音楽ストリーミングサービス最大手 Spotify【SPOT】

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音楽ストリーミングサービス Spotify

今回、調べてみた海外企業(スウェーデン発)は

Spotify【SPOT】

について調べてみました。

同社は、音楽ストリーミングサービスをメインビジネスとして事業を行っており
ヨーロッパをはじめ世界中でシェアを伸ばしている注目の企業です。

同社は2018年4月に直接上場でIPOを果たしました。
上場初日は149ドルで引け、約1年半程度たった今では115ドルとなっており
米国成長株の例に漏れず、株価は下落基調で推移しています。

時価総額としてはおよそ200億ドル程度です。



同社の事業

まずは簡単に同社のビジネスについて簡単に説明をします。

同社の提供するサービスは

音楽ストリーミング配信サービス

です。

ほとんどの方は特に説明は必要ないと思うのでここはさらっと流しますが

アプリをインストールするだけでいつでも4,000万曲以上の楽曲が無制限で楽しめる!

というサービスです。


今現在の同社サービスユーザー数のおおよその構成比は

北米:30%

ラテンアメリカ:20%

ヨーロッパ:35~40%

その他:10~15%

となっています。


ちなみに「その他」地域にあたる日本在住の私もプレミアムユーザーの一人です。

実際にspotifyを利用しているユーザーとしては、登録されているアーティスト数や楽曲も多くアマゾンミュージックも登録していますが基本的にはspotifyしか使っていません。

・spotify=音楽サービス
・Amazon=動画サービス

みたいな感じで使い分けて利用している状況です。(※わたしは)

日本ではspotifyのサービスは有料プランで980円。
以前のキャンペーン期間中にお試しで登録してみて、仕事中に音楽を流している身としては
手放せないサービスとなってしまったためそのまま利用している流れになります。


ちなみに楽曲数でいうとアマゾンミュージックの方が全然多いようなのですが
実際に使用している感覚だとspotifyの方が多く感じます。
というのも、spotifyの方が洋楽方面が充実しているようで
洋楽メインで聞いている私としてはspotifyの方が充実していると感じていたみたいです。

と、サービスについては自分自身で経験しているため同社サービスの評価としては「大変良い」と感じています。


という事で本来の業績について確認していくことにします。

業績について

上場したのが昨年のため実際に確認できる業績の範囲としては過去2期分と今期の2四半期までになります。

とりあえずまずは一番直近であった2019.Q2決算(7月31日発表)の内容からチェックしてみます。

直近の業績

【2019.2Qの実績】(※前年同期比)

売上:$16億6,000万(+31%)
売上総利益率:26%(+0.2ポイント)
営業損益:△$300万(前期は△$9,000万)
純利益:△$7,600万(前期は△$3億200万)
EPS:$△0.42

となっています。

売上の伸びとしては今回だけでなく継続して四半期ごとに前年比30%程度の増加率を続けています。
利益についても前期と比較すると急速に改善しました。

今四半期はEPSはマイナスでしたが2018.Q4期間では営業利益も初めてプラスとなり、
ビジネスの収益化へ向けて順調に改善が進んでいるのは間違いないようです。

その他の海外成長企業(特にクラウド関係)を見ていても
NonGPPAベースでの黒字化もまだまだ見えてこない、というような企業が多いなか
同社のような成長企業でGAAPベースで黒字化が見えている企業は比較的珍しい方だと思います。

ただ、現在もまだ拡大優先のステージであるために販促費関連への投資が進められているため本格的な収益ベースに乗るのはもう少し先になりそうです。

今後の業績予測

2019.Q3とQ4の業績見通しも発表されているので一応チェックしておきましょう。

【2019.Q3の業績予測】
月間ユーザー数:2億4,000~4,500万人
サブスクライバー数:1億1,000~1,400万人
売上高:$15億7,000万~17億7,000万
粗利率:23.2~25.2%
営業損益:$△7,800万~+200万

付近での業績着地を想定しています。

【2019.Q4の業績予測】
月間ユーザー数:2億5,000~6,500万人
サブスクライバー数:1億2,000~2,500万人
売上高:$17億4,000万~19億4,000万
粗利率:23.7~25.7%
営業損益:$△3,100万~△1億3,100万

となっています。

予想レンジ幅が広いのであまりあてになりませんが

良く言えばそれだけ伸びる可能性ももり、悪く言えばどうなるか予想できない

というようなガイダンスとなってますので目安程度に見ておくぐらいでよいと思います。

過去の業績

直近の業績を一度確認した所で過去の業績へさかのぼってみましょう。指標となる数字の抜き出してグラフにしてみました。

まずは売上と利益の四半期ごとの進捗についてです。

見てわかる事は売上額については各四半期ごとに順調に推移していっています。
増加率になおすとおよそ25~30%の間の増加率を維持しています。

粗利率についても26%付近となっており、そもそもそんなに利益率の高いビジネスではありませんが一定の水準で安定してきています。

営業利益については2018.Q3を境にやっと黒字化するかしないかという水準になったといえそうです。

次にEPSの推移状況です。

こちらも基本的には上記と同じですが2018.Q3から明らかに潮目が変わってきています。
しかし営業利益以降の費用(支払利息等)が同社の場合、結構発生するので最終損益は
マイナス額が多くなってしまうようです。

ただ同社の場合は営業キャッシュフローはプラスで推移しており、フリーキャッシュフローも同じくプラス圏にあるため、そこまで悲観的にならなくても良さそうです。



最後にユーザー数と推移の状況です。
こちらもしっかり右肩上がりで進捗しており月間アクティブユーザーも各四半期ごとの平均の増加率は
QoQ比で約+6~8%
YoY比で約+30%
と順調に伸ばしている事になります。

まとめ

上記の内容を見て総合すると

経常的な黒字化も見えてきており、ユーザー数も高水準で順調に推移している点からも
成長株としては、なかなか優秀という判断で良いのではないでしょうか。


後は株価(時価総額)が今の価値と比較して適正なのか、そうじゃないのかという点が大事になりますが

このまま毎四半期ごとに30%の増加率を維持できたとします。

あくまで単純計算をしているだけなので今後行われるであろう様々な施策面は盛り込んでいません。

【2020年度通期予測】

売上高:$89億
粗利率:25%
営業損益:$2,000万
純損益:$△3億
EPS:$△1.5

程度になるのではないかな~と勝手に試算してみました。


収益化が確立するまでは、やはりもう数年かかると見ています。
よって、適正株価はどの程度かというと今の段階で出すのは難しいですね。
今後の景気後退の影響も受けると思われるので、なおさらです。
ひとつ言える事は、今の株価は決して安いという事はないという事ぐらいでしょうか。

ただし、上の方でも書いたように状態としてはそんなに悪くないと見ています。

投資判断としては

株価が極端に下がり過ぎたら検討したいけど今はまだ。

という事にします。


でも、サービスにはとても満足しているので、これからも長く続く企業であってほしいなと
個人的には応援している企業のひとつです。

今後も定期的に見ていきたいと思います。

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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