2020.Q3決算まとめ インテル【INTC】

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【INTC】が2020.Q3決算を発表しました。

先日、僕の保有株インテルが2020.Q3の四半期決算を発表しました。

収益はアナリスト予想を超えたものの…
なぜか翌日のマーケットは約10%の急落
となりました。

正直…

『そんな下げるかい、グロース株が決算外したんか』

ぐらいのレベルで下落しました。

数日前に決算を発表したIBMも大きく下げましたし、いいとこまで下げたかと思っていたいわゆる「昔の大手ハイテク企業」がさらに一段と下げてきているのは、何の予兆でしょうか…。

PERを見てバリュー株や!とか思ってましたが、バリュー(割安)というよりは素直に後退企業と認めた方がいいのか…。

そんなネガティブな1週間でしたが、『脳死ナンピンおじさん』と化して2社とも買い増し。笑

まぁ、そんなくだらない出だしで書き始めましたが、とりあえずインテルの今四半期決算の内容をチェックしておきましょう。

 



2020.Q3決算の数字

とりあえず一旦、ササッと結果から見てみます。

【2020.Q3決算】
売上高:約183億ドル(△4.5%)
営業利益:約50億ドル(△21.5%)
営業利益率:約27.6%(前年同期は33.6%)
純利益:約42億円(△28.6%)
純利益率:約23.3%(前年同期は31.2%)
EPS:1.02ドル(前年同期は1.35ドル)
NonGAAP EPS:1.11ドル(前年同期は1.42ドル)

という結果になりました。

アナリスト予想は上回ったと言えど、前年度2~3割の利益減はちょっときついですね。

インテルと言えば、コロナ拡大で各社のデータセンターへの投資拡大による恩恵やリモートワークのためのPC需要増加等によって今期Q1~Q2は順調だっただけに今四半期の結果は個人投資家にとってはちょっと意外だったのかもしれません。

でもアナリスト予想がほぼ当たってたって事は、その辺は事前に想定していたのでは?という気がしないでもありません。

じゃ、なんでここまで株価が下落したのか、日々の株価は色々な思惑が混ざり合って動くので本当の理由は誰もわからないですが自分なりに考えてみました。

間違いなく「データセンター向け」の不調が理由だと思う。

誰もわからない、とは書いたものの僕を含むほとんどの方は「データセンター向けの不調」が原因だと決算資料を見ていれば感じると思います。

実際、それが急落の原因で間違いないと僕は思っています。

DCG(データセンター向け)セグメントが

①クラウドの売上は前年比+15%だったものの、
②企業・政府機関への売上が前年比-47%の大幅減。

という事になりDCGセグメント全体では-7%の減収となりました。

DCGはインテルの事業の中でもCCGに次いで2番目に高い構成比(約3割)であり、収益性については断トツのトップセグメントです。

そして問題は減収よりも減益の方なのです。

前年同時期のDCGの利益率は約49%だったのに対し、今四半期は約37%と利益率が急激に悪化しました。

(※ちなみに売上構成比トップのCCGも前年同期の利益率44%に対し今四半期は36%とこちらも悪化中。ただし、こっちについては今期Q2ぐらいからその傾向があったので多少は織り込み済みだと思われる。)

DCGの平均単価も前年同期比で-15%となっており、売上の減少にプラスして、それが減益の勢いを強めたのかもしれません。

売上構成比トップのCCGと成長事業であるDCGが売上の多くを占めるインテルにとって、この2セグメントの利益率悪化はめちゃくちゃ痛いのです。

いくらガイダンス通りだったとしても、実際にその中身の悪さを見て投資資金を引き揚げた、という事になるのではないでしょうか。



2020.Q4と通期ガイダンスが弱気

そしてもうひとつの理由はこちらでしょうか。
次四半期と通期のガイダンスが公表されました。コロナでどうなるかわからない中でガイダンス公表を控える企業が多いなか、意外っちゃ意外でした。

発表されたガイダンスはこんな感じ。

【2020.Q4】
営業利益率:24.5%
EPS:1.02ドル
NonGAAP EPS:1.10ドル

【2020年通期】
営業利益率29.5%
EPS:4.55ドル
NonGAAP EPS:4.90ドル

と発表されました。

通期をそこまで大きな違和感はないのですがQ4の営業利益率24.5%というのは結構衝撃的でした。

だって2019.Q4の営業利益は約33%あったのに2020.Q4の会社予想は約9ポイント近く悪化する予想で、これは結構一大事です。

カンファレンスコールにも
2020.Q4はデータセンター向けの売上が前年比で約25%の減少というコメントもあり、次の四半期も引き続きデータセンター向けが(更に)弱い状況が続きそうです。

『今四半期の利益率悪化』+『次四半期のさらなる利益率悪化』を嫌気されて株価は急落した

という事で間違いないと思っています。

利益率の悪化=競争率・優位性の低下、または需給の悪化 という側面がありますので黄色信号点灯といった感じでしょうか。

(特に半導体市場は需給の上下が激しいです。)




まとめ

カンファレンスコールには

・2021年度にはクラウドの需要が再度、改善すると見ている事
・今期急ブレーキとなったIOT事業が来期は回復しマージン改善に貢献すると想定している

等、コメント上は来期のタイミングで減少傾向は好転すると見てますが実際はわかりません。

ただ今回のインテルの決算からわかる事が、ひとつあるような気がします。

それは
クラウドサービスを行っている企業の今後、数四半期の業績成長の鈍化や停滞が見られるかも。
という事です。

アマゾンやマイクロソフトのクラウドサービス、ここまでかなり順調にきていますが、供給元であるインテルの需要が低下しているという事はそっちもそろそろ一旦ひと段落つくのかな?
なんて思っています。

ここまでGAFAM、めちゃくちゃ上がってきましたからね。
今後数か月の間にGAFAM(クラウドサービス)ショックがあってもおかしくはない水準にいる気もします。

なんだかインテルの残念決算から、他の企業の雲行きの危うさが見えてきた気がします。

今回の決算で僕は買い増しをしました。
市場は悲観的ですがなんだかんだで今期の通期予測のNonGAAP EPSは4.9ドルとしています。

コロナでほとんどの企業が前年を割った中で同社はほとんどキープ、若干増となる見通しです。

そんな企業のPERが1桁台にまでなりました。

年単位で見ても売上も利益も基本は右肩上がりの形を保っています。
企業の行き先は結局誰もわからない未来の事である一方で、唯一確定している事実である『過去の業績』を見つつ総合的に考えると

なぜ今売る必要がある?買い時でしょうよ。

って感じです。(あ、個人的にはです。)

まぁ「株価はなんだかんだ常に正しい」という見方が多いのも事実なので、自己満な判断ですが投資ってそんなもんですよね。笑


※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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