アイロボット【IRBT】2019年度Q2決算を検証

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【アイロボット】 2019.Q2決算発表

米国株式市場終了後に発表された、わたしの保有銘柄でもある
アイロボット【IRBT】
の2019月期Q2決算が発表されました。

今回の決算を受けて時間外取引では15%を超える大幅下落となっています。

前回記事にした時に「今が最後の買い場?」とまとめましたがどうやら買い場ではなかったようです、結果的に…。

ちょっと残念でしたけど、根本的な部分での悪化というわけでもないみたいなのでまとめてみました。

↑前回の紹介記事はこちら


2019年度Q2決算の結果

通期予測の下方修正

という事で発表された決算資料から前回の決算に引き続き、株価を下げる要因となったものは何なのか? 確認してみました。

まず一言で表すとしたら、

2019年度の通期の業績を下方修正した事

が今回の株価下落を招きました。

内容的には(弱改善の)売上の成長のために利益を犠牲にしたという形。
(※というか製造コストが従来のものよりも悪化していると推測)

そして、決算資料の前半では予想以上の利益を出したと公表しておきながら、

修正に至った要因は原価率の悪化、その根本には米中貿易摩擦の関税による悪影響が大きいという事でした。
その結果、当初予定していた米国国内の売上目標に対して、年前半は良かったが後半にかけて成長が鈍化すると想定しているようです。

とりあえず修正した内容はこうです。

【前回発表していた通期の業績予測】
売上:$12億8,000万~13億1,000万
営業利益:$1億800万~1億1,800万(営業利益率8~9%)
EPS:$3.15~3.4

対して、
【今回修正された通期の業績予測】
売上:$12億~12億5,000万
営業利益:$7,500万~1億(営業利益率6~8%)
EPS:$2.4~3.15

営業利益だけ見ると前回公表の予測と比較して約3割減程度の下方修正となりました。

たしかにこの内容だと株価への悪影響は避けれませんね。

Q2単体での業績

そして2019.Q2単体の業績はこのような結果で着地しました。(前年同期比)

【2019.Q2業績】
売上:$2億6,000万(+15%)
営業利益:$525万(△60%)営業利益率2%
純利益:$720万(△31%)
EPS:$0.25(△0.12)

 

税金の関係で最終利益は営業利益に比べると悪影響は軽くなりましたが正直な所、今四半期の決算は中身を見ても残念な結果となりました。

四半期ごとの各指標のグラフを更新しました。

今四半期では、見てわかるように重要な指標がほとんど悪化しています。

まず売上総利益率が2019.Q2単体で見ると45.4%となった事。

これは直近の粗利率は50%付近を目途として前後約3%の水準でしたが、今四半期のように粗利率が45%まで落ち込んだのは過去3年間で一度もありませんでした。

それを踏まえて、じゃ前回の記事でとりあげた「売上成長率」はどうなのか、という点については2019.Q1で9.5%だったものが、15%まで改善しました。

ただ、同社の前期の成長率の水準は25%で推移していた事を思うと利益率を犠牲にした事に対する売上成長率の伸び率は物足りない印象です。

ひとつフォローを入れるとすれば製造部品の輸入関税コストが増加したため利益率を押し下げたという見方もできる。貿易摩擦が解消すれば一時的な悪影響でおさまる可能性もある、という点ぐらいでしょうか。

売上と利益のグラフも更新しました。

ここ最近の業績で見ても利益がここまで落ち込む事はあまりなかったので少し心配ですね。

しかし、同社の利益の積み上げは後半に高くなる傾向があるので残りの四半期決算が特に重要となってきます。
ホルダーとしてはなんとか盛り返してほしいところです!


まとめ

アイロボットは、一応セクター的には「一般消費財」に分類はされますが、製品の価格帯や特性的には(長期投資に向きにくい)「資本財」銘柄という方が個人的にはしっくりきます。

なぜ、ここまで肩入れするのかというと前回記事にも書いていますが、AIやロボット業界の一般消費者向け製品という面で将来的にどうなるのか非常に気になるのです。

ただ同社のビジネスモデルの中でやはり気がかりなのが、
ルンバに続く大ヒット商品が出ていないという点は心配です。

公表された販売台数を見てもルンバはなんとか2桁成長を続けているものの、ブラーバ等の比較的新しい製品はルンバと比較すると1~2割程度しか売上の規模がなく、売上台数成長率も既に落ち着いてしまっている状況です。

今度、販売予定の芝刈りロボも、そんなに市場が大きくないため、このあたりで次の柱となる製品を生み出してほしいとホルダーとしては願ってます。

教育用ロボットを手掛ける米Root Roboticsの買収によって近い内に子供向けプログラミング教育ロボを開発する可能性がありますが、この分野もどちらかというとニッチ。

いつだったか以前同社CEOのアングル氏が語っていた「執事ロボ」の開発について。これが現実的になってくるとロボット業界での存在感が高まると思うので、おとなしく見守っておく事にします。

今回の株価の下落で追加で購入するかどうかはまだ考えていませんが、引き続き様子を見ていきます。

テクニカル的には今回の下落後、反発するのなら反発しそうですがあまり期待できそうにないです。が、その動き次第では追加購入に動くかもです。

さて今夜の株価の動きはどうなるのでしょうか…。

決算シーズンもいよいよ本格化してきたので、他銘柄も引き続きチェックしていきます!

※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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