしたくなりますが、過去の株価を見てみると

『株価が2万円前後の時に買って5~6万円で売る』
※主力ゲーム機の販売動向をチェックしつつ…。

的な感じの中期トレード向け企業かな、なんて投資目線では思いました。


あとはeスポーツも含め世界的なゲームブームがこのまま定着するのか。によっては今後、同社の業績・株価の傾向も変わる可能性があるので、保有する方は決算ごとにしっかりチェックしないと1単元600~700万円の同社株は僕みたいな少額個人投資家にはちと怖いですね。



次回の本決算のタイミングから、もしかしたら株価が下落トレンドに入るかも?

なんて適当に思ってますがどうでしょうねぇ。






※できる限り正確なデータ、情報を利用するように心掛けていますが、誤った内容・数字を利用している事があるかもしれません。記事についてはあくまで参考程度にお願いします。

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