ジョンソン&ジョンソン(J&J)の銘柄分析【JNJ】

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米ヘルスケア大手 ジョンソン・エンド・ジョンソン

今回は米国投資家からの人気の高い企業

ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】

について調べてみました。

実は私も前から気になっていたのですが、高配当株の人気化に伴ってちょっと割高のように感じていたので「良い企業」というのは知っていましたが業績についてはよく見た事がありませんでした。

ですが今回の調整局面で株価が一時的に大幅に調整されたので(ヘルスケア企業は比較的耐えた方ですが…)改めてちゃんと見てみる事にしました。

内容によっては僕のPFにも加えたいとも思っている銘柄のひとつです。

なんと言ってもジョンソン・エンド・ジョンソンと言えば

57年を越える連続増配企業

同社が人気のある第一要因でもあり、なによりの「安定感」を感じさせます。
創業も130年を越えてますし長く続いている企業は文句なしで長期保有の推奨銘柄に該当します。

そしてどんな企業かというと…

多くの著名投資家の方が非常にわかりやすくまとめている記事がネット上に大量にあるのでそちらをご覧ください。笑

有名企業過ぎて、僕は特に書く事ないです。




業績について

そういうわけで早速業績の推移を見ていきます。まずは売上の推移から。

売上の成長率


売上の成長率はこんな感じです。
創業から130年以上を超える同社の業績は急成長という感じではなく
過去10年間の年平均成長率は約3%ちょいぐらい
です。

成長率の面だけで見ると元々、規模自体がも大きいので成長企業の様にガツンと伸びるような事はありません。

ですが、たばこ企業やエネルギー企業のように高配当だけど業績は下落傾向、見通しも暗い。というような状態ではないので長期保有銘柄としては最適だと思います。

業界的にも今後は世界中で高齢者が増えていき、ヘルスケア企業がもっと活躍する世界になると思われるので市場としての未来も明るいです。

米J&J、新型コロナワクチンの実用化は21年初に 政府とも連携

引用先:ロイター

また、上記の記事のように最近ではコロナウイルスに有効なワクチン実用化の流れのトップを走っており、地球環境の変化もあるのか、次々に出てくる新種のウイルスへの対応等も同社は貢献しています。

利益面について



そして、利益面はこのようになってます。
ここ10年で見ると2016年あたりに一旦ピークを付けてその後の利益率は若干減少しました。

ちなみに2017年に最終利益が大きく減益となっているのは例にもれず税制改正の影響なのでここはスルーしても良さそう。


ではここ数年の利益を圧迫している要因は何でしょうか。

売上に対する営業経費の比率はそこまで大きく変わってませんが

元々70%近くあった粗利率が直近の2019年では66%まで下がりました。

これが主な要因のようですね。
ここについては後で説明する営業CFとも繋がってくるのですが原価に「減価償却」が含まれているため粗利率が悪化しているように見えます。

業績の良かった2015年と比較すると減価償却費が約倍増しているので粗利率減少の要因と言ったら「減価償却費」という事で良いと思います。

(※だから営業CFの伸びは利益成長率を大きく上回る事になります。)

まぁ「主な要因」と言っても70%から3%下がったぐらいなのでそこまで心配するような規模ではなさそうですけどね。

…まぁでも利益率だけを見ると、
最終利益が22%→18%まで下がってしまっているのはちょっとインパクト大きめ
です。

この辺で次の新たな業績の柱が出てきてくれたらもっと安心できそうです。製薬業界って大変…。



キャッシュフローと配当性向の推移

そして今説明したキャッシュフローとFCF比の配当性向の推移グラフです。


まず、営業CF。
たまに減少する年もありますが基本は成長し続けています。
そしてなんとこの10年間で+約40%もの営業CFの増加に成功しました。

そのため、FCF対比で見た配当性向もほとんど変わらない割合を維持しています。

最終利益は2010年と比較しても約15%ぐらいしか増えていないのに営業CFの伸びは最終利益額を大きく引き離しています。

これは、1年間の減価償却額が70億ドル程度ある事などが寄与してキャッシュが利益以上に残りやすい構造になっています。

なので同社の場合は
EPS対比の配当性向よりもFCFと比較した配当性向の方が正確に示している
ことになると思います。

という事は、しっかりキャッシュを稼ぐ力に見合った増配を続ける事ができている
『配当優良企業』
という事になるはずです。
そんな言葉あるのか知りませんが。笑

 

株主還元も積極的

そうなると次に気になるのがこちらです。
「自社株買い」も合わせた株主総還元率です。

同社は配当とは別に自社株買いも毎年行っています。

その規模としては、年によって若干のばらつきはありますが、平均して毎年70億ドルぐらい自社株買いを行っているので株主総還元率は80%以上であり、株主還元へ積極的な企業という姿勢が見えます。

100%を超える年もほとんどありませんし、キャッシュも潤沢に保有してますので財務的には非常に安心して良いのではないかと思います。

ちょうど前回、NIKEも株主還元に力を入れているという内容が含まれる記事を書いた所ですがJNJの方が無理のない、かつ高水準レベルで株主還元を行っていると言えます。

安心して見ていられるのは恐らくJNJの方が優勢だと思います。




まとめ

業績しか今回はまとめていないですが、どうだったでしょうか。

さすがヘルスケア業界を引っ張っている世界的企業だけあって安定して好業績を維持しています。

『営業利益25%・最終利益18%』そしてキャッシュもしっかり入ってくるし株主還元率も申し分ない!

すご~く良い企業だと思います、やっぱり。


業績はこの通り申し分ないですが同社で一番懸念されるのは訴訟リスクです。

が、これについてはヘルスケア業界である以上どうしようもできない部分もあります。ましては訴訟大国アメリカ様のお膝元なんでなおさらです。

訴訟リスクについては、今後もしっかり注視しておいた方が良いと思いますが上記でまとめたようにキャッシュの流れは良い会社なので、一時的に支出が増えるぐらいのレベルの訴訟であれば、稼ぐ力が衰えていない限りは長期的に業績に悪影響を与える事もないと思います。

それも踏まえて、その訴訟がどんな内容の訴訟なのか、という所まで把握しておきたい所です。

ヘルスケアはここの部分の判断が難しいので業界人じゃない僕みたいな人間は誤った判断を下してしまう部分でもあると思います。

そう考えると保有するなら、最低限の製品やサービスの把握は必要な企業ですかね。

僕だったら投資するか?と聞かれたら

『ん~どうでしょうねぇ。。。
直近で株価は結構調整されたと思うけどやっぱりまだ少しだけ高い気がする。何か間違って株価が100ドルを切る事態になれば迷わず保有したいです』


という感じでしょうか。


まぁ今すぐ買っても多分、長期保有目的の方であればかなりの可能性で安定して資産を増やしてくれる企業だとは思います。





※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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