2020.Q2決算まとめ ストーン【STNE】

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STONE【STNE】が2020.Q2決算を発表

先日、僕のPFの中で2割近くを占めているブラジルフィンテック企業

ストーン【STNE】

の2020.Q2決算発表がありました。

決算発表後の株価は特に大きくは動きませんでしたので、市場の反応はいまいちわからない決算内容となったようです。

同社については、ブラジルという不安定ながらも新興国の中では比較的経済が発展して国への投資として組み入れています。

『それなりに発展した新興国(BRICs)+フィンテック』

という事で、期待が先行しがちなイメージのある企業ですが

既に黒字化(会計上)。なおも高成長を維持してる。

という点から期待している銘柄のひとつです。
(※実はコロナの蔓延具合がひどかったブラジルの「コロナノーガード戦法」を危惧して数か月前に実は少しだけ利確してしまいました…。)

では早速。



2020年度Q2決算の結果 

とりあえずまずは業績ですね。こんな感じです。

2020年度Q2決算【単体】
売上高:R$6億6,700万(+14%)
営業利益:R$1億6,100万(△23%)
営業利益率:24.2%(前年同期:35.8%)
純利益:R$1億2,300万(△28%)
純利益率:18.5%(前年同期:29.3%)
EPS:R$0.45(前年同期:R$0.61)

という結果になりました。

まず売上の面から見ていくと、コロナ前までは前年比+約50%付近で成長していましたが、前四半期のQ1以降、売上の伸びについては鈍化してきています。

今四半期については+14%と明らかに鈍化しました。(2020.Q1の前年同期比は+約34%)

主力サービスのひとつである電子決済処理サービスからの収益は成長が鈍化。
(前年比では約28%増。前四半期比では停滞)

POS端末のレンタル等のサブスクサービスに至っては前年同期比ではまだ増加傾向をキープしてますが、前四半期比では大きく減少しています。(約14%程度の減少)

サブスクサービスの減少はコロナによって利益を圧迫され続けている顧客が利用停止しているのではないか、と推測できます。

…と思いましたが同社が救済策として「期間限定免除」対策を施しているようなのでそれが要因ですかね。

また「Financial income」(主に前払いサービスの提供)もコロナ前(2020.Q4)から大きく減少しているため

コロナによってブラジルの個人消費が抑制された事

が、やはり成長鈍化の大きな要因だと言えそうです。(あたりまえか。笑)

四半期ごとの業績推移




次に前記事と同様に視覚的にわかりやすいようにグラフで重要な部分だけ作成しています。

売上はやはり前四半期比では減少。(昨対比ではプラス維持)

元々Q4に売上が大きく伸びる傾向にあるので2020.Q1の減少は比較的仕方ない部分がありましたが、今四半期でも減少が続いているという事は『明らかにブラジル経済が今までの状態と変わった』と改めて認識できます。コロナ、恐ろし。

一方、利益面については前回の会社コメントで「Q2期間が人員削減による一時的な費用が発生する」との事で利益は悪化すると言われてましたのでまぁ想定内です。

そんなわけで、調整後の純利益が前四半期比で横ばいになっているのは、上記の理由と顧客の救済費用、仮設病院建設費用等の『コロナ費用』が影響しているようです。

という事はポジティブに考えれば今四半期で利益率の悪化は一旦底打ち??になる可能性もあるかもしれません。
(前払いサービスの貸倒費用なんかが今後発生するとしたら、まだまだ安心できませんけど…。このサービスは貸倒になる可能性あるのかな??ブラジルというお国柄、貸倒が発生し始めたらヤバそう。。。)

また売上の鈍化については次四半期以降どうなるか引き続き不透明ですね。このままコロナが収まらなければ後退してくる可能性も否めませんしね。

重要指標の推移も見ておく


次にチェックしておきたいのが上記グラフのTPVとクライアント数。

TPVは持ち直したものの、クライアント数は減少し始めました。

まずTPVについてはQ2期間内に徐々に盛り返し始めたようで再度、高い成長率に返り咲く兆しも見えているようです。

なお、ブラジルのコロナに対する経済対策でもある「コロナバウチャー(商品券のような物)」による業績の押し上げ効果も発生しているようでカンファレンスコールを見る限り結構、その恩恵を受けている印象です。

その影響具合は、
オンラインTPVの成長率は前年比で約9倍。ですが、コロナバウチャーを除くと前年比約2倍程度まで調整される規模です。

また、ここから考えられる事はブラジルではアフリカ周辺とは異なり、先進国と同じようにオンライン需要が急増している。よって今後もさらにオンラインでの取引が拡大していく事が想像できそうです。

先ほども書いたようにQ2期間中に月次ごとに成長力が再度高まっており、このままいけばQ3では再度、高い成長トレンドに乗せる可能性も高そうです。

【ちょっと気になる】Digital Banking Services の成長率がヤバい

これ見てもらった方が早いんですが、コロナの影響もあって伸び率がエグイです。

特に7月の月次売上は前月と比較して3倍以上。

引用:STONE 2Q20 EARNINGS PRESENTATION

まだまだ小規模ですが、新しいサービスなので今後の成長に期待です。
コロナで大きな恩恵を受けるサービスになる可能性がありそうですし。



まとめ

同社のコメントでも、『当初の見通しよりも業績の回復具合が早かった』という旨の発言している通りQ2期間は思いのほか順調に推移したようですね。

また、Linxの買収を発表しました。

Linxについて僕は全然知らない会社なので、なんとも言えないですが小売管理ソフトウェアの提供やECソリューションで存在感のある企業らしく…

よくわかりませんが、多分良い方向に相乗効果が働きそう!(希望)

という事で、迷いなくキープですね。
買い増ししてもいいぐらい、だと個人的には思ってるのでタイミングが合えば追加しようかと思ってます。

よって今回の決算は

株価が反応しなかったのは残念だけど、良い決算だった!

と個人的には思います。個人的には!!

正直、今回の決算資料を見てみたら他にも詳しく見ておきたい部分も多かったのですが、脳みそが疲れてきたのでこの辺で。笑

時間があったら詳しくみておこうかな~。

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