2020.Q3決算まとめ アルファベット【GOOGL】

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アルファベット(グーグル)が2020.Q3決算を発表

先週グーグルの2020.Q3決算が発表されました。

確か前回のQ2決算では、GAFA銘柄の中で唯一決算発表後の株価が下落する事となり、GAFAM銘柄の中ではグーグルしかもってない僕は苦汁を舐めることになった記憶があります。(確か…)

前回の決算は減収減益となり、やはり広告事業が主軸の同社の場合はコロナによる景気悪化局面では弱かったか、と。

しかし
今回は決算発表翌日のマーケットでも株価は3~4%上昇したので、とりあえず一安心といった感じでしょうか。

ただ心配なところでは、最近だと米司法省から独禁法違反で提訴されたりと、良くない話題もありましたが…今回の決算はどうだったのでしょうか。

株価の反応的に『よかった』という事になると思いますが、中身の方もちょろっと見ておく事にします。保有株なので。



2020.Q3の業績

まずはじめにざっくり大事な数字だけ抜き出してみておきましょう。

【2020.Q3単体】
売上高:
461億ドル(+約14.0%)
営業利益:11.2憶ドル(+約22.2%)
営業利益率:24.3%(前年同期は22.7%)
純利益:11.2億円(+約59.1%)
純利益率:24.4%(前年同期は17.5%)
EPS:16.40ドル(前年同期は10.12ドル)

という結果となり、前四半期の残念決算からは想像できないほど盛り返してきました。

特に利益面については前四半期の際に、売上の悪化以上に利益率が下がったので心配してましたが、ほぼ本来の水準まで戻りましたね。

純利益が営業利益以上に改善していますが、これは主に株式売買による利益が前期との差で結構あったので本業じゃない部分による増益要因が多少混じってます。

それでも営業利益の増益率が増収率以上の水準で伸びたので、好決算だったと思っていいのではないでしょうか。

正直なところ、GAFAMの中では出遅れていた感覚があったのですが、今回の決算を受けて同社の株価は大統領選挙前の最後の花火となりそうです。笑

前四半期に急減速した部門が今四半期は盛り返した。

前四半期では、それまで調子の良かった「youtube広告」「その他」が急減速。
売上規模が一番大きい「Google Seach」にいたっては2桁減収となってしまい、『やっぱり景気後退期の広告事業はきついか』と思ってましたが、今四半期は、その部分がしっかり盛り返しました。

まず、参考までに。2020.Q2(前四半期)の前年からの成長率はこんな感じでした。

●Google Search&other:213億ドル 成長率▲10%
●Youtube ads:38億ドル 成長率+5.8%
●Google Network Members’properties:47億ドル 成長率▲10%
●Cloud:30億ドル 成長率+43%
●Other:38億ドル 成長率0%


そして、2020.Q3である今四半期決算の内容はこちら。

●Google Search&other:263億ドル 成長率+6.4%
●Youtube ads:50億ドル 成長率+32.4%
●Google Network Members’properties:57億ドル 成長率+8.9%
●Cloud:34億ドル 成長率+44.7%
●Other:54億ドル 成長率+35.2%

という結果になりました。

気になる所は赤文字にしてますが、最近の成長事業であるyoutube収益が前四半期では大きく減速したため、その点が個人的には心配だったのですが、今四半期は成長率を本来の高成長ベースまで戻してきました。

コロナが広がって新しい生活スタイルが進む事によりオフラインの広告費が抑えられた反面、オンライン広告へ流れてきたのが勢いを取り戻した要因なのかな、と思います。

景気悪化で広告市場全体の規模が小さくなってきているのかもしれませんが、オフラインとオンラインの比率が急激に移り変わってきているのかもしれませんね。

そして、クラウド事業については引き続き好調をキープ。これは前四半期でも同じ。

今回の決算で意外な結果だと感じたのが「other(その他)」の売上が急成長した事。(というか、これまでに僕が気づいてなかっただけ?)
コールによると、「PlayとYoutubeの非広告収益の増加」によるものと説明されています。

グーグルアプリの収益増加と、サブスクサービスである「Youtube TV」や「Youtube MUSIC」、「Youtube Premium」等への加入が増えた事がこの部分の収益増加に貢献しているようです。

「その他の売上」が占める売上の規模は全体に対して今四半期の9か月で12%を占めており、前年から約2ポイント程度伸びました。
Youtube広告やクラウドの伸び率が注目されがちですが、アプリ課金やサブスクによる売上も同じぐらい高い成長率を維持しています。

「Youtube Premium」等のサブスクサービスの今後の動向については、良い意味で注視しておきたいですね。同社の新たな収益柱となる可能性が高いように感じます。



まとめ

今四半期のコールでは、
「ほぼすべての地域、業種にわたって広告主の支出が大幅に改善した」
とコメントがありました。

景気後退時には真っ先に削減されると言われている広告事業ですが、今回のような感染症で景気後退局面となった場合はオフライン広告の需要がオンラインに一定数移動するという風に考えられるのかもしれません。
普通の景気後退とはちょっと今回は異なりますしね。

ECが拡大しているという事は、オンライン広告が伸びるのもある程度、自然な事なのかな~という気がしないでもありません。(少し時間はかかりましたけど…)

それでも今後もコロナによる景気悪化が戻らないと、企業のコスト調整で広告費自体が削られやすい環境になるので、「今のところ大丈夫」程度に思っておいた方がいいですね。

広告事業がメインの企業は景気に左右されやすい。

当たり前ですけど、これはずっと意識しておいた方がいいかもですね。
なので例えば、GAFAMで収益率が良いからとGoogleとFBの2社しか持たない、というのはちょっとリスク分散弱めです。セクター分散大事です。

もっと詳しく見たいですが、ほかの保有株も続々と決算を発表していて、そっちもチェックしないといけないのでこの辺で。笑

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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