AT&Tの2019.Q4決算まとめ

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2019.Q4決算を発表したAT&T

AT&Tの決算が1月29日に発表されましたね。

私の保有株でもあり、配当狙いの個人投資家に人気のある銘柄のひとつです。
今回の決算でFY2019通期の業績が確定しました。

2019.Q4決算の結果

結果から言うと

【2019通期の業績】

売上高:1,811億ドル(+6.1%)

営業利益:279億ドル(15.4%)※昨年は15.3%

純利益:54億ドル(△28%)


NonGAAP EPS:3.57ドル(昨年は3.52ドル)

となり、結果的には増収減益となりました。

これを受けて昨晩のマーケットでは△3.97%と結構売られる事に。

「あ~あ…」と思いながら、決算である事を忘れたまま11時半を迎えたので内容が本当に悪かったら嫌だったので買い増しもできず、そのまま眠りにつきました。

AT&T、利益が予想上回る-テレビ契約者数は過去最大の流出

リンク先:Bloomberg


ニュースによると

・利益は市場予想を上回った。
・Q4期間中のディレクTVの契約者数が予想を大きく超える減少。エンタメ部門の売上も前年比△6%

というような評価でした。

年間で見ると最初に書いたように6%の増収・NonGAAP-EPSは増益、となります。

しかし四半期ベースで見ると

【Q4.2019の業績】

売上高:468億ドル(△2.4%)

営業利益:41.5億ドル(11.4%)※昨年は12.8%

純利益:239億ドル(△50%)

NonGAAP EPS:0.89ドル(昨年は0.86ドル)

という結果でした。

四半期ベースでは減収ながらもNonGAAP-EPSでは若干増益、となりました。




大幅減益となった要因は?

四半期、年間どちらとも純利益が減益になった件については主に営業外の要因(一時的な要因)で減益となったようです。

FY2018は営業外のその他収益で+67億ドルもありましたがFY2019は△約10億ドルの費用。
どちらかというと今年の方が正常値だと思います。

「その他損益」の差額が77億ドルもあるのでここを除くとEBITDAでは前期とほとんど変わりません。

EBITDAマージンはFY2018が35.8%に対して34.4%ほどです。

ほとんど変わっていないので、減益についてはそこまで心配しなくても良さそうです。
粗利率や営業利益が大幅減益になっているのであれば話は別ですけど。

ちなみに減価償却費は前期とFY2019ともに年間総額で280億ドルほどあります。


有利子負債の返済は順調

また、今回発表されたFY2019のフリーキャッシュフローは前年の
228億から292億ドルに伸びました。(+28%と好調です。)

来期も280億のフリーキャッシュフローを確保すると発表しており、それをタイムワーナー買収で膨らんだ有利子負債の返済に充てる計画のようです。

FY2019もこれまでの借入分も合わせてトータルで約350億ドルの債務返済が完了。(長期借入金は純減で約145億ドル)

タイムワーナーの債務込みの買収費用が約1,000億ドル程度と巨額でしたが、元々AT&Tは、キャッシュを稼ぐ力が優秀なので有利子負債の削減は、このまま順調に進んでいきそうに思います。

ちなみに同社の魅力でもある配当金は既にFCF費で50%程度であるため、
当面は配当と返済でFCFの1.5倍の規模となるはずなので、少なくとも今後3年間は大幅増配はしないんじゃないかと思っています。


結局、買い増しするの?しないの?

私も配当目当てで同社株を保有しています。利回りは今でも5%台ですのでとても魅力的です。できる事なら追加で投資したいと考えています。

しかし、先ほど説明したように当面は増配率が期待できないとなると、基本的には現在の配当利回りが重要です。

利回りが良くなった株価の時に買っていくのが良いかもしれません。

個人的には
配当利回りが5%を維持できる40ドルまでだったら買い場としては悪くない
のではと思っています。

配当金はフリーキャッシュフローの50~70%内と公表しているので、業績が悪化しない限りは基本的にはその水準に収まりそうです。
ただ、減配リスクがないかと言われると、債務の返済があるので元々余裕はなく安心はできませんけど。

NonGAAP EPSは今のところ会社発表は2022年度に4.5~4.8ドルと発表しているので、もう信じて待ちましょう。
どっちにしても素人には判断できないのですから。もしもダメだった時は売ればいいです。

・減配は売り(減配ありきの買収だと判断するため)

・配当利回り5%以下の株価帯は見送り

・2022年まで年間280~320億ドルの債務返済が進んでいるか。


だいたい、この辺りを注意して見て置いたらいいかなぁと感じました。
あくまで私の見方なので参考程度に見ておいてください。




HBO Max がどうなるのか気になる…

と、今のところ保有している分についてはまったく売る気はなく、今晩にでも追加投資してもいいんじゃないかぐらい思ってます。

ところで、今回の決算以上に気になるのが

動画配信サービス「HBO Max」はどうなるのか。

ですよね、おそらく。

2020年5月からついに「HBO Max」(動画配信サービス)が開始されます。

価格帯は約15ドルと競合と比較してもちょっと高めの価格設定です。

ワーナー作品の評判ってどうなんでしょうね。あ、私の好きなDCヒーロー達がいます。
それにジブリ映画も配信決定らしく、結構人気が出るのではないでしょうか。
海外ドラマ関係はほとんど知りませんので、わかりません。

他の動画配信サービスを見ても初っ端から利益を残せるなんて基本的にあり得ませんので
ここについてはユーザーがしっかり増えていっているかが肝心になりますね。
(将来の収益源ですから)

ちなみに、
一足お先に参入した同じ後発組である「Disney+」は11月からスタートしました。
こちらは月額約7ドルです。

価格はネットフリックスやHuluに合わせてきた形ですね。

初日で加入者が1,000万人を超える結果となりました。抜群のスタートダッシュを見せたと思います。
しかも11月末時点では約2,400万人を突破したようで、なかなかに勢いがあります。

それに対してHBO Maxはどのぐらいユーザーを集める事ができるのでしょうか。

まずはスタートダッシュが比較されるでしょうけど、なかなか最初の壁(Disney+)も高めです。
ただ一方ではDisney+のユーザーは有料会員ではなく一部ユーザーが利用できる1年無料プログラムを使用している方が多いようなので、勝負は一年後ですね。

ところで、HBO Maxはそういう施策はするのだろうか?
最初の数か月は半額の7.5ドルみたいな施策で、とりあえずは一旦価格を合わせてくるか、なんて思ってますが。

まぁどちらにしても今後数年はコストがかさみ同社の足を引っ張る形となると思います。

「HBO Max」が開始されるFY2020.Q2の決算からどうなるのか、非常に楽しみ、そして心配です。



※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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