IBMの2019.Q4決算まとめ

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2019.Q4決算を発表したIBM

本日、IBMのFY19の決算が発表されました。
時間外取引では、+3~4%の株価上昇となっているようですが、どうだったのでしょうか。

余談ですが前回の決算後、株価を下げたタイミングでIBMへの投資を始めました。

正直なところ、言ってみれば今のIBMはマイクロソフトにものすごい勢いで抜かれ、クラウドビジネスでもいまいち良い所を見せる事ができていない、もしかするとちょっと時代遅れかもしれない老舗米国企業として見られています。たぶん。

ちなみに配当利回りは5%ぐらいあります。
IBM買うくらいなら、MSFTだろう、という声が恐らく圧倒的なので利回りを見ても、PER等の指標を見ても著名ハイテク企業の中では割安の部類に入ります。

言ってみれば、それだけ市場からの評価は低い、という事です。

もしも、ここから反撃はじまったら良い思いできるな~。。。なんて甘い思いで保有に至ったわけであります。

そんなIBMの決算は今回はこんな感じでした。

※IBMに投資するきっかけとなった過去記事はこちら

2019.Q4決算の結果

四半期ごとの業績をチェック

FY19が終わりましたが一応、四半期ごとの進捗をチェックしておきます。
2017年からの3年間の推移です。

前年同期と比較すると利益率は営業利益で2ポイントほど下げました。
純利益では8ポイントほど伸びました。
ここについては前年は一時的な要因で税金が利益の半分以上もっていかれましたので今期は最終利益は増益となりました。

私が大事にしているのはあくまで営業利益率なので過去2年間と比較しても今期が若干ですが一番悪いため、利益面だけ見ると残念な結果だと感じます。

また、上のグラフには表示していませんが数年ぶりに粗利率が51%になりました。
これまで良い時でも最高50%まででしたが今四半期はここ数年で一番高い利益率を記録しました。費用が多くなってしまったので営業利益は減益となってますが、悪い事ばかりではないようです。

IBMと買収されたレッドハットの相乗効果でコスト効率化が進めば今後、営業利益率も改善してくる可能性はあると思います。

売上については、前年トントンぐらいです。
レッドハットの買収があったので前年とほぼ同じ売上でしたが既存事業だけだったらやはり厳しかったですね。

IR資料によるとレッドハットだけで見たら24%の増収となったようです。

IBMの売上の割合が多い4セグメントの成績(※前年同期比)はこのようになりました。

Cloud & Cognitive Software:72億ドル(+9%)

Global Business:42億ドル(△1%)

Technology:69億ドル(△5%)

Systems:30億ドル(+16%)

レッドハットの業績が寄与したおかげで「Cloud & Cognitive Software」は9%の増収となりました。

そして小さなサプライズだったのが、

クラウド事業だけの総収益は68億ドルとなり増収率は21%。

この伸びは良い意味で意外でした。IBMにとってはクラウドは課題でしたから。

同社の課題でもあったクラウド事業は、レッドハット買収も貢献して好調に推移し始めたように見えます。


まだまだ予断は許しませんが、今回の四半期でIBMの売上減少は一旦底を打ったような形になるのかもしれません。(レッドハットのおかげで)



通期での業績をチェック

今回の決算でFY19の会計年度が終了したので通期での業績も今回はチェックしておきます。


通期で見ても営業利益率の減少はまだ止まっていないようです。

売上についてはレッドハットの業績が寄与し始めたのも今期後半からなので、売上の面では通期で反転の兆しが見えるのは恐らくFY20からになると思います。


FY20の会社予想を発表

今回の決算発表のタイミングで、IBMから来期FY20の会社予想が発表されました。

EPS:10.57ドル(±0)
NonGAAP EPS:13.35ドル(+0.54ドル)
FCF:125億ドル(+6億ドル)

基本的には今期と同じ規模を維持する、レベルの予想を発表しました。
ちょっと物足りないような気もしますが、最近はNonGAAP EPSは下落傾向だったので来期のEPSが本当に伸びるようであれば、やはり一旦は業績の低下は底入れになると思われます。

あとはレッドハットの買収による相乗効果がどこまで膨らむか、という点に今後は注目ですね。



まとめ

まだ今夜になってみないとわかりませんが、レッドハットの買収のおかげで一旦は業績低下・株価の下落も底になった気がします。

今の現状では、あくまで下げ止まったというレベルなので急速に反転するというのはあまり考えられませんが、次の四半期以降もしっかりと売上が成長できているのが確認できれば地道に回復していくと思います。

まだまだ気は抜けませんが、とりあえずは良くもないけど悪くもない決算だったように個人的には感じました。

もちろん、まだ売却はせずに引き続き元ITの巨人の復活を期待しています。



まったく関係ないんですがツイッターでIBMを検索すると「性格診断」が良く出てきます。
IBMの最終兵器「ワトソン」君が性格を分析してくれるみたいで、それが結構あたるようで人気みたいです。
IBMの進むべき未来はもしかしたらというか、やはりAI方面にあるのかもしれませんね。



※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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