ドキュサイン【DOCU】の2019.2Q決算を確認

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2019.Q2決算を発表したドキュサイン【DOCU】

先日発表された米・電子署名トップシェアのドキュサイン、2019.Q2決算の内容を確認してみます。

まず結果から先に。
決算発表翌日の株価は大幅高となり市場ではQ2決算は高反応を得ました。

その後も数日間、下落する事もなく微増を続けているという事は純粋に良い評価だったのではないかと思われます。

では、どんな内容だったのか確認してみる事にします。


2019.Q2決算の結果

2019.Q2の実績が好調

【Q2予測】
売上高:$2.18億~2.22億
請求額:$2.15億~2.25億
NonGAAP粗利率:78~80%

に対して

【Q2実績】
売上高:$2.35億

請求額:$2.52億
NonGAAP粗利率:78%

2019年通期予測を上方修正

【通期予測】
売上高:$9.17億~9.22億
請求額:$10.1億~10.3億
NonGAAP粗利率:78~80%

【修正通期予測】
売上高:$9.47億~9.51億
請求額:$10.63億~10.83億
NonGAAP粗利率:78~80%

に上方修正が入った事が好材料視されて結果的に今回の株価急騰となりました。

四半期ごとの業績の推移を見てみる



まずは手っ取り早く、これまでの四半期ごとの業績(売上と営業利益、売上総利益率)をグラフで見てみます。

売上高は好調ですが、営業損失額は結構大きな金額で推移しています。

ここについては、粗利率はほぼ変わらず75%付近をキープしているので、営業費用の負担が大きい事が見てとれます。

これは見てわかるように現状は

売上の増加に伴って同じ程度の比率で原価が上がり営業費用については売上の伸び以上の勢いで増加しているため結果的に営業損失は大きくなる


という状況で推移しています。

売上原価については売上総利益率が70%を超えている事から非常に利益率が高いビジネスモデルだと思えます。

が、まだ成長段階の企業であるため現在の成長率を維持するための投資が多くかかっているという事になります。


その営業費用の中で約6割を占めるのが「マーケティング費用」です。

ドキュサインのサービスを世界中に広げるために必然的にこの部分が大部分を占めるのは致し方ないですがビジネスとして収益化するためにはどのタイミングで投資フェーズが終わり、「マーケティング費用」と「投資費用」が抑えられるか

これは同社に限らず全ての成長段階の企業が通るフェーズなので別にそこまで特段懸念する所ではないですが。

 

EPSについてもいまだにマイナス圏、NonGAAP-EPSもちょいプラス程度です。

Q1よりも利益が取れていなかった現状を見ると個人的には「あれ?」という感じでした。
それぞれの営業費用が前四半期比較でも結構増えたので赤字額は増えましたね。
売上の増加額<営業費用の増加額
でしたから仕方ないです。

最近は(特に米国企業は)

次世代サービスのトップシェアを確保するために現時点での利益はガン無視!今は規模拡大が最重要!

みたいな風潮がちょっと強すぎるんじゃないかとも思えるのと

今の株価は一体、何年後のEPS(利益)を織り込んでるのだろうと思える株価が付いているのはちょっと心配です。

(色々な本読んでいるとこれまでの歴史上にも利益も売上もほとんどないのにバカみたいに株価が上がってバカみたいに株価が下がる、といった状況が何度もあったようでそろそろ下がる段階なんじゃないかな~という気がしないでもない、です)

その時代を生きていないので、実際の内容はこんな単純ではないと思いますが結果的には似た状況にいるのではないかなと思います。

予想EPS(NonGAAP)成長率から適正株価を探ってみる

ちなみにNon-GAAPで見た場合のドキュサインの株価はどのあたりにいるのだろう、と簡単に出してみます。

適正なPERを成長企業なので30倍台として考えてみます。

株価:$58 (9/10頃の株価です)
NonGAAP-EPS:$0.2 (※今期の予想)

だとすると現在のPERは290~300倍。

EPSの成長率が売上成長率(+α)に合わせて毎年+50%(※かな~り甘く見積もってます)だとしても
2019:$0.2
2020:$0.3
2021:$0.45
2022:$0.67
2023:$1.01
2024:$1.51
2025:$2.28

2022年頃から勢いがついてくる(増加「額」的にインパクトが出る)ようなイメージになり、(2024~2025年)でやっと現在の株価が適正範囲ぐらいになると思います。

が、6年連続でEPS成長率+50%というのは結構厳しいとも思うので実際はもっと長い期間がかかりそうです。
10年以内で達成できれば上出来、という感じではないでしょうか。

(※しかも上記の計算もNonGAAP EPSを参照している点も踏まえると実際はもっと厳しいと思ってます。)

ちなみにその間に金融ショックや景気後退が本格化すれば株式市場から資金が回収されるでしょうから、調整された時の下落幅も短期間に50%を越えるような下落に見舞われる可能性も高い方だと思っています。

※あくまで私個人的な考えです。市場の多くの人はもっと高い成長率を期待しているかもしれませんし…。



まとめ

今回の決算でパッとしなかったら売却しようと思っていたのですがここまで株価が好反応を示したので迷いました。

個人的な判断では、元々の株価水準が投資家の期待度が高いために異常に高く見えて、さらに20%も上がるほどの決算内容かと言われるとそうとも思えず。

しかし市場はこんなにポジティブに反応したという事は事実で…、どうしたもんかと悩んでいたのが正直な気持ちでした。


そんなに大きな金額を投入していたわけじゃないですが、成長率に対して今の株価はやっぱり高すぎるような気がしますね。


前回ポジティブな内容の記事を書きましたが、こうやって実際に数字を出して見ると結構な割高水準にあるようです。

業界自体はまだまだ成長段階で間違いはないのでしょうが
先日(2019年9月9日)以降の他ハイテク成長株が異様に弱かったのも何かの予兆?
という気もするので、この辺で一旦手仕舞いをする事にしました。

ドキュサインは一旦売却決定!
しました。

そんなに額はないですが利確です。
ただ、また株価が調整されたら再度資金を投入したい企業のひとつには変わりないです!

ちなみに売却した資金で早速 STONE【STNE】 を購入しました…。


※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

なぜ、STNEを購入したのか、近日中にまた記事を追加しようと思ってます。


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