Teladoc Health【TDOC】の銘柄分析

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LVGO買収で話題のTeladoc【TDOC】

先日、日本の個人投資家界隈で盛り上がっていたリボンゴ【LVGO】が買収されるというニュースが発表され、ワー!きゃー!なっていました。

そのLVGOを買収すると発表した企業は

テラドック【TDOC】
(※データドッグ【DDOG】ではありません笑)

テラドックは米国トップレベルのオンライン診療の実績があるヘルステック企業のひとつです。

異業種のシナジー効果を目指した買収というわけではなく、同業同士での取引なのでオンライン診療業界で盤石な立ち位置を決定的にしたい、という思惑ではないかと思います。

今回の買収によってリボンゴ株をもっている人は

一般口座に追い出される!!

と、一部で騒然となってるみたいですが
そもそも、一般口座になったらどうなるのか、なんで悪いのか、を僕は理解してません。
みんな売ってるけど、ほんとに今売るべきなのか?

と思って1日放置した結果、反発したので僕もとりあえず一旦売却しました。笑
また買うにしても調べてからでもいいだろうと…。

というわけで、しょこらさんの記事を参考にさせていただきました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



…改めてTwitterってすごいと思います。

わからない事でも誰かが記事にしてくれていたり、コメントしていたりするのでだいたいの事はまとめてくれています。

こうやって誰かの役に立てたらいいなぁ、なんて思いました。笑

さて、そういうわけで(※合併の場合は)

1、新会社の株券に保有金額に合わせて変更される。
2、端数分は自動的に現金に換金される。(※手数料は引かれるみたい)
3、そして、新会社の株券は「一般預かり(一般口座)」になる。


という事は今回の場合はテラドックとリボンゴの合併が成立したらLVGO株が「一般口座で新会社株保有」となってしまう??
(間違ってたらすみません)

一般口座での確定申告が面倒だという意見が多いみたいですが、面倒度合いに対して正当な利益が取れるなら面倒でもやるのがモットーです。笑

ただ今回は、含み益があったし買収が成立すれば1株あたり買収額159ドルという事だったので発表翌日の反発後に売却したので

…今後もオンライン診療サービスに投資したいなら特定口座でTDOC買いなおせばいいや!

という結果に至りました。

そういうわけで、買いなおす買いなおさないにしてもテラドック【TDOC】についてある程度は理解しておきたいのでとりあえずまとめてみる事にしました。

事業内容について

まず最初に比較しやすいようにTDOCとLVGOの売上の規模や時価総額について比較しておきます。

【売上額】
TDOC:約5.5億ドル(※2019年)
LVGO:約1.7億ドル(※2019年)

【時価総額】
TDOC:約172億ドル(※2020.08.07)
LVGO:約131億ドル(※2020.08.07)

…あれ、なんかLVGOの方が期待高い?もしくは割高?

売上と時価総額だけを比較するとLVGOの方が期待高い??割高??と思えそうですが実際は売上の成長率や最終損益額によって、まったく見方は異なるのであくまで参考程度に。

テラドックは、米国最大手のオンライン診療を主に提供している企業です。
日本ではあまり馴染みがありませんが米国では近年、オンライン診療市場が拡大してきているみたいで実は既に結構競合が多いよう。

今後市場が拡大するであろうと注目されている市場です。

LVGOも同じ界隈に位置していますが、こちらはもう少し的を絞って(糖尿病や高血圧のサポートに注力)ビジネスを展開しています。

その点を考慮すると既にレッドオーシャンが間近のテラドックの位置するステージと、まだ当面は(ある程度の)ブルーオーシャンで拡大を続けていけそうなリボンゴの買収案件

という事で現在の規模ではTDOC。将来的な優位性ではLVGOの方が魅力的、という感覚です僕は。

ちなみにテラドックがどんなビジネスを行っているかは『アメリカ部』様の記事に全部詰まってますので、僕は特に書きません(否、書けません…)

アメリカ部 様のブログがめちゃ参考になります。


業績について

というわけで数字! 見ていきます。

売上の成長率


まずは売上の成長から。

前年比で約2倍以上の勢いで成長しているリボンゴと比べると落ち着いてみえる&直近の2019年度の成長率は32%と大きく鈍化。

この点を見るとちょっと不安になりますが、それでも前年比30%の成長を維持していると思えばまだまだ成長盛りに思えます。

しかも!!
コロナの影響でオンライン診療の需要が増え先日発表された「2020.Q2」までの売上成長率の前年比は63%となっています。

2020年度は通期で高い成長率を再度記録しそうな勢いですね。

ちなみに買収がこのままスムーズに進んだとしたら…。

テラドックの売上成長率が前年比60%、リボンゴが前年比2倍で成長した場合を超単純に計算すると

・テラドック:5.5億ドル⇒8.8億
・リボンゴ:1.7億⇒3.4億
【合計:7.2億⇒12.2億】

となって前年比で約70%の成長率に持ち直す計算になります。
(※「超簡単」に合算しているだけなので「ふ~ん」ぐらい程度で。。。笑)

もっとも、今期後半までに合併との発表をしているので次の会計年度からの通算になると思いますけど…。

それでもどちらも高成長企業なので合併後の売上に対する相乗効果としては、かなり期待できそうです。

同社の収益性


そして株価の適正を見ていく上で一番重要な利益率についてです。

テラドック、リボンゴともに最終利益はマイナスです。

ただ、両社とも利益面は直近で底を打っている感じがあり、今後は売上の成長、規模の拡大に伴って少しずつ利益が残っていく体制になっていくと思われます。

グラフにはしていませんが、両社のビジネスモデル的に現時点(※投資段階)では営業利益以上に大切な利益が「売上総利益」だと僕は思っています。

リボンゴは粗利が70%超え(2020.Q1)。対するテラドックは約60%程度(2020.Q2)です。
この点はリボンゴの方が優勢ですが、粗利60%台でも全然悪くありません。

サブスク型のビジネスモデルが売上の7割以上を占めているので将来事業がしっかり拡大すれば高収益の企業に成長すると思われます。



EPSの成長率


そして次にEPSの推移ですが、こちらはあまり参考にならないかもしれません。

というのもこうやって見ると年々改善していっているように見えますが実際は発行株数が増えているだけで利益面が改善しているというわけではないので。

どちらかというと1個前の「同社の収益性」の部分の利益を見るほうが今は良いように思います。

と、EPSについては特に気にする事はありませんね。良くないです。『まだ』笑

キャッシュフローの推移


最後にキャッシュフローです。

2015~2016年あたりで底を打った後、2019年度はなんと営業CF、FCFともにプラス転換しました。

やっとプラスになったものの一時的な物だとしたら残念なので、中身も見ておきます。

営業CFで僕が気になるのは

最終損益から「減価償却費」「株式報酬費用」を差し引いてプラスになっているか?

というのをグロース株(赤字)の場合、個人的に注意して見るようにしてます。
運転資金の増減のタイミングの問題で一時的にプラスになっているだけの場合がたま~にあるので。
(※あくまで僕個人の見方です。)

同社の場合、最終損益は約9,880万ドルの赤字ですが
それに
・Depreciation and amortization:約4,500万ドル
・Stock-based compensation:約6,600万ドル
の二つの項目を差し引くと

約1,200万ドルのプラスになります。

これで一旦、会計上の黒字化も見えてきたというイメージ。もっと欲を言うと株式報酬費用を除いてプラスになれば、安心して見ていられる。

というような感じです。

同社の場合は、2つの項目を差し引くとプラスになる、という段階であって、昨年度の数字を見ても同じケースだとまだマイナスだった所からも

しっかり黒字化に向けて利益改善、投資回収フェーズに近づいてきている

という風に見れると思います。(というか僕はそう思ってます。笑)

その他

ちなみに財務CFの部分を見ると2020.Q2で10億ドルの社債(年利1.25%)を発行して資金を調達しています。これがLVGO買収の資金になるのでしょう。

テラドックの決算をしっかりチェックしている人がいたら、この資金調達で事前に

「ん?もしかして何かあるのか?」

と勘づく人もいるかもしれません。まぁそれが同業のリボンゴ買収と繋がる人はそうそういないと思いますが…。

そして買収資金を新たに調達した事で負債にある社債が倍増する事になりました。

という事は前期以上に利息の支払いが発生する事にもなりますので、当面の利益(ただでさえ赤字)を更に圧迫する事になる要因のひとつになるかもしれません。



まとめ

さて、ここまで見てみてLVGO買収によって同社の価値はどのように動くのでしょうか?

市場の反応を見ると買収を発表後、市場全体のグロース株の調整が訪れている事もあり8月12日現在だと一時240ドル付近まで上昇していた株価は180ドル台まで調整されました。

『ここ数日で約20%以上下落した事になります…、おそろし。』

それを踏まえると今のところ買収発表が市場に評価されていない、という反応になるのではないでしょうか。

そういう僕も買収案系の発表後LVGO株が下落して翌日反発。その時にLVGO株を全て一旦売却した後、テラドックにすぐには移りませんでした。
ただ単純に調べた事のない企業だったので、すぐに移る勇気がなかっただけですけど。

で、今も実は検討中です。(だから運良く下落を避ける事ができました、ラッキー)

さてどうしよう。

現在の時価総額が150億(202.8.12)で、最終損益が▲約1億ドルです。
テラドック単体の勢いで考えたらそもそも株価240ドルあった時点で魅力はほとんど感じませんが、180ドル台になった今でもまだ魅力を感じません。

それにリボンゴが加わってどうなるかは正直、まったくわかりません。2社が合併したら時価総額ってどんな風になるの?と投資初心者の僕としては保有株で初めての経験なので理解できてません。

ただ今の時点でわかっている事実としては

・両社とも高い売上成長率を誇っている。(1社は鈍化中…)
・両社とも会計上は赤字企業

・資金調達によって合併後の利息支払額が増える=さらに黒字化遠のく

という点でしょうか。

ん~…、この3つの要因だけでもなんかちょっと引っかかるな~。笑

もうちょっと様子見かなぁ~、可能性はないけど死ぬほど下げたら欲しいな~。

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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