2019.Q4決算を発表したAmazon【AMZN】

アマゾンが現地時間1月30日にFY2019のQ4決算を発表しました。

それを受けてアフターマーケットは+10%と株価が超上昇の様相です。

上場して間もないスタートアップ企業や売上分母が低い企業が高成長率を誇る段階だったら、たまにありますがアマゾンほどの時価総額で1日で+10%も上がるなんて、滅多にない事態だと思います。

アマゾンはGAFAMの一角なので、私を始め多くの投資家の方が注目・期待をしているのは間違いないですが、正直な感想は

『あ、、アマゾン、やべぇ。。。』

ですよね。

誰がこんな結果を予想できたでしょう。さすがはアマゾンと言った感じですね。


スポンサーサイト

2019.Q4決算の結果

アマゾン決算で株価急騰、やはり利益は重要だ

リンク先: WSJ

ニュース記事を、超簡単に要点だけまとめるとこんな感じ。

・売上はアナリスト予想を2%上回る。

・営業利益はアナリスト予想を44%上回る。

・プライム会員は1.5億人超えと特に米国外で急増中。


『ん?アナリスト予想を44%上回る?』


そんな事があるのだろうか。
アナリストの予想はこうでした。

売上の予想は862億ドル
EPSの利益予想は4.11ドル

と見込まれていました。


対して、実際に発表された結果は

売上高:874億ドル
EPS:6.47ドル

売上以上に利益面で大きく予想を上回りました。

ちなみに前年同期ではEPSは6.04ドルだったため、単純に前期と比較した場合は7%の増益に収まります。


そして今回の決算発表で2019年度の業績が確定しました。

売上高:2,800億ドル(+20.5%)

営業利益:145億ドル(+17%)

営業利益率:5.2%(前期は5.3%)


純利益:115億ドル(+15%)


純利益率:4.1%(前期は4.3%)


EPS:23.01ドル(前期は20.14ドル)※成長率14%

となりました。順調に成長しています。

さすがに売上成長率はこれまでの30%台から20%まで鈍化しましたが、売上規模が巨大なので当たり前と言えば当たり前です。率にすると鈍化するように見えても、額で見たらそこまで鈍化してません。

この規模でまだ成長率が20%もある事自体が規格外だと思っています。

ちなみにセグメント別の売上成長率はこのようになりました。参考程度に。




  成長率
Online stores 15%
Physical stores 0%
Third-party seller services 26%
Subscription services 36%
AWS 37%
Other

39%



2020.Q1のガイダンスを発表

また2020.Q1のガイダンスは

売上高:690~730億ドル(2019年は597億ドル)
営業利益:30~42億ドル(2019年は44億ドル)

としています。増収減益を会社は予想しています。
意外と弱気です。もしかしたら懸念すべきは2019.Q4じゃなくて2020.Q1かもしれません。

株価が急騰する?要因は?

ここまでざっくりと数字だけを振り返ってみると
アナリスト予想を大幅に上回ったからこその今回の株価急騰(予定)ですが
そもそもなんで前期は6.04ドルだったEPSが今期は4.11ドルだったのでしょうか。

市場の見方では、

・AWSの成長鈍化を懸念
・翌日配送への投資拡大によるコスト増の影響

により利益が落ちると見られていたみたいですね。


AWSの成長鈍化を懸念

一つ目の要因はAWSの成長鈍化について。

AWSの売上成長率は2017年、2018年ともに平均して45%程度の成長を続けていました。(※通期)

市場では成長鈍化を懸念されているようでしたが
結局は2019年も37%増であり、鈍化と言ってもこの規模でこの成長力はまったく問題ないと感じます。


配送への投資拡大によるコスト増

IR資料によると配送の高速化を進めた結果、
昨年と比較して翌日までに配送される荷物の数が約4倍以上になったと発表しました。

それにかかるコストとしてQ2~Q3ぐらいから懸念されていた「ワンデー配送プログラムの拡充」。

実際にQ3ではEPS比で前年比△26%の減益となりました。

その流れでQ4も悪いだろう、という事でアナリスト予想も弱気で予測されたのでしょうか。

結果的には、今四半期では配送強化に関するコストが市場が思っていたほどかからなかったという事みたいです。
もしくは、ホリデーシーズンという事もあり、そのコスト増を補うほど今四半期はEC販売が好調に推移したという見方もできるかもしれません。
その場合2020.Q1が減益となる可能性が高いという点も納得できます。


そんな懸念材料を見越してアマゾンの株価は今年は比較的軟調に推移していました。それを取り戻す形で、今晩は株価急騰という事になりそうです。




まとめ

2019年のアマゾンは下記のようにインデックスと比較すると物足りない株価の動きをしていました。

引用:WSJより

ちょっと拝借しました。
たしかにこれを見たら取り戻したくなりますね。ちょうど10%ぐらいですし。

アマゾンのFY2018とFY2019のEPS成長率も14%増ぐらい。
マイナス要素としては、2020年のQ1のガイダンスはちょっと弱めだから、やっぱり10%ぐらいは上がる?のかな。

ただ、僕がひねくれてるだけなのかもしれないけど納得できそうで納得できない。

アナリスト予想、ちょっと極端すぎるんでない?

という思いが離れません。
でも、それだけアマゾンの業績を予想するのって難しいという事にもなるのかもしれませんけど。

(まぁ、素人である僕の意見の方が明らかに間違ってるはずなのであくまで個人的に思っただけです。笑)


今回の決算は確かに良かったとは思いますが
株価を引き上げるためにちょっと故意的に低いアナリスト予想を出してるような気がしないでもないです。
(何のために?と言われてもわかりませんが。笑)

株価についてはプラス10%ぐらいまでだったら売上も利益も上がってるので許容範囲だと思いますが、それより上はちょっと疑問です。

私はアマゾン株は持ってないので直接的な影響はないですが、やっぱりGAFAMの業績は気になりますね。

ちなみに私が持ってたら今晩本当に株価が+10%を超えるようであれば一旦売ってしまうかもしれません。来期予想の弱気加減がちょっと気になるので。



※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。
そして今回の内容は特に個人的な見方が多く入っているのでその辺はスルーを。。。笑


以前、アマゾンについてまとめた記事です。
最新情報をチェックしよう!
スポンサーサイト