良品計画【7453】が欲しくなったので調べてみた

スポンサーサイト

『無印良品』ブランドを展開する日本が誇るSPA企業 良品計画【7453】

最近、米国企業の株価がなんだかとっても高く見えて買う気になれないので、気晴らしに日本企業について調べてみました。

今回は

良品計画【7453】

について調べてみる事にしました。


なぜ良品計画(無印良品)について調べてみようと思ったかというと…


先日買った無印のシャンプー(クリアケア!)がめちゃくちゃ良かったから。笑


元々、インテリアが好きなので無印良品は気になって良く行くのですが、正直ちょっと値段高いな~と思う事があります。笑(貧乏性なので…)


それもあるので見るのは好きだけど、買うまでに至る事はなかなかありませんでした。

でも今回のシャンプーをきっかけに変わりました。笑

値段はやっぱりちょっと高く感じますが、これだけ(個人的に)感動できるなら、それはそれでコスパ良い!と感じ始めました…。


と、そんな感じで投資したいな~と思い今回調べてみたので、良かったらどうぞ。

 

業績について

いつもはざっくり会社について紹介してますが、今回は皆さん知っている企業なので省きます。さっそく業績に!

売上の成長率


年間の売上成長率は一時期と比べると落ち着いているものの、日本企業としてはそれなりの規模がある点を考慮すると年間7~8%の成長率は悪くない?と思います。

ただ収益構成比を見ると、ここ数年で世界は大きくグローバル化したにも関わらず、構成比は比較が簡単な2016年と比べてもほぼ変わっていません。


思い返せば僕が数年前まだ中国出張があった時、中国人から無印良品でこれ買ってきてほしい、とか言われてました。

ただ街を歩くと、偽無印良品(「無印良品Natural Mill」)の店が目に入っていたのを思い出します。

中国のパクリ無印良品で売られている残念な商品たち

リンク先:BUSINESS INSIDER

まぁ、当時は入らなかったので中国国内でどうなのかわわかりませんが…。

という話はどうでもいいですが、当時の中国の取引先の方の反応を思い出しても結構人気はあったんじゃないかと思います。


なのにここ数年の収益構成比が変わってなかった事にちょっとびっくりしました。


『良品計画は海外展開に成功している』と言われていますが個人的には本当はもっと拡大できると思っています。

・東アジア:319→383店舗

・欧米:72→71店舗

・西南アジア・オセアニア:66→79店舗

・日本:419→437店舗

・総出店舗数:876→970店舗

さらに国外で店舗数の多い国の出店数推移を見ていくと、

・中国:229→273店舗


・台湾:45→49店舗

・韓国:26→40店舗

総合するとここ数年で出店を増やしたのは【日本・中国・韓国】ぐらいです。

良品計画は海外展開も成功していると言われる事もありますが、僕の見ている無印良品はもっと海外で伸びてもおかしくないように思います。

是非、中国での再拡大をお願いしたい…。笑


取扱いが生活用品という事で、床文化で体格が小さい日本人に合わせた製品を取り揃えているでしょうから業種的に世界展開というのは簡単ではないのかもしれませんが。(特に欧米文化の国とか)


売上(成長率)については悪くはないと思いますが、もっと海外事業は成長できる余地があると思ってます。





同社の収益性


利益面はこんな感じです。
残念ながら2018.3月期をピークに減益が続いています。

売上はその間も増収で推移してましたから、もちろん利益率は悪化している事になります。

そして今期についてもコロナの影響をモロに受けてますので最終的に大幅減益になると思います。


では一旦、ここ前期が大きく減益となった要因について見ておきたいと思います。

ちなみにその期間の売上総利益率はほとんど変わりなく50%前後と高水準な位置にあります。

=商品やブランドの魅力や優位性が落ちたわけではない。

というのは安心材料。
(※前期比だと2%落ちていることになりますが、これまでが50%いくかいかないかだったので純粋に2019.3月期の粗利率が高かったという事もあります。)

ただし、決算報告等を見ると期後半にかけては消費税の増税や在庫調整のために値下げを強化したので減益となったと説明もあるので同社的に『2%』というのは大きかったようです。

それとは別に2020.3月期の決算資料によると大きく影響を与えたのは…
物流コスト増加、店舗改装費用・システム開発費用の増加。
のようです。


①物流コストの増加は
配送料値上げ・在庫増加による効率性ダウン・北米事業の業者変更によるコスト悪化。


②店舗改装・システム開発費の増加は
営業CFの内訳を見ると減価償却費が前期の約2倍になっています。
B/Sに目を移すと直営店出店・改装による有形固定資産の増加やソフトウェア(恐らくシステム投資費用)の取得等によって、営業費用の負担が大きくなったようなイメージだと思います。

①については今後も見ていかなくてはいけませんが②については期間的なものもあるので、そこまで過剰に心配はいらないと思います。この負担がいつまで続くものかはまだわかりませんが…。

その辺の今後は営業CFの部分を見て判断していきましょう。


また最終利益が大きく減益となった原因は「減損」が12億円ほどあったためです。
アメリカ・カナダの店舗の調子が悪いためこの二国の減損だけで9.5億円ありました。

これが最終利益を押し下げた要因です。

ん~…、出店店舗数等から見てもわかりますがやっぱり欧米事業は上手くいってないようです。(将来的には撤退もあり得る?)





キャッシュフローの推移


先ほど利益面のところで説明したように前年に対して大きく減益となっていた2020.3月期がプラスになっているのは

「減価償却費」と「減損」が営業CFに対してはプラス要因になるから

です。

会計上は悪化しましたが、キャッシュだけで見ると悪化していません。むしろ税支払い前までのCFであれば前年比でプラスです。

そうなると2018.3月期の驚異的な営業CFは何だ?と思いますが、在庫の増減のタイミングや法人税の支払額の増減等、時期的なものが重なって大きく見えるだけです。


ここの見方については2016と2018は除外して右肩上がりに伸びているようなイメージで良いと思います。

 

今後も成長が続くのか


ここまでを踏まえて、良品計画は長期保有していいのかどうか考えてみようと思います。


6月30日の時価総額は【約4,300億円】(株価:1,525円)
2020.3月期の当期純利益は【約230億円】
PERを出すとだいたい19倍ぐらいになります。


そして売上の成長率は過去2年は7~8%の増収率。
ちなみに過去9年の年間平均増収率は約11~12%ぐらいなのでそこまで急速に減速しているわけでもありません。

2020.3月期は最終230億円でしたが、減価償却費を昨年と同水準にしたとして減損の影響を例年並ぐらいの数値で見ると多分280億とかそのぐらいになったのではないかと思ってます。

仮に280億円だった場合、PERは15倍ぐらい。

毎年、増収率を今ぐらいの成長を維持できたとして増益率を+4~5%のペースで成長できたとしたら3年で300~320億円ぐらいですかね。
それでPERは13~14倍。

割安と言えば割安にも見えますが、毎年1桁台の増収はできるでしょうけど利益の伸びは鈍化しそうな気がします。



利益の伸びが鈍化すると思う理由は

例えばコロナでECが(※利益率を保ったまま)爆発的に伸びたり、国外の売上が毎年2桁台の成長が数年続くのであれば今の株価は高くはないように思います。

が、ECの売上構成比がコロナで伸びたとしても物流コストの負担増加で利益率は今より悪化するだろうし、国外売上の成長も現状かなり鈍化してきたというのが正直感じるところ…。

国外の売上・利益の柱になっている「東アジア」だけで見ても2020.3月期で言えば増収率は年間で+2%ぐらいです。
ちなみに日本国内の成長率が8~9%。人口的に急成長の見込みが低いこっち(国内)の方が好調です。


本当は人口や規模の面から見ても国外の売上がもっと欲しいところ。

さらに利益面で見ると、2020.3月期と2016.3月期の「東アジア」エリアの売上は4年で35%成長したのに対し、利益額は4年間でほぼ変わらず。
頼みの東アジアでも利益が取りにくくなっているように見えます。


それもあってか今は国外の店舗数はそこまで増やしてないし、次に売上の規模が大きい欧米市場も売上の成長率は悪くないものの利益が全然取れない。(ずっと赤字だし2020.3月期もそれなりの規模の減損。)


良品計画の中期経営計画を見ると
2021.8月期で営業収益5,000億円。営業利益600億円を目標としてますがコロナの影響もあるし、達成は数年遅れそうです。



海外事業の鈍化とコロナの悪影響を考えると、来期以降は少しずつ元の業績に戻っていくと思いますが今、焦って買うほどの株価ではないかなと思います。

配当金も2%台でそんなに悪くはありませんが、3月の株価だったら欲しかったですね。時すでに遅しですけど。




まとめ

今回は良品計画(無印良品)の今の状況をざっくりまとめてみました。
いかがだったでしょうか。

私自身は、インテリア好きなので無印良品の商品はすごく好きですし、先日買ったシャンプーに感動して今回、株式を買おうかどうか考えるに至りました。笑


商品はめちゃくちゃ良いです。これはかなりの武器。

なのですが、日本人の生活に合わせて緻密に作られた製品なので海外事業だと生活様式も異なるし国ごとに体格も違うので、そこを国ごとに狙っていくというのも難しいですよね。

まずは中国で、再加速してほしいなぁと感じました。


それと度々既に話題になってますが、業績の成長率に対して在庫額の伸び率が大きいです。
これは想定した計画での販売ができていないという事の裏返しなので、在庫額が今回の値引き販売で解消されていくか、もしくは売上の成長率を上げる事でバランスを取っていく事ができるかを今後は見た方が良いのかな、と思います。

他にもグループ会社(MUJI HOUSE等)もどんな感じなのか気になってますが、今回はこのぐらいで。


単純に商品が好きなので今後もなにか材料が出た時はチェックしたいな~と思います。

とりあえず今の時点の結果としては

良品計画は応援したいけど、株価はもう少し下がるかもしれないのでその時が来たら欲しい

という、あいまいな感じで締めます。笑




※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします

最新情報をチェックしよう!
スポンサーサイト