インテル【INTC】の銘柄分析

スポンサーサイト

データセンター向けで成長を続けるCPU世界シェアNo1企業 インテル

今回は特に気になる企業がなかったのでなぜか

インテル【INTC】

について調べてみる事にしました。

前回ブログ更新したのが1週間ぐらい前になるのでそろそろ更新しないとやばいかぁ~という思いからです。笑

インテルと言えば、

ポパポパン♪『インテル、入ってる!』

が耳に馴染みがありますが、最近はインテル入ってないPC(AMD)も多くあります。

そして、僕の米国株ポートフォリオにも『インテル、入ってません』

なぜかって、特に気に留めていなかっただけですが、調べてみたら

あれあれどうして。結構魅力的?

と思ったのが正直なところです。

という事でインテルについて調べてみた内容がこちらです。

 

事業内容

まず事業内容からですがここは、ほぼほぼ省略しようと思います。

(※ちょっとだけ)
インテルは主にPCに内臓されているCPUやプロセッサー、フラッシュメモリ等の半導体を製造販売している企業です。

CPU分野では世界シェアトップの超有名企業なので、社名についてはほとんどの人が知っているのでは?と思います。

最近では(と言っても結構前から)、データセンター向けの製品も多く製造を手掛けており、今はどちらかというとそっちの売上を伸ばす事に注力しています。

細かい説明は別の方のブログでしっかり書かれているのを参考にしていただくとして、

これまで『CPU』を主要製品として製造してきたが近年はデータセンター向け製品に力を入れて再成長をしている企業

ぐらいのざっくりした感じで思っていたら良いと思います。



業績について

という事で早速業績について見ていきます。
名前は良く聞く会社ですが、業績は一般の人はほとんどの人が知らないと思います。

が!結構安定しています。

売上の成長率

まずは売上の推移から見ていきます。こんな感じ。

基本的には右肩上がりで好調です。

一時期、横ばいが続いていた時期もありますが2016年を境に再成長が始まりました。
息を吹き返した感じとなりましたが、その要因は何だったのでしょうか?

インテルの決算資料に丁寧に書いてありますが、データセンター向けの売上が5年間で大きく成長した事にあります。

引用 先:intel 2019 Annual Reportより

PC向けが2019年時点で371億ドルで2015年比で約50億ドルの成長。
対してデータセンター向けが約348億ドルで2015年と比較すると+約100億ドルとなっておりPC向け売上にかわり業績を牽引しています。


その結果、売上の構成比はデータセンター向けが過半数を越えそうな勢いで増え2年後ぐらいにはデータセンター向けの売上の方が大きくなりそうですね。

 

アフターコロナの世界では、ZOOMの決算発表でも言われていたデータセンターの需要増。これによってインテルでもデータセンター向けの売上が想定よりも早く過半数を超える結果になる事も考えられますね。

 

それともうひとつ。年度別の推移でみると2019年度の成長率が再び低下したのは少し気になりますね。

その要因としては、

NANDの市場価格低下による売上へのマイナス影響

が大きいようです。
(ここについては日本株SUMCOで痛い目にあいました…)

さらに今後数年(2021年まで)は会社予想で760~780億ドル程度までしか成長しないと想定しているようです。
そしてPC向けについては横ばいか若干下げる可能性もあり、と弱気です。

これからはやっぱりデータセンター向けの売上が頼りになってくるのは間違いなさそうですね。
まぁ、そのデータセンター向けの売上もここ直近では大きく鈍化していますが…。

というのが2019年まで。

2020年度も既にQ1まで終わっているので軽くチェックしておきましょう。

売上:198億ドル(前年比+23%)
営業利益:70億ドル(前年比+68%)
最終利益:57億ドル(前年比+42%)
EPS:1.31ドル(前年同期は0.87ドル)

『あれ。。。業績めちゃくちゃ成長してますやん。』

データセンター向けは+34%。PC向けも+14%。

インテルの2020.Q1期間はコロナによる恩恵が大きかったのかもしれません。
在宅勤務によるPC需要の増加によるものや、データセンター向けが増えたのもオンラインやクラウドが主流となってくる世の中を見越して各社が投資をスピードアップさせた結果のように思います。

という事はインテルはコロナで恩恵を受ける会社とも見れそうです。

 



同社の収益性

次は同社の利益面について確認します。

売上の成長率と利益率の高さが比例しているように見えますね。
売上が停滞していた2012年~2015年あたりは利益率も下がってきている時期です。

利益率の低下は売上が再浮上し始めた2016年度に底を打って、それからは大きく反転しています。

2017年度の最終利益が低いのは税制改革の影響なので、営業利益を参考にしてもらうのが良いと思います。

じゃ、2016年と2017年の間に何があったのか?

それは売上の面でも目立った成長を続けてきた「データセンター向け」の事業・製品が利益面の改善を進めたのでしょうか?

当時の決算資料を見るとどちらも貢献しているみたいです。

2017年度の事業セグメント別にみると(※左の数字は前年度)

CCG:106億→129億
DCG:75億→84億
IOTG:6億→6億
NSG:△5億→△2億
PSG:△1億→4億

この時はどういうわけかPC向けの売上(CCG)が利益面では大きく寄与してましたね。
さらにデータセンター向けの利益額もそれなりに成長しましたし、結果的には柱が2本とも貢献した形です。

この年だけかと思いきや、その傾向は意外ですが今も続いているようで利益額の6割程度はいまだPC向けの利益が占めています。(2019年度)

①売上の伸びによる利益額UPは「データセンター向け」
②付加価値による利益額UPを担ってるのは「PC向け」

というのが今の体制のようです。

じゃ、2016年まで利益率がダダ下がりしてたのはなんだったのか!と言われそうですが今回はそこまで追う気力ありません。笑

多分、
・PC向け製品の優位性が落ちてきたけど2017年から新製品等で挽回
・データセンター向けの投資がかさんで利益が落ちた。

のどっちかじゃないかな~と勝手に思ってますが今回は調べてないのでわかりません。ご勘弁を!

キャッシュフローの推移

はい。そしてキャッシュフローです。

こっちも停滞していた時期が終わってからは、特に2018年は大きく成長しました。

ここは基本的には利益の動きと同じ動きをしてますね。
インテルは約150億ドル規模の設備投資を行っているので営業CFと比べるとFCFはあまり多くは残りません。

どうしてこうなるかの流れは下記の「株主還元率」を参考に。

株主還元率

配当金についてもFCFに対して30~40%付近で留めています。

自社株買いについては年によってバラつきがありますが、過去2年はFCFの8割程度の自社株買いを行いました。

それより前の3年間は2~3割程度の自社株買いの規模だったので株主還元にここ最近は注力していたように思います。

(※ちなみに2020.Q1決算ではコロナ流行の影響を踏まえ、自社株買いを一時停止することを発表しました。)



配当と自社株買いを合わせた総還元率は、年度にもよりますが結構高めです。

100%を超える年もザラにありますが、しっかり稼ぐ力があるため資金面で不安になる必要は特にありません。

稼いだお金は株主還元以外にどこに行ってるかというと毎年、それなりの規模の設備投資が行われているため資産の内訳を見ると「固定資産」が大きく増えています。
工場等の資産へ投資している事がわかります。これはビジネスモデル的に設備投資(維持費含め)が必要なため、仕方ないですね。

近年さらに投資額が増えているのは成長のカギでもある「データセンター」関連への投資でしょうか。

というわkで同社の株主還元のイメージは

「設備への投資を優先して、キャッシュが余ったら株主に還元する」

というような傾向にあるようです。
あくまで投資が優先です。

BPSも年々成長していますし、成長が止まって株主還元を最重視している企業ではありませんのでどちらかというとキャピタルゲイン狙いの企業だと思います。

とは言っても決して成長株という感じでもないのであしからず。

まとめ

「スケーラブルプロセッサー」「クーパーレイク」「アイスレイク」。。。

…多分しっかり見ていこうと思ったら、初めて聞く横文字の製品名やカテゴリー等多くの事を知ってないと同社の優位性など詳細まで見ていくのは結構難しいと思います。

ただ毎年、なかなかの設備投資を行っているので決して敷居が低く、資本が少ない新興企業が入りやすい業種ではないと思っています。

競争優位性はそれなりに高い企業のようです。

その証拠?に
営業利益率は悪い時でも20%以上、良い時は30%前後とそれなりにしっかり利益が残せています。

そして売上は2020.Q1期間では前年同期より3割も増えているにも関わらず現時点でのPERについては12倍程度とそこまで割高というわけでもありません。
もし仮にこの前年比3割増の業績が続くとしたら多分割安と言っても良いと思います。(続くとしたら、です。)

水準的にもコロナ前の高値よりもまだ10%ほど安いぐらいなので、このままアフターコロナ銘柄になるのであればやっぱり悪くないように思います。

ただ、2019年の年次報告書では今後数年間は毎年数%の成長、と会社が想定していたのを考えるとコロナの恩恵を受けれなかった場合はそこまで旨みはないです。

どっちだろうなぁ~

でもここ最近、めちゃくちゃ株価が反発している赤字SaaS企業とか、元々PERが30倍以上とかの優良企業への投資にいまいち踏み込めない僕としては

ちょうど良いあんばいの企業かもしれません。笑

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

最新情報をチェックしよう!
スポンサーサイト