
2020.Q3決算を発表したオラクル【ORCL】
世界中の株式暴落の最中、私の保有株である
Oracle(オラクル)
の2020.Q3決算が発表されました。
マーケットの反応としてはコロナショックの影響でよくわかりませんので今回は株価への反応は触れません。
とりあえず結果を見てみましょう!
(すみません。3~4月は本業が忙しくてなかなか時間が取れませんのでババッといきます!笑)
2020.Q3決算の結果
2020.Q3単体の実績
売上高:97億9,600万ドル 前年比:+1.9%
営業利益:35億2,800万ドル(利益率36.0%) 前年比:+3.8%
純利益:25億7,100万ドル(利益率26.2%) 前年比:△6.3%
EPS:0.79ドル(前年は0.76ドル)
売上は微増でしたが、最終利益は前四半期に引き続き前年比マイナスとなりました。
EPSの増加も、これまでと同じく自社株買いによる効果で増加しているだけです。
本業の業績についてはマイナスで推移している状況は変わらないですね。
大きく分けた主力部門ごとの売上推移はこのようになりました。
12億5,100万ドル → 12億3,100万ドル
△1.6%の減収
66億6,200万ドル → 69億3,100万ドル
+4%の増収
となりました。
またオラクルが今、特に力をいれている
「Fusion ERP Cloud」。
こちらは前年同期比+37%となり次の柱として引き続き成長を続けています。
2020.Q3単体の実績
売上高:286億2,900万ドル 前年比:+0.9%
営業利益:95億28,800万ドル(利益率33%) 前年比:+3.3%
純利益:70億1,900万ドル(利益率25%) 前年比:△4.4%
EPS:2.10ドル(前年は1.93ドル)
で推移してきています。
コメントでも
同社のサブスクリプションの売上は総売上の約7割を占めており営業利益が安定している
というような内容のコメントを出しているように本業の利益率は依然高い水準をキープできている点は安心できそうです。
また、カッツ氏によると
オラクルの自立型データベース「Autonomous Database」は今四半期で売上が150%以上増加したという発表もありました。
オラクル全体で見ると今のところ売上高は微増で留まっていますが、今後も技術優位性の高いサービスが多く提供され続ければ、少なくとも大幅な減収減益になる可能性は低いように思います。
まとめ
時間がなかったので今回はめちゃくちゃ簡単にまとめました。
…まぁ四半期決算だからいいよね。笑
とにかくオラクルの「サブスクリプション」サービスは今のところ、激増とはいかないものの順調に数字を伸ばしているようなので私はそこまで悲観的には思っていません。
データベースというと、マイクロソフトやアマゾンが急速に拡大を進めていますし脅威には違いないですが、オラクルも業績が急激に悪化していたり毎年減収減益になっているわけではないので引き続き保有は続ける予定です。
なにかしら技術優位性をもっている(と思われる?)サービスを提供し続けており、決算ごとのチェックは必要ですが現状の業績・収益力は全然問題ないです。
データベース関係とは難しくてよくわからないので業績でしか見れないのが残念ですが、それが結果なのでそのまま素直に受け入れています。
そしてオラクルはなんと言っても株主還元が申し分ありません。
配当金も出ていますし、それよりも目を見張るのが『過去5年間で3割もの自社株買い戻し』を行っています。そして今も続いています。
また、それによってEPSは利益成長以上に増加するので、EPSの伸びだけを見るのは危険ですね。
最終利益額が大幅なマイナスにならないように引き続きチェックですね。
投資を開始する時に決めた下の基準。↓
・営業利益率が30%以下にならないこと。
今回の決算も無事通過したので、次(数年後?)はマイクロソフトみたいに復活を果たしてほしいものですね。笑