配当系ETFと思いきやS&P500連動型ETF 【VIG】

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米国高配当ETFを物色し始めました。②

今回も現在物色中の米国高配当ETFについて調べてみました。(まだ、決まってないから。。)

前回は【SPYD】について調べてみたので今度は、またもちょっと変わり種である?

VIG (バンガード 米国増配株式ETF)

について調べていきたいと思います。


ちなみに前回記事である【SPYD】についてはこちらの記事からどうぞ。

VIGの特徴

基本情報

今回も要所だけ書いていきます。
※回転率については年々変化するので参考程度に。

経費率利回りトータルリターンリスク株価騰落率構成銘柄回転率
0.06%1.8%72.5%11.8%54.12%18215%

※「リターン」「リスク」「株価騰落率」は、2016年1月1日~2019年12月9日
※「リターン」は配当込み。
※2019年12月初め時点の情報です。

組み入れセクター比率

セクター別に見るとこのような割合になります。
生活必需品、資本財のセクターで約4割を占めています。
セクター単位で見ると、景気敏感セクターとディフェンシブセクターがバランス良く組まれているように感じます。

ただし、現在米国の株式市場を引っ張っている「テクノロジー」比率は低めです。

これについては、テクノロジーを引っ張っている企業は比較的まだ若く10年以上の連続増配という条件で弾かれるからですね。

組み入れ銘柄 上位10位

MSFT PG WMT V CMCSA JNJ MCD ABT MDT COST
4.59% 4.53% 4.25% 4.23% 3.60% 3.47% 2.68% 2.62% 2.61% 2.33%

組み入れ銘柄上位トップ10はこのような企業となりますが、1位は意外です。
セクターの組み入れ比率が少なめなテクノロジーセクターの「MSFT」が組み入れ銘柄1位です。

PGやV、JNJ、MCDと昔から個人投資家に人気の高い銘柄が上位を占めています。
ただし上位10銘柄で構成比の35%を占めてしまうためVIGのみを保有するとなると分散効果としてはそこまで高くないかもです。

よってVIGはどのようなETFかと言うと、下記のような企業で構成されています。

【VIGに組み入れられる条件】

・大前提として10年以上の連続増配実績がある企業。

・「エネルギー」「通信サービス」「不動産(REIT)」は、ほとんど組み込まれてない。

・増配できる可能性が高い企業である。


大まかには上記の条件に当てはまるような企業が選定されています。

特に判断が難しいのが「増配できる可能性」という点ですが、ここをファンド側がどう判断するのかがVIGの成績を左右しそうです。

ちなみに増配を続けている【T】や、たばこ企業等が組み込まれていない所を見ると増配はしていても、業績が停滞(または下落)している企業は選ばれないという事になりそうです。

その結果、配当率についても2%以下となり配当系ETFではありますが高配当ETFではありません。(あくまで現状)

「業績的に増配の余地がある」
※配当性向が高すぎる企業やEPSが伸びていない企業は除外傾向

という点を重要視しているようです。

ちなみに10年以上増配を続けている企業は約350社前後あるみたいなのでおよそ半分の企業で構成されているという事になりますね。


その結果、下記のような特徴をもったETFが出来上がりました。

・米国株式市場を引っ張っている「テクノロジー」比率は低め。ですが、内半分はMSFTで構成されている。

・上位10位で35%を占めているので分散効果は他のETFよりは低め

・景気敏感セクターとディフェンシブセクターのバランスを取っているため景気後退期でも総崩れはしない。

・業績が停滞している業界の企業は増配していても含まれていない。

・将来的には高配当ETFになる可能性がある。
 

VIGの配当金

しかし増配に重きを置いている同ETFですが配当金の状況を見ると、少し疑問が生じてしまいます。
配当金については基本的には右肩上がりのグラフを構築していっています。

ただし増配率を見ると状況が変わってきます。

ここまで増配にこだわっているという事はさぞ増配率も良いのだろうと思いきや比較可能な2012年からの平均年間成長率で確認するとこのようになります。

  2012年からの年平均増配率
VOO 8.93%
VYM 9.57%
HDV 6.74%
DVY 7.08%
VIG 6.33%
VTI 8.89%

 

まさかの最下位?!

個人的には増配額よりも増配率の方が大事だと思うので、これだと拍子抜けしてしまいそうです。
これから上がってくるのか?という仮説も考えてみましたが、この状況から増配率が爆発的に伸びるというのも今の市況ではなかな考えられないので、この結果については素直にマイナスの評価です。


時期によってはS&P500をアウトパフォームする実力

増配率の低さにガッカリ。。

と思いきや、成績については
2016年からの配当込みのトータルリターンで見ると指標としているVOOをアウトパフォームしています。

しかも、リスク(ボラ)も小さいし。。。

 

正直「え、なんで?」 と思いました。笑

チャートを見る限りでは今年の上昇局面でS&P500の平均よりも大幅に伸びたのが大きな要因のようですね。

要は、業績好調(←ここが重要)な連続増配企業が特に買われた。

という事になるのではないでしょうか。

そしてそうなると配当系ETFというよりも、S&P500についていくインデックス型ETFと考えた方がいいかもしれません。

要するに配当によるリターンアップではなく、純粋に株価の値上がりによるリターンを取っていっています。
とすれば、増配率が低いのもうなずけますね。納得はできませんけど。笑

VOOと比較するとリスク面でも耐性があるようなのでVOOに投資するならVIGの方が若干有利かも。

ただ、これもあくまでこの1~2年間の間だけのようで10年とかの長期間のスパンで見るとやっぱりVOOの方が成績は優秀という結果になるようです。

下手に考えすぎてVIGにするぐらいならやっぱりVOOの方が単純で扱いやすいかも、という答えが最終結果です。


まとめ

今回はVIGを見ていきました。配当系ETFというよりかはS&P500に連動するように作られたETFという方がしっくり来る結果となりました。


ここまでを踏まえてこのETFをおすすめしたいタイプは

①個人投資家に人気の高い企業が多く組み入れられているのでグロース株メインで保有している人にはリスク分散になるかも。

もしくは逆の発想で

②個人投資家に人気の高い企業に投資したいけど資金に余裕がないから小分けで投資したい

という方におすすめかな、と思います。


ちなみに私の場合は「おもしろポートフォリオ」となっているため上位企業の全て保有してないです。

だから私みたいに

「特徴を出そうと思って癖のある銘柄ばかり集めたら、なんかあまり聞きなれない企業ばっかりになってしまった。。。」

という方にもピッタリかもですね。(もちろん、VOOでも良いんですけど。笑)

今から投資を始める方であれば、VIGの特徴として「成長していて増配もされている企業」にスポットしているので、もしかしたら将来的には市場平均よりもパフォーマンスが良くなる可能性もあるんじゃないかと思っています。

こればっかりは断言できませんけど、VOOに投資するならVIGでもいいかもと言う気がします。(逆もしかり)




※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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