アプリックス【3727】2019.Q3決算を検証

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アプリックスがQ3決算を発表

本日発表された私の保有株

アプリックス【3727】

の決算内容をまとめてみました。

以前、同社の記事を書きましたので、どんな事業を行っているのか知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

紹介記事のタイトル通り、アプリックスは昔はしっかり利益を上げていた企業でしたがここ数年の業績低下が異常なスピードで進んだため
現在事業の立て直しを進めている、いわゆる「過去の栄光」型企業です。

売上が現在の規模に落ち込んで、やっと反転の兆し?が見えてきました。

株価の推移で見るととてもわかりやすいのですが
まず今期は過去の遺産だった(元)主力部門をある程度切り離し終え、IoT関連の企業へ変貌を遂げるために、いわゆる「生まれ変わり計画」を掲げました。

その後、光通信との業務提携・SMCの子会社化で一時株価は急騰。
そして不本意な第2四半期決算でジリジリ下落。

再度、反発の兆しを見せるも今度は光通信の保有株式比率が16%から10%に減少した事で
さらにジリ下げ。

で今に至る、という感じでしょうか。

業績がどうなるかというよりは、関連企業によって株価がブレているといったイメージです。

立て直しを図る同社の場合、こうなるのも仕方ないですが長期投資家としては仕手株になってしまわないように企業としてしっかり見れるようになってほしいですね。

と言っても私もアプリックスについては
長期的に安定してるとか期待できる、とかでもなく
立て直しに向けて、それなりに計画を策定したり、過去の実績があるので
復活するかもな~感覚で安い時に少額買ってみた程度なので…

まだ含み益もあるし、買値を下回るようだったら手放してもいいよ的な感じです。

 


業績について

はい。
余談はこの辺で今回の決算の内容を見てみましょう。

いつもだったら、過去の業績をグラフ化して視覚的にわかるようにするのですが同社の場合、事業転換真っ最中のため全然あてにならない。

なので、とりあえず前年比とだけ比較して数字を出してみます。

まずは第3四半期を終えた時点での累計の業績はこのようになっています。

2019.12月期Q3決算【累計】

【2019年度第3四半期累計】

売上高:3.8億円(+74%)
売上総利益:0.4億円(+0.7億円)
売上総利益率:11.2%
営業損益:△1.9億円(+1.6億円)
純損益:△2.2億円(+1.4億円)

ここまでの累計は前年比で見るとこうなります。
大幅な増収増益(赤字縮小)とはなっていますが、それでも最終的な損益は大きな赤字のままです。

正直、特筆する事はないです…。
一言で表すと(期待してない)予想通りと言った感じでしょうか。

誰も今回の決算からいきなり黒字化するとも思ってませんし、なんとなく予想してた範囲の業績に収まった印象です。

2019.12月期Q3決算【単体】

では、Q3四半期単体で見るとどうでしょうか。

【2019年度第3四半期単体】(※前年同期比)

売上高:1.57億円(+42%)
売上総利益:0.17億円(+0.26億円)
売上総利益率:11.2%
営業損益:△0.49億円(+1.5億円)
純損益:△0.48億円(+1.5億円)

 

上場企業としては非常に物足りない水準ですがそれでも同社の場合は今期第1四半期を除いて、売上総利益の段階で既にマイナスだったため現時点でも実は結構な改善が見えている事になります。

売上も前年比で伸ばしながら利益の面を徐々にですが改善できている点については
高評価としてもよいのではないでしょうか。

ただし、今の段階で一番大事なのはまずは「黒字化できるのか?」という点ですので単純に赤字縮小した~、よかった~というわけにはいかないと思います。

それでも第2四半期は粗利マイナスという期待を裏切る決算となってしまった時に比べると
はるかに今回の決算の方が良い結果ではある、といえそうです。

今年夏ごろに発表した、光通信との資本業務提携、SMCの子会社化によって、元々アプリックスが強化していく事業と相乗効果がある企業が手に入ったという点もそこそこは期待できます。

しかし、そうは言ってもまだ実際に相乗効果が得られるかどうか定かでないので今後の動向をしっかり見ていく事が大切に思います。

まずは次回のQ4決算に注目です。SMCの業績が加わるのでそれでどうなるのかはちょっと楽しみでもあり、恐怖でもありますね。

では中身について決算資料から見ていきましょう。

まずは
売上の伸びについては受託開発案件(ネスレ関連等)が堅調だった事が要因です。
さらに営業費用が前期より3割ほどコスト削減により減少となっている点が赤字縮小となった要因になります。

費用全般という面でみると売上原価は前年比で増加、営業費用は減少、という内容です。
これも仕掛品の増加とBluetooth関連の追加生産をした事が要因となりました。

と、以上が決算資料に書かれていた内容ですが、中身というにはちょっと物足りない感じですね。

SMCの業績が寄与するのはまだ先だし、それ以外に公表できる新しい材料はない。
という風に受け止めるのが正解でしょうか。


まとめ

本日決算を発表したアプリックスについてまとめてみました。

ざっくり一言でいうと

全然サプライズ感はないけど、前四半期決算(Q2)よりは良かった!

という感じになるでしょうか。

正直なところ、(保有株分については手放すつもりはありませんが ※少額なので)

【年間売上約5億円で億単位の赤字】の会社が上場をずっと続けていられるかという感じもします。

どこかのタイミングで起死回生のサービスなり製品を出さないとこのままではいずれ紙屑になってしまう可能性も否めません。

私は既に保有してしまっているので、よほどの事がない限りそのままにしておくつもりですが今購入を検討されている方はもう少し待った方が賢明。
というのが私の個人的な感想です。

なぜかというと、非常に簡単です。

①黒字化への道筋がまだ明確でない。

②SMCの業績がどのような結果になるのか不透明。

③決算書に「継続企業の前提に関する重要事象」の記載がある。

こういう事です。

じゃ、なんでおまえは保有してんだよ!」という問いに対しての答えは

「2019年5月17日と2019年11月13日の間にちょっとだけ知識が増えたんだよ(苦笑)」

という事ですね。以上です。

ただし、それでも万馬券に懸けたい!という方は少しだけ買っておいても面白いかもしれないです。

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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