Apple【AAPL】は長期投資に向いているか

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世界最大級の利益を叩き出すテック企業 Apple

最近記事にしたGAFAMの中から投資対象を2社選定するというもので【FB】と【GOOGL】の2社で決定したのですがGAFAMについて調べていると投資家に人気の高いAppleの業績が目に止まりました。

なぜ目に止まったかというと簡単にいうと業績が停滞しているように見えたから。
ですが今年同社の株価の推移は非常に良く、なぜだろうと気になったので今回は例外的にAppleについて調べてみる事にしました。

Apple【AAPL】

何がそんなに気になったのかというと、
他の4社と比較すると業績成長率の鈍化が鮮明だったからです。

それでも利益額だけ見たらダントツのトップなんですけどね。
そんな成長率が鈍化している中でも株価はまだ伸び続けているのを見てなんでだろう、もしかして比較だけじゃわからない何かがあるのかも、と思いました。

あのバフェットも投資してますしね。

まぁそんなわけで調べてみましたが、Appleの行っているビジネスはなんとなくほとんどの人がわかると思うのでビジネスモデルなんかはちょっと割愛します。

それでは早速業績面から見ていきましょう。

 

GAFAMの業績・成長率を比較した記事です。

業績について

売上と売上成長率

唐突に始まりましたが、まず売上を見ていくとGAFAMの中では一番成長率の低い成績となっています。

過去5年間を年間平均売上成長率になおすと+約2.7%程度となります。

そもそもの売上規模が2,500億ドルを超えておりGAFAMの中では最高売上を記録しているのでその辺の成長企業と同じぐらいの成長率を求めるのは酷なほどの規模です。

ちなみに
アマゾンの前期の売上は約2,300億ドル。そして5年平均の年間売上成長率は25%。
同じ売上規模でも業態が異なりはするものの、それでもAppleの成長率と比較すると【AMZN】の勢いは脅威的だと言えます。

(※Amazonについても近い内に調べてみたいなぁ)

今現在の世界最大の売上額を見るとウォルマート【WMT】がトップです。

年間売上額はここ直近の業績で5,100億ドルと約2倍の売上規模を誇っています。
あくまで売上だけなので最終利益額を見るとウォルマート66億ドルに対し、Appleは640億ドルとおよそ10倍も違います。

これが時価総額1兆越えのモンスター企業Appleの実力です。

ここ最近、上場で話題となったサウジアラムコに次ぐ世界2位の利益額を稼いでいるのがこのAppleです。

利益面についてはまた後程。

地域別に売上構成比を見てみるとこのような比率となっています。

2014年のデータと比較しましたが、この割合はそんなに変わりません。

希望としたら
「Rest of Asia Pacifiv」の割合が上がっていたりすると今後の売上の伸びを期待できますがそういうわけでもないため、やはり同社の製品は良くも悪くも先進国向けのアイテムなのだという事を感じます。

そして中国との貿易摩擦、ファーウェイとのシェア争いの影響も表面化してきているようで
2018年に中華圏の売上が520億(構成比20%)ありましたが、2019年は436億ドル(構成比17%)で中国向けでは前年比△16%減というのも不安を感じます。

セグメント別の売上はこのようになっています。

こちらは2014年と2019年を比較してみてみます。

iPhoneの構成比は変わらずで「サービス」セグメントがiPhoneに次ぎ18%で2位に急上昇しました。

ちなみにこの期間で「サービス」の売上高はおよそ5~6倍の急成長を遂げました。
(※iPhoneの成長率は+40%ほど)

このセグメントはAppStore、AppleCare、その他のサービス等が含まれています。
最近話題になっていた「Apple TV+」も今後は恐らくここに計上されるようになると思います。

2019年は全体の売上も微減ですし「iPhoneの会社」としてのAppleは今のままではこの辺が限界のようです。

Appleの課題としては

・新興国でのシェア拡大が上手くいってないかも
・中国ファーウェイとの競争(貿易摩擦の影響も)がさらに激化
・プロダクトの売上不振を埋めるサービスセグメントの強化が不可欠

皆さん、なんとなくそうだろうな~という感じはしていると思いますがデータから見ても
やはりAppleの今後の課題としてはこんな所かなと思います。

そしてAppleも新たな収益源を獲得するため「サービス」セグメントの強化を進めていることから今後(ここ数年から)は今までのAppleとはちょっと違った方向性で進んでいくように思います。

Appleの収益体制

ご覧の通り各利益ともに20%を超える高収益体制で推移しています。

ただし肝心の営業利益率については2012年をピークに徐々に下がってきており2019年は直近11年間で最低の水準となりました。
それでもiPhoneという「モノ」を売るビジネスでこれだけの利益率を出せる事はやはりブランド力の強みともとれます。

ここ5~6年で利益面は停滞。それを見越してか2012年からは配当(株主還元)も出し始めました。
ジョブズの死によって訪れた
トップの交代というのが同社の株主還元の方向性が変わりました。

以前のジョブズ時代は株主還元よりも企業の成長に大きく投資し、結果的に世界最大級の利益をたたき出すまでの規模になりました。
今では株主還元強化の方向へとシフトしビジネスモデルも
「プロダクト+α」から「プロダクト+α+サービス」
へと舵を切りました。

それによってここ数年、停滞していた業績を再び右肩上がりにするためにビジネスの転換期に来ているように思います。

EPS成長率

EPSの推移はこのようになっています。

基本的には好調ですが年度によっては若干減少したり伸び悩んだりする事も多々あります。

ちなみに2015年と2019年では「最終利益額」では約3%程度しか変わらないのに対しEPSは約30%も増加しています。

「利益額」は一緒なのに「一株あたりの利益(EPS」がここまで拡大した要因はこの期間中に約20%もの株式数が自社株買いによって減少』したから。

そして2012年から始まった配当も7年連続増配をしています。

2013年からは配当性向が20~30%台になるように維持されていますし、まだまだ増配の余地は十分にあります。

減益となった年も減配をしていない事から今後も増配を続けていく姿勢に思えます。

次のチェックポイントとしては増配が続き、減益となった年に配当性向が30%を超えた場合どのような対応をAppleがするのか。

ここで減配をするようであれば一気に人気度は下がるでしょうし、増配するようであれば
完全に株主重視の企業になったと見れると思います。

どちらが良いのかは分かれる所だと思いますが、成長が鈍化していても株価は伸びている点を見ると、直近の株価上昇局面では配当目的で同社株を買っている人が多いように思うので、もし減配するようであればそれなりに株価の調整が入るのでは?と思っています。

そんなこんなで今では株主還元を強化する企業へと変貌しました。

どれぐらい株主還元の方向へシフトしたのか

どれだけ?というとこれぐらいです。

配当金と自社株買いの総金額をフリーキャッシュフロー比で見た場合の割合です。

2013年頃からは
会社ごと変わったんか?(千鳥ノブ風)
と思うほど急激に変化しました。

総還元性向が100%を超えている年もあり余剰資金(利益)を株主へ大きく還元している形となります。
特にここ2年間では儲けたキャッシュ分とほぼ同額の自社株買いを行い、さらには配当金も払っています。

それでも流動資産額は増加しており相変わらずキャッシュリッチ企業です。
(その代わり固定資産が減り、総資産額も減りましたが)

ちなみにAppleの資産構成の方に目を向けると

以前は【流動資産3割:固定資産7割】ほどの資産構成でしたが、ここ直近では【流動資産5割:固定資産5割】となっておりすぐに動かせるお金が必要となっている状況にあるのでしょうか?

そうなる事でどうなるのかは、詳しくないので深く考えませんが、もしかしたら何かが変わってくる(もしかしたらもう変わってる?)のかもしれません。

バフェットが愛するApple社

ところでAppleと言えば投資の神様ウォーレン・バフェットですよね。

バフェット率いるバークシャーの保有株の内、Appleはおよそ2割を占めています。もはや溺愛レベルです。

「バフェットがこれだけ持ってる株なら安心だろう」という思いで保有している投資家も多いのではないでしょうか。

ちなみにバフェットは非常に株主還元を重視しており、消費者独占企業(ブランド)が大好きです。
そう考えると確かに今のAppleはピッタリです。自社株買いによりEPSも成長基調ですし。

ただ、今の業績だけを見ていると「継続して成長し続ける企業」かと言うと少しだけどうだろうと思います。

ブランド力は確かに強いしAppleの提供するサービスも魅力的ですが、数十年後でも徐々にでも業績が成長し続けるのかと考えるとちょっとわかりません。

(それだったらGOOGLの方が残ってそうだけど。。。)

ここに保有株の2割を投入するって結構ですよね。
私みたいな経験も浅い弱小投資家にはわからない絶対的な魅力があるのだと思うけど。

でも確かに

「現にヤントはiPhoneユーザーでもMacユーザーでもありません!」

なんて今思ってたけど、横みたらiPadでAmazonPrime聴いてるじゃない。。。

あぁ、確かに。こういう事なのかもしれんですね。笑

「いつの間にか生活の一部になっている」確かになくなりはしないかも。

ちなみに余談ですが
バフェットの名言で「自分が理解できないものには投資しない」というのがありますが

『正直、ハイテク企業のサービス、仕組み、システムなんて複雑過ぎて、その業界に精通している技術者くらいしか理解できないんじゃないの。』(ヤントの心の中)

と思っているので今の時代には実はあてはまらない名言になるのかな~とかも考えたりします。笑

↑あくまで持論なのでスルーでお願いします!

まとめ

今回はAppleについて調べてみました。
GAFAMについて調べていて、FBとGOOGLは投資対象として自分なりに調べてみて

「じゃ、一番長期投資にしっくりこなかったAppleについても調べてみるか」

と思って調べてみました。

というのも、
すごいなぁと思う個人投資家やバフェットみたいな偉人投資家も、結構Appleには投資しているという人が多いなーと感じていたからです。

そこの魅力を実際に調べてみたらわかるかも!と思い調べてみたのですが

【結果】

すごく良い企業には違いないけどGAFAMの中ではやっぱりちょっと将来が弱そう

という思いは払拭できませんでした。

確かに生活の中にいつの間にかApple製品が入り込んでいますが
今ほどの大きな規模で、さらに成長し続けるのかと思うとやはり疑問がなくなりませんでした。

もちろん新たなサービスが着実に成長し続けたら、やっぱり投資したい!となるかもしれませんが、今のところ安心して見てられるとは感じないのでやはり見送りです。

こんな考えだからヤントのPFはヘンテコ変わり種PFなのか、トホホ。。。

株式投資って難しい。

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

長期投資対象銘柄1社目 Facebookのまとめ記事です。
長期投資対象銘柄2社目 Alphabetのまとめ記事です。 ※本命はこっちです!笑
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