JUMIAの2019.Q4決算をまとめてみました。

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JUMIAが2019.Q4決算を発表しました。

昨日は私の保有銘柄の中でも最弱を誇る

Jumia

の2019年度の決算発表でした。

どのぐらい最弱かというと平均取得価額から現在

マイナス63%の含み損

となっとります。(ちなみにナンピンした事もあります…泣)


今回の決算発表と米国株式市場の急落とタイミングが重なった事もあり
なんと昨晩は

マイナス27%の株価暴落

を記録しました。


まったく期待していなかったとはいえ、この下落幅にはちょっとビビりました。

ただねトータルで500ドルぐらいしか投資してないからいいんですけどね。それでもなんだか残念でした。


さて『こんな総売上額よりも損失額が大きい企業なんてサッサと手放せよ!』

という方が大多数でしょうですけど、業績だけ確認しときます。

業績について

【2019年度通期の実績】

売上高:1億6,000万 ユーロ(前期は1.29億ユーロ)
営業損益:△2億2,780万 ユーロ(前期は△1.69億ユーロ)
純損失:△2億2,700万 ユーロ(前期は△1.7億ユーロ)
営業CF:△1億8,200万 ユーロ(前期は△1.39億ユーロ)

という結果になりました。

【2019.Q4単体の実績】

売上高:4,900万 ユーロ(前期は4,300万ユーロ)
営業損益:△6,100万 ユーロ(前期は△5,300万ユーロ)
純損失:△6,300万 ユーロ(前期は△5,200万ユーロ)

Q4単体で見ても悲惨なもんです。


「アフリカECの雄」というイメージだけで投資してましたけど、これはちょっと…ですよね。

そしてなんと累積損失額は、この段階で11億ユーロもあります。


『誰か買収してくれ~。一応それなりの知名度のあるECプラットフォームあるよ~』

っていう気持ちです。今の状態では買収による株価急騰しか望みないですかねぇ。


良い所も無理やり探しましたよ…

と、8割ぐらい悪い所しかないですがわずかな希望を探し集めてみました。笑

まぁ、ざっくりと3点でしょうか。

①『売上総利益が初めて、Fulfillment expense(サードパーティへのサービス関連費や物流ネットワーク費用含)を(100万ユーロだけど)上回った』

という事と

②『Jumiapayの拡大は順調』

それに

③『GMVは前年を下回ったものの注文数、アクティブユーザー数は成長維持』

の3つでしょうか。

一つ目についてはそのままなのですが、これまでは全ての四半期においてマイナスになっていました。

しかし2019.Q4では初めてそれを上回りました。

ただし、あくまで上記費用(フルフィルメント費用)だけなので他にも販管費等の営業費用はかなりの額がありますので、気休め程度ですね。目安として見てもらえればいいかな、という感じです。

二つ目の「Jumiapay」について。

Jumiapayは現在、ナイジェリア・エジプト・モロッコ等の6つの国で利用されています。
JumiapayはECだけでなく公共料金の支払い等にも利用できるようになっていたり、「マスターカード」と協力して割引施策等を行ったりして拡大は順調に進んでいるようです。

・TPV(総支払額)が2019.Q4で4,500万ユーロ(前年比+57%)

・トランザクション数が2019.Q4で240万回(前年比+100%)

と、前四半期比で見ても伸び率は順調ですのでこちらはまだ期待できそうです。



3つ目は、注文数の増加等についてです。

上記にも書きましたが流通額であるGMVは低下しました。

その内訳としては、ほとんどの製品カテゴリーで20~50%の増加をしていましたが割合の大きかった通信機器と家電が前年比で20%縮小した事が前年比でマイナスとなったのが大きな要因のようです。

要は、販売商品の構成比が変わったという事ですね。

JUMIA IR資料より引用
JUMIA IR資料より引用

その結果、

GMVは下回ったもののアクティブユーザーと注文数はともに前年比で+50%の成長を続けています。

この影響とコロナウイルスへの懸念からあと6か月間程度は前年比でマイナスの要因になる、と。

今後は回転の早い日用品等の消耗品の販促を進めリピーターを含めて利用者数を育てていく方針のようです。

と言ってますので2020年前半はGMVの増加よりも注文数の成長等の指標を気にするとしましょう。

逆に言うと注文数が下回る、もしくは横ばいになった時は完全にアウトという事ですね。

今後コスト比はどうなるのか。

ジュミアの課題のひとつにコスト効率の悪さがあります。
まだ成長段階なので仕方ないのですが、ここについては2019年は少しずつですが改善の兆しが見えてきました。

例えば「配送料」については販売量の増加にともない、とある地区の例では送料が2~2.5割程度コストカットされる結果となったようです。
要はある程度の配送ルートが決まればそのエリア内でパートナーを探しコスト交渉が進めやすくなりコスト削減に繋がるようです。

また同社は人件費がかさんでいる状態なので営業エリアの縮小により、まずは貢献度の低い部分の人員をカットしていくという事になる?のではと思ってます。



注文成立確率が7割しかない

ちなみにここが衝撃的だったのですが

流通額の内3割は、在庫無しによるキャンセル・配達失敗・返品になっているようです。

そりゃ利益でませんよね。注文から商品到着までの成功率が7割なんて日本では考えられないです。

(2018年は35%の失敗率に対し2019年は32%だったので若干改善しました。笑)

まとめ

今回の決算はこんな感じの内容でした。

結果、25%を超える株価暴落に見舞われました。

そして前の記事で説明していたファーストパーティの割合を減らしていく方針も変わりありません。
それによって手数料収入の割合が増える事で収益が安定していくと想定しています。
今四半期もファーストパーティの割合を10%程度減らす事に成功しました。

その辺は前回の記事を見てください。

結果的には確かにあまり良くなかったですが、

注文数やアクティブユーザー数は伸び続けているし、なにより『Jumia pay』の拡大スピードは衰えてない。

ここは評価できる点だと思っています。

しかしながら、ここまで赤字額が大きいと事業として利益を出してくるのは、まだま~だ先の話になるでしょう。

それに

『2020年前半は様々な要因もありあまりよくないかもしれない。』的なコメントもしていますので、欲しいと思っている方でも急いで購入する必要もないように思います。

まぁ、今回の暴落は決算日とコロナウイルスによる株価急落が大きく影響した点も見逃せないので、将来的にもしかしたら今がなかなかない買い場になる可能性もあるかもしれません。

私は、今なら平均取得価額もめちゃくちゃ下げれるし材料出尽くしの短期ブレイクを狙って少しだけ株数増やそうかな、なんて思ってます。笑

今夜の米国株式市場の空気次第ですけどね。
早くコロナウイルスの影響がなくなってくれる事を祈ります!



※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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