PRUがコロナショックで一際大きく下落したワケ

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なぜコロナでプルデンシャルの株価が下落するのか

改めて思い起こすとコロナウイルスでここまで下げるとは正直思ってませんでした。

完全に楽観の典型的な気持ちでマーケットを見てましたね。

「中国でコロナが流行った所で日本の中小企業にはそんな関係ない」
なんて、本当何もわかってないバカツイートした記憶があります。笑
楽観にも程がある。こんな事言ってるうちは株式で資産は増えないでしょうねぇ。。。

とそんな事を思っていたらバチはあたるもんで
結果はご覧の通り、全てのセクターで大きく下げる事になりました。




しかも、これで下げ止まったかと思いきや多分まだまだ気は抜けません。

米国を中心に利下げを行いましたが、下げ止まる所か更に下落が加速する結果となりました。皮肉ですねぇ。。。

一度悲観的になったら好材料でも悪く受け止めてしまうのが相場ですので利下げの効果うんぬんよりも『緊急利下げしないとヤバイ』という見方が大方を占めた結果となりました。

そしてセクター別ETFの動きを見ていると何に反応しているかがよくわかります。

コロナによる国間の移動や、様々な経済活動の停止、消費者の急激な消費活動の減少によって様々な企業の資金繰りが悪化する事でデフォルトリスクを懸念され売られた金融。

消費活動が滞るため、資本財・一般消費財も金融と同レベルで下げました。

そして、2発目の爆弾は「サウジの同国原油の増産姿勢」

ここ数年間は50~60ドルを推移していましたが、これをきっかけに3月18日現在では25ドルまで下落しました。

下落率はおよそ5~6割の下落です。
ここ最近下がってきた原油価格をみんなで減産して価格調整しよう、という協調減産をロシアが拒んだため、サウジがブチ切れ、

サウジ
「ふざけるな!じゃ産油国No.1である俺(サウジ)が【超絶増産+値下げ】やってやんよ!ロシアぶっ潰したる!」

みたいな感じで世界を巻き込みました。

まぁ、これもディールで本当にそんなのでロシアぶっ潰されるわけはないので強気を見せてロシアに考え直しを迫るという作戦、だと思いますが。

言ってもサウジにとっても原油価格下落は諸刃の剣ですから。

「半分本気、半分脅し」だと思いますが、実際に増産の行動も起こしているのでどんな動きになるのかわかりませんね。

しかもアメリカのシェールオイル産業を横目に見ながら…という観点もあるのでサウジもロシアもストレス溜まってたんでしょうね。笑

そういうわけで
コロナショックの後に、サウジ増産による「逆オイルショック」により原油価格が暴落しました。

それがエネルギーセクターの株価の減少スピードを加速させた事で「コロナウイルスによる信用リスクへの懸念」に加え、それに激辛スパイスである「原油価格大幅下落」が合わさり
結果的にサーキットブレーカー祭りとなりました。

高値圏からの現在の株価の水準としては

・市場平均が25%の下落。

・金融セクター・消費財等は約30%の下落。

・エネルギーセクターは50~60%下落。

となりました。

金融セクターの下落

金融セクターでいうと私は、プルデンシャル【PRU】を保有しています。



S&P500平均と金融セクターと比較して見ると

なんとエネルギーセクター並に下落しました。

確かにめちゃくちゃ下がりましたもんね。
3月13日に買い増ししましたけど、それでもちょっと早かったです。

おかげで、元々高かった利回りはなんと10%を超えました。
そして、私が以前書いた同社の記事のアクセス数も急激に伸びてました。笑
嬉しいやら悲しいやら…

利回りは10%超えても、それだけ売られたって事だから多分危険な理由があるんだと思うんです。

だから今日はそっちを調べてみる事にしました。

ちなみにその記事はこちらです。

PRUの株価が大幅下落の訳

まず結果から言うと、

『金融セクターで、しかも主力事業は生命保険事業だから』

です。笑

この期間、日本でも保険大手の株価は急落しました。

保険会社が下落する理由としては下記のような理由が当てはまるのではないでしょうか。

①金利が大きく下げたので債券の運用成績が悪化する。

②コロナウイルスによって(死亡や治療費等の)保険金支払いが増えキャッシュ面が圧迫される。

リーマンショック時の減配の記憶






金利が大きく下げたので債券の運用成績が悪化

PRUの運用成績が金利引き下げによって同社にとっては収入が減る事になります。
金融株が景気敏感株筆頭なのは、純粋に金利の上下が運用成績に直結するからですね。

PRUは約3,700億ドルの債券を運用しているようで運用資産の半分以上を占めています。

規模も規模だけにそれによる業績への影響は小さくないとマーケットは判断して下げているのだと思います。

上記は過去のグラフですが米国長期金利の下落とともに運用利回りも、つられているのがわかります。

今月は2回の大幅な利下げによって業績低下が懸念されたようです。

コロナウイルスによって(死亡や治療費等の)保険金支払いが増えキャッシュ面が圧迫

コロナウイルスによって保険金の支払いが増えるのではないか?という懸念から来ていると思っています。
ただこれについては私はコロナによる死者数はそんなに伸びないと思っているので影響はほとんどないのでは?という気がします。

コロナウイルスが怖いのは

経済活動を停止させているから

という面であって感染による死亡については、実際に感染したら怖いですが過去のウイルスと比較しても致死率の面ではそこまで驚異ではありません。

それよりも景気後退によって職を失い、自ら命を絶つ、餓死等、保険金支払いとは関係のない事案での被害は出るかもしれません。

 

リーマンショック時の減配の記憶?

もうひとつの理由として、
実は前回の金融危機であるリーマンショック時に同社は減配を行ったため今回のコロナショックでも減配が行われるとの見方が根強いのかもしれません。

ちなみに「金融危機以外では減配したくない」との旨を以前コメントしており、現在が結果的に金融危機に結びつく可能性がある、と考えれば減配の恐れもあるのかもしれませんね。


結局今の株価は買いなのか?

どうなんでしょうね。「売り」ではない事は言えると思います。

長期的に考えれば恐らく「買い」が優勢なんでしょうけど、ここまでの勢いで下げるのは素人個人投資家では及ばない考えがあって落ちている可能性も高いかもしれません。

その理由がなんなのか?というのはわかりませんが…

上記で説明した3つの理由だけであれば景気後退局面から抜け出せば、いずれ回復する可能性は高いのですが最近話題になっている社債等が影響しているとしたらまだ勉強不足な私はわかりません。

ちなみにですが、
金融セクターはリーマンショック時、市場平均よりもさらに20%ほど下落幅が大きかったです。


ETF【VTI】記事の時に使用した比較グラフです。


この時に比べたら金融全体の下落幅は市場平均よりも大きくはあるもののまだ耐えている方です。

耐えている、というか個人的には長期金利が低水準になって以降、指標的には割安な水準になりがちだった金融セクター。

PRUに至ってはリーマンショック時に株価は最低20ドルまで下落した時期があります。直近の高値よりも8割も下げました。

でもリーマンショック前と異なる点として現在の低金利環境の中でも利益が残せるような体質になってきている点は大きいと思います。

売上の規模は約2倍になり収益率も当時の金利状況を加味しても今の状態であれば悪くないように見えます。


そして何よりキャッシュを稼ぐ力が格段にレベルアップしています。


金融危機の反省?から金融セクターは常に割安な環境で推移していました。
それもあってリーマンショックの時よりも(今のところ)下落幅は低く、もちろんまだ金融面で表面的な影響が出ていないというのも大きいとは思いますが多分、当時よりも底は浅くなっていると思います。

まぁ、規模が大きくなった分、下げる時も大きいと言われたらそれも納得してしまいそうですけどね。笑

でも私は

元々、割安なために大きく下げた後、逆に反発も早く大きいものになるのではないか?


希望的観測で書いてます。笑

リーマンショック時を参考にすると底を打った後の反発は実は他のセクターや市場平均よりも一時的には大きく反発しました。
(その後はのらりくらりですけど…)


どうなるかわかりませんが、どちらにしても
長期的には保険株の安値帯(不景気時期)は買い
だと思うのでタイミングがあったら買い増ししたいなぁと思ってます。


本当は景気後退した時に買って毎年配当金もらいながら利上げ停止の時に一旦売る

のが保険株の正しい取引方法のようです。

だから、ここ最近は特に割安で放置されてたんですね。納得!


それでも利回りにつられてもう保有してしまったので私はこの2年間ほど底値で買い集めるようにします。

まぁ、保険株の多分王道であろう取引方法が今回はわかったので、また十数年後に訪れる金融危機ではそう行動するようにします!




※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

それと前に書いたVTIのまとめ記事です。
「金融セクター」に注目している部分があるので関連記事としておすすめです。

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