2020.Q4決算まとめ IBM

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【IBM】が2020.Q4決算を発表しました。

僕の保有株の問題児(問題株)である

IBM

の決算が発表されました。


IBMと言えば、分社化が発表されて少しだけ株価的には持ち直してきた所でしたが今回の決算発表を受けて再度、調整期間に入りそうな市場の反応です。

決算発表翌日のマーケットでは約9%の大幅な株価下落を招きました。

やっと含み損が消えてきて「オッ?」となってましたが、また低空飛行に戻るかもしれません。


はい。それで業績についてはこんな感じです。


【2020.Q4決算(単体)】
売上高:約203億ドル(▲9.2%)
営業利益:約12.9億ドル(▲67%)
営業利益率:約6.3%(前年同期は18.3%)
純利益:約13.5億円(▲63%)
純利益率:約9.7%(前年同期は9.3%)
EPS:1.41ドル(前年同期は4.11ドル)
NonGAAP EPS:2.07ドル(前年同期は4.71ドル)


【2020.Q4決算(通期)】
売上高:約736億ドル(▲4.6%)
営業利益:約46.4億ドル(▲54%)
営業利益率:約6.3%(前年同期は13.2%)
純利益:約5.6億円(▲40%)
純利益率:約7.6%(前年同期は12.2%)
EPS:6.13ドル(前年同期は10.57ドル)
NonGAAP EPS:8.67ドル(前年同期は12.81ドル)

と、こんな感じでした。



今四半期は大幅な減益に…。

まず4Q単体で見ると、営業利益・純利益については大幅な減益となりました。

前四半期(2020.Q3)が「SG&Aコスト」が下がったため営業利益は結構改善された。けど売上は微減。

という結果だったので、今四半期の減益について残念な結果だったと見る人も多いかもしれませんが、ここについては前回の決算発表でも公表してましたが

分社化を進めるにあたっての再編費用が今期中に23億ドル計上される予定

というアナウンスもあったので前回の決算内容を見ていれば今四半期の結果については想定内と言えるでしょう。

(※実際に資料を見ても「impact of structural actions」、再編費用として約20億程度計上されています。)


なぜなら、

こんな僕でさえQ4のGAAP EPSは1.5ドル前後じゃない?

と前回記事の時点で予想できていたぐらいです。というか、単純に差し引きすればある程度の金額が計算できます。
(※ただし「NonGAAPはそこまで悪化しない」という予想は外れました。笑)

 

その事からも今回の減収減益となった結果は想定内だと言えるはずです。

ちなみに営業CFは約182億ドル。(Global FinancingA/Rを除くと約138億)

前期は147億ドルだったのでキャッシュフローの比較でみると、そこまで悪化していません。

そして、FCFは約108億ドル。




クラウド事業の状況を確認

今四半期のクラウド事業の売上は…

約75億ドル(前年比+8%)

となりました。


前四半期は前年比+19%だったので、さらに鈍化した結果となりました。
このペースだと今期後半にはジリ貧になる可能性も結構高いかもしれません。

通期では約251億ドルになり、前年比+20%程度となりました。

クラウド事業が前年比+20%成長しているのにも関わらず全体の売上は4~5%減少しています。
クラウドまでもが今後低調になった場合は非常に危険ですね。



来期のガイダンス

細かい額は出していませんが
2021年度は通期で110~120億ドル程度のFCF(調整後)を見込んでいるようです。

分社化、再編関連による費用で今後18か月にかけて約40億ドル、2021年には約30億ドルを支払う予定です。

その後、2022年度ではFCFが120~130億ドルを見込んでいるようです。
あくまで見込み(予測)なので、今期の流れを見る限り結構高めの目標設定なような気がします。



まとめ

かなりざっくりですが、2020年度はこんな感じの結果となりました。


まぁ売りたくなる気持ちはわからなくもありませんが、今回の内容は何度も言いますが僕からしたら想定済みです。ネガティブサプライズでもありません。

それよりも今期の業績が気になります。

今期以降はキャッシュフローの面で盛り返すという旨の発表でしたが、具体的な根拠と成長率は示せていません。
(※売上や会計上の利益面に対しては特に言及はありませんでしたし…)

どこまで信用していいのか疑問もありますが、分社化後のIBMがどうなるのかはまだわかりません。

この辺(今期以降の不透明感)が株価下落を招いた要因かもしれません。


配当利回りも(※まだ)高いし、株価が買値付近でうろうろしている今の状況であれば焦って手放す必要もありません。
今回の結果を受けて早めに手放すのもありかもしれませんけど、他のハイテク企業の株価も高いような気がするし売った所で他に投資したいと思える株価水準の企業もないし…。


まぁ減配しない限りは約5%程度の保険(配当金)があるし、とりあえず今回もまだ様子見です。

RedHat買収の際に借り入れた資金の返済もまぁ順調に進んでいるし、配当の原資となるキャッシュフローも悪くないのでとりあえずは据え置きとします。


ちなみに、大きく下げましたが買い増しはしない予定です。

(※それなりに警戒はしてますので。笑)




※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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