癖のある米国高配当ETF【SPYD】

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米国高配当ETFを物色し始めました。

今回は個人的な記事になりますが、ここ最近、米国株が実態経済を置き去りにしてグイグイ伸びているような感覚が怖く、なかなか追加投資ができずにいます。

そこで、これまで個別株のみで運用していましたが、リスク分散や、高値圏にいる気がする時に何を買ったらいいかわからん。。という現状を打破するため、今になってETFの購入を検討しています。

色々、比較をしていましたが、やはり配当をメインにしたいので選択肢としては

VOO バンガード S&P500ETF
SPYD SPDR S&P500高配当株式ETF
VYM バンガード 米国高配当株式ETF
HDV iシェアーズ 米国高配当ETF
DVY iシェアーズ 好配当株式ETF
VIG バンガード 米国増配株式ETF
VTI バンガード トータルストックマーケETF

上記のETFから選んでいこうと思います。

VOOやVTI等、ちょっと違うのもいくつか混じっていますが比較用や別の視点という点で入れていますので気になさらずに。

今回は、高配当ETFの中でもここ最近人気の高い

SPYD (SPDR S&P500高配当株式ETF)

をまず初めに調べてみる事にしました。

SPYDの特徴

基本情報

まず、SPYDの特徴ですが運営会社等の情報は必要ないので要所だけ書いていきます。

経費率 利回り リターン リスク 株価騰落率 構成銘柄 回転率
0.07% 4.60% 59.00% 12.30% 27.75% 80 28.00%

※「リターン」「リスク」「株価騰落率」は、2016年1月1日~2019年12月9日
※「リターン」は配当込み。
※2019年12月初め時点の情報です。

組み入れセクター比率

SPYDには不動産(REIT)が約2割も含まれておりそのおかげで高利回りを維持できています。
そのため米国高配当をSPYDオンリーで保有するという事は分散という面ではちょっと物足りない気がします。

そもそも不動産セクターを含んで利回りがこんなに上がるんなら高配当ETFも組み込めばいいじゃないと思いますが組み込まない理由は、やはり安定しないからという事になるのでしょう。

米国REITは本来であれば株式と同様、景気により左右されやすく、なおかつ株式よりもリスクが多いため

本来の高配当の魅力である
「安定した高配当」というより「リスクを取った高配当」
という側面が強くなります。

要するに、ハイリスクハイリターンです。

そのため私の中でのSPYDの位置づけは

「DVY」に不動産セクターを追加して配当利回りを高めたETF

という解釈をしており、ついでにDVYのデメリットだった経費率も他の高配当ETFの水準まで落とした、と思っています。

それによって

①不動産セクターが構成比の20%も占めるため、利回りは大幅アップ。

②リスク(ボラティリティ)が増えたため、DVYと比べると「ハイリスクハイリターン」

②不動産セクターの影響で景気によって左右されやすい。が株式と比べると相対的に景気後退時のディフェンシブ性は高い。

という高配当ETFの出来上がり! みたいな感じでしょうか。

組み入れ銘柄 上位10位

SPYDの上位10位の構成銘柄は下記のようになっており、銘柄が80銘柄しかないため組み入れ比率は高くても1.6%台となっており、銘柄単位では非常にバランス良く組み入れられています。

SPYD LEG NWL ABBV WU JWN CTL CAH STX CPB T
1.6% 1.6% 1.6% 1.6% 1.6% 1.5% 1.5% 1.5% 1.5% 1.4%

SPYDの配当金

SPYDは2015年後半から運用が始めったETFなので、まだ歴史が浅く十分なデータはないですが参考までに。

まだ3年目までのデータしか出ていませんのであまり参考になりませんが、2017年度にはさっそく減配がありました。翌年に盛り返しているので気にしないで良いと思います。

何度も言いますがこの辺は長期的に見ないと何とも言えないので今の段階では特に何もないです。

SPYDが低迷している理由

個人投資家の人気の高いSPYDも運用を始めた2015年後半~はとても順調でしたが、
2018年の年初から突入した波乱相場の前にトータルリターン(配当込)では、S&P500との比較では大きく劣ってしまいました。

参照:https://www.etfreplay.com/

こんなにリターンに差が出るんだったら、素直にVOOにしておけば良かった!と思ってしまいそうです。

ここまで差がついてしまった流れとしては(個人的な視点です。)

昨年末に発生した世界的なの株価の急落(米中摩擦や米政治不安等様々な要因)
2019年度中盤までは、米中貿易摩擦の打開見通しが出始めたりで半導体株やハイテク等の不動産以外のセクターの株価が上昇。

→成熟企業である高配当企業への恩恵が少なく、高配当ETFは取り残される事に。
→その時のトラフィックエラーや、(国内の景気感に特に強く左右される)不動産セクター以上にグローバルの見通しが明るくなった他のセクターの株価騰落率が高かった。

2019年8月には、米国の長短金利の逆転(逆イールドカーブ)による世界経済減速への警戒感で大幅下落

→それにより不動産セクターもしっかり売られ、景気減速の見通しがしぶとく続いている事から戻りも弱い。

要するに

「不動産(REIT)」よりも米中貿易摩擦打開見通しの影響により「米国株式」の方が買われた。

という見方がしっくりくるような気がします。。

まとめ

ここまで見て感じた事は、

・構成銘柄・セクターの株価が他の高配当銘柄と比較して上がっていない。下がる時はしっかり下げ、その後の回復も弱い。

・景気に左右されやすい「不動産」セクターのリスクヘッジとして景気に左右されにくい「公益」セクターの保有率が高め。(「公益」セクターの比率が高いDVYと同じようなチャートになっているのはそのため。)

今はこんな感じですが、高配当によるリターンの影響が今後良い意味でボディブローのように資産積み上げに効いてくるとは思いますが、今のところ同ETFの一番の特徴である「不動産」セクターの関与が弱い。

しかもこうやって見てみると不動産セクターが入っている事でDVYやHDVのような高配当ETFよりも実は難易度レベルが高いんじゃないの。。?と思える構成になっている気がします。

「守りの高配当」 というよりも 攻めの高配当」

という見方を個人的にはしています。

ここまでを踏まえて米中貿易摩擦関連についてはもう一度悪転すると思っている私は
『今から保有し始める』のであれば、SPYDから始めた方が今後のリスクは少なくて済むかも?
なんて思っています。

次に下げる時は、恐らく今年ここまで急激に上げてきた銘柄が一気に落とされる事になるでしょうから恩恵を受ける事ができなかった高配当ETFを始め、特に2段階落とされたと感じる不動産(REIT)セクターの方がいくらかダメージは軽くなるのではないかと推測しています。

上記のような解釈が正しければ、の話なので不安ですが。。。

それに
私のポートフォリオには「不動産」、「公益」セクターが一切入っていないので
私の場合はSPYDという選択が、現状の保有株式を考えた上では分散の面で最適なのかもという感じがしてます。

それでは!

他のETFもまた近日中にまとめて、比較していきたいと思います。

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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