アプリックス【3727】2019.Q4決算を検証

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アプリックスがQ4決算を発表

本日は私の数少ない日本株である

アプリックス【3727】

の2019年12月期の決算が発表されました。


私が業績巻き返しができたらいいな~と思い保有を始めて数か月後ぐらいに若干仕手株化してしまって、ちょっと遊ばれてるのかなぁなんて思ってますが、私は健全に業績回復を狙って保有しています。

業績回復に向けて、あたるあたらないは別にして数多くの施策を試していてどうにかしようという感じが見てとれて応援してあげたくなる企業です。笑
偉そうにすみません。(^^;


と、今回の決算で2019.12月期が終了しましたのでまとめてみます。


業績について

まずは今回の決算発表で2019.12月期が終了しましたので通期で確認してみます。

2019.12月期Q4決算【累計】

【2019年度第4四半期累計】

売上高:8億4,300万円(+148.2%)
売上総利益:2億3,700万円(+1.9億円)
売上総利益率:28.1%(前年は11.2%)
営業損益:△1億8,500万円(+1,000万円)
純損益:△2億2,200万円(△3,000万円)
純損益率:△26.3%(前年は△58.1%)

となりました。

前年と比較すると売上、売上総利益ともに大きく立て直したように見えます。
営業損益・純損益の部分までなると前年とほとんど変わらない水準まで落ち込んできますが、その要因は昨年完全子会社化した

SMC(スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社)による営業費用の増加

にあります。

ただし、売上・粗利が伸びたのもSMCのおかげです。

売上がその分ついてくるのであれば「費用額」が伸びるのはまったく問題なく「費用率」が伸びてくるとその原因を探らないといけませんので、その時は注意が必要です。

今回の決算で7期連続売上減少という不名誉な記録は一旦終わりを告げたようですね。笑




事業部門単位で業績を確認

【テクノロジー事業】

売上:5.9億円(前期は3.3億円)
セグメント損益:△1,880万円(前期は△1.9億円)
【ソリューション事業(※2019.12月期第4四半期から)】

売上2.5億円
セグメント損益:6,760万円
調整損益:△2.3億円(前期は△2.5億円)

という内訳になりました。

今期の業績改善はSMCの貢献がデカイぞ!という声も多いと思いますが
こうやって見てみると、そんな事もなく「テクノロジー事業」の損失が約1.7億円改善された事もかなり大きく影響しているのではないかと思います。

ただ、なぜテクノロジー事業がそんなに改善したかというと、ひとえに

「ネスレのおかげ」

です。

というのも前期は1.6億円(総売上の約50%)をネスレとの取引で得ていました。
今期はというと4.3億円(総売上の約70%)がネスレでの売上でした。

という事は同社のテクノロジー事業はネスレ様様というわけで、ちょっと危険なほぼ一本柱です。

恐らくその反動も多少あるのか受注高は前期と比較して△44%となっており心配です。

それを考慮して考えると、手放しでは喜べないな~というのが私の感覚です。


2019.12月期Q4決算【単体】

次はQ4単体で見てみましょう。

【2019年度第4四半期単体】

売上高:4億5,700万円(+286.7%)
売上総利益:1億9,400万円(+1.8億円)
売上総利益率:42.5%(前年は9.7%)
営業損益:1,000万円(+9,500万円)
営業利益率:2.2%
純利益:290万円(+9,100万円)
純損益率:0.6%(前年は△74.7%)

となりました。正直サプライズでした。

SMCを子会社化した事で業績は好転するだろうとは思っていましたが黒字になるまでは思ってませんでした。

だってここ数年間ず~っと四半期単位でも大赤字だったのが今四半期単体では黒字化しました。四半期単位での黒字はいつぶりなんでしょうねぇ。

それだけSMCとネスレの貢献度は高いという事になると思います。

さて、ちなみに今四半期では営業費用が1億8,000万となり、前四半期の3倍近くまで増えました。

上の方にも書きましたがSMCを子会社化したためです。
そして今後は恐らくこの規模で営業費用がかかってくると思われます。

それでも今四半期で黒字化した大きな要因は

●SMC寄与による売上の大幅増:約4倍の成長
●粗利率の大幅な改善9.7%→42.5%

による所が大きいです。

今回は黒字になりましたが、継続してこそだと思いますので次回の決算がどうなるのかは注視が必要ですね。




まとめ

アプリックスの決算発表、皆さんはどう感じたのでしょうか。
多分、良い意見・悪い意見どちらもありそうな内容でしたね。

ちなみにストックオプションの発行が公表されてましたね。

業績連動型で

・2020.12月期で0.5億円の営業利益
・2021.12月期で2億円の営業利益
・2022.12月期で3億円の営業利益

という条件が公表されていました。

条件をつけるということは、いわば目標みたいな物だと思って良いと思います。
そのため、この部分から株価は適切なのかどうなのか確認してみます。

営業利益3億円という事で純利益は約2億円と仮定して一旦計算してみます。

現在のアプリックスの時価総額は53億円です。2022.12月期が純利益2億円だった場合のPERは約26倍となります。これが今の株価が続いた場合の3年後のPERですね。

ちなみに2020.12月期が営業利益0.5億円。純利益0.3億円だった場合

現在の時価総額から計算すると来期黒字化してもPERは150倍を超えます。

この数字はめちゃめちゃ期待されているという風にも捉えられますし
めちゃめちゃ株価が先行してしまって割高になっているとも捉えられます。

どう捉えるかは投資家の見方次第ですけど。

流れ的には業績好調が4年ぐらい続いてやっとPER10倍台になるようなイメージです。

ましてや今期はネスレの売上が4億もあったので、そのおかげで業績も改善されましたが来期以降は恐らくネスレへの売上は下がるものと思っています。

そうなると今度はSMC頼みとなりますが、これがどこまで利益を上げながら成長できるのか、に懸かってきます。

セグメント売上に対する利益率は約27%ぐらい(調整費用除く)となっていますが、恐らく競争の激しい市場なので高収益のサービス等が新しく出ない限り利益率は下がってくるはずです。

その辺も踏まえて冷静に考えてみると、ちょっと期待し過ぎてるような感覚も否めません。

将来性がないとも思っていませんが個人的には、

ここじゃなくてももっと良い投資先いっぱいあるよなぁ~

と感じる決算内容でした。(というか冷静に考えたらそうなりました。)

もし明日上がる様だったら一旦売却しようかなと思ってます。別に急いで売らなくても良いんですけどね。そんな株数持ってないし。。。


※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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