期待の米国株銘柄 ソーラーエッジ【SEDG】

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太陽光発電の急成長企業 ソーラーエッジ

今回はイスラエルの太陽光発電システムソリューションプロバイダー企業の

ソーラーエッジ・テクノロジーズ【SEDG】
(SolarEdge Technologies Inc)

について調べてみました。

太陽光発電に用いるパワーコンディショナーメーカーとしてで高成長を遂げているNASDAQ上場企業です。


「MLPE」という発電効率の最大化を実現する技術を活用した太陽光発電事業を行っています。

MLPE(Module Lebel Power Electronics)

モジュールレベルでの設置・管理・制御を行い、稼働時のミスマッチによる悪影響を低減できるため発電効率を設置設備の最大限まで引き出す事が可能。

同社は、ここ数年の平均売上成長率は約50%を超えているものの、

PER:20倍前半

ROE:20%以上

時価総額:$50億以下($30億程度)



という条件に当てはまっており成長株なのにPERが20倍台と今の株式市場を見ると割安の水準にいるのではないかと思い、同社について調べてみる事にしました。


太陽光発電の現状

まずは、同社の活躍する市場「太陽光発電システム」の現状について見てみます。

日本でも2009年に電力買取制度の始まり、2012年にFIT(固定価格買取制度)の開始等を背景に急速に拡大してきた太陽光発電。


最近の「REN21」の発表によると2018年に導入された太陽光発電容量は100GW(ギガワット)(※W→KW→mW→GWの順)に達したとの事。

2014年と比較すると、3年間で約2倍以上の成長を遂げていると見られており、今後も先進国・新興国(特に新興国)ともに増加していく見込みとなっている市場です。

ただし昨年(2017年)と比較するとそれまで急激に成長してきた反動か、ほぼトントンの進捗となりました。

2018年度の成長率の落ち込みは主に世界情勢の影響が大きいと思っているのですが、一部ではもう成熟市場だと言われていたりもします。
しかし、昨今の導入コストの低下等の影響もあり安価に提供される電力として新興国での急拡大が見込まれているという見方の方が圧倒的に多いようです。


日本でも経産省によるコスト低減を促していく姿勢から太陽光発電のコスト削減の流れはまだ続くと思われます。

電力の入札最低価格が日本では14円台に突入して少し話題になりましたが、海外では既に10円を下回る案件も増えているようです。

それも踏まえた上でなのか、
「(将来的な)2025年に運転開始する案件の平均的発電コストは7円/kWhを目標にする」
と公表しました。

さらに、現時点で世界各国の化石燃料への助成金制度が残っており、補助金の総額は3000億ドル(前年比+11%)とされています。
それをなくす方向が定まれば再生可能エネルギーの中でもトップを走る「太陽光発電」のさらなる急速な拡大が見込まれると思っています。

住宅用の太陽光発電による売電料金の状況も産業用と同じく、10kW未満のいわゆる住宅用の売電価格も毎年約2円程度ずつ値下がりしています。産業向けと同じく今後もこの流れは続くと思われます。

じゃ今から自宅に太陽光発電設備を導入しようとしている人はやめた方がいいのか、と思われるかもしれませんが

売電価格の値下がりとともに、設置コストも下がっているのです。

という事は、むしろ初期投資額を減らせて将来的に回収できるのであれば今から設置する方からすれば導入しやすくなったといえそうですね。

まだ日本でのソーラーエッジ製品の広がりは産業用がメインとなっていますが、住宅用への活用も広まれば日本国内での同社の影響力ももっと上昇するのではないでしょうか。

事業内容

次にソーラーエッジの事業内容について確認してみましょう。

スマートエネルギーソリューションを創造する企業として現在、注目を集めている企業です。

上記で少し説明した製品によって、ソーラーエッジ太陽光発電(PV)システムにおけるインテリジェントインバータソリューションを開発・提案しています。

同社のパワーコンディショナーは今までの従来式のモデルとは性能は大きく異なっており、今後は同社の製品が新たなスタンダードになると個人的には思っています。


なぜなら従来の太陽光発電システムモデルでは、様々な小さな障害が発生しただけでも全体の発電性能に大きくマイナス影響を与える構造になっていて「MLPE」はこれを解決できる。

これを太陽光発電システムの根本的な部分から見直し改善した製品を提供しているのが「ソーラーエッジ・テクノロジーズ」です。

どういう事かと言うと「エネルギーコストを削減しながら発電は最大化にする」という事です。

それぞれの機能を統合化する事で非効率になっていた従来式から、あえて機能を別々にする事でミスマッチ(様々な要因による低効率部分による全体への悪影響)をそこだけに抑え、本来持っている設備性能レベルでの発電量の最大化を実現。


太陽光発電の性能を上げるのがどういう事につながるのか。

当たり前の内容ですが…
発電性能が良ければ良いほど、発電量を多くできる→売電量の増加→売電による収入アップにつながる。

要するに「エネルギーコストを削減しながら発電は最大化にする」という事です。

そして性能の高い太陽光発電設備を提供している企業への需要が集中するのではないか、と思っています。


【ソーラーエッジを採用するメリット】

・設備コストの削減(ストリング数と周辺設備のコスト負担減)

・発電力の最大化(システム全体の発電量も最大10%程度向上)

・設置の自由度が高く従来よりも多くのモジュールを接続できる設計

・モジュールごとのモニタリングが可能。=トラブル解決も早い。(しかも無償のクラウドベースでのモニタリングプラットフォームが使用できる)

既存の製品と比較すると、明らかにメリットが多いのです。

上記の図を見てもわかるように製品の優位性のおかげで米国内での「ソーラーエッジ」のシェアは急拡大しています。


業績について

直近の業績推移


次に同社の業績について見ていこうと思います。

まずは一番最近の決算で発表された業績はこのようになっています。

【2019年度Q1決算】
売上高:$2億7,100万(+29.5%)
売上総利益率:31.7%(-6.2ポイント)
営業利益率:10.3%(-9.2ポイント)
純利益(%):$1,900万 7%(-10ポイント)
調整後EPS:$0.64(-$0.23)

となっています。売上は拡大しているものの大幅な粗利率の低下を受けて昨年同時期と比較すると減益。

また、Q2のガイダンスはこうなっています。

【2019年度Q2決算 業績予測】
売上高:$3億1,000万~3億2,000万
(内、太陽光発電事業の売上高:$2億9,000万~3億)
売上総利益率:32~34%
(内、太陽光発電事業の粗利率:33~35%)

となっています。

今四半期では減益となってしまいましたが減益となった要因は何だったのでしょうか。

ちなみにこの決算発表後の株価は18%を超える大幅高となりました。


では、四半期ごとのグラフから読み取ってみます。

やはり目立つのが、売上総利益率・営業利益率の低下です。それにともなって販促費率が上がっているようです。

というか、ここ直近1年ほどで大きく利益率を下げているみたいです。

ここ最近行われた買収案件が関係するのかと思いましたが、それによる影響はほぼないようです。

とすると、考えられるのはやはり競争の激化や世界的な売電価格の低下が要因なのしょうか。

家庭向けと比較して、販売価格の下落の大きい商用向けによる単価減少が大きく響いていると推測しています。

そうであれば
今回の決算で売上総利益率が前四半期に比べ反発(=弱改善)したと判断され決算を受けて株価が大幅高となった
という見方ができそうです。



過去の業績推移

次に過去3年間の業績の推移を念のため見ておきます。

まずは売上額と利益率の推移についてです。

売上の伸びはやはり突出しているように思います。
また前期までは利益率の低下も全体的には表面化されてなかったため利益率も同水準で推移をしていました。

EPSと調整済みEPSの比較はこんな感じ。

2018.Q4の差が大きいな、と思って調べてみると「Transition tax of foreign earnings」(外国所得の移行税?)というのがあるようでしたが毎年Q4で計上されているようなので今回の利益率の悪化には、やはりそこまで関わりなさそうですね。

次にROE、ROA等の収益性について確認してみます。

2016年はともに低かったのですが、両指標ともに改善しどちらも安定しています。

このままの水準で進んでくれれば良かったのですが、今期については2016年の水準まで戻る事はないにしても目に見えて悪化するのは否めないように思います。

最後に財務状況についてですが、こちらも営業キャッシュフローが伸びていたので大きく問題はなさそうです。

まとめ

さて、今回は「ソーラー・エッジ」について調べてみましたがどうでしょうか。

売上の成長率は非常に高く市場での評価も高いようなのですが、やはりここ最近の利益率の低下が気になる、という内容でした。

しかし同社の提供している製品の優位性について圧倒的に強いと感じており、売上については今後も大きく伸びていくのではないかと思っています。

利益率については各国の売電価格の下向き圧力もある事から引き続き注視は必要に思います。

ここまでを踏まえて最終的なまとめとしては、

製品の優位性が非常に高くPERも20倍台の今なら保有しても良いかも!


と、私は感じました。もちろん利益率の低下という非常に心配な点はあるにしても、ここ最近の買収案件や何度も言いますが製品の優位性、を考慮すると同社の製品はスタンダードになる可能性があり、その場合は業績も大きく飛躍すると思われるためここはホルダーとして今後もしっかり見ていきたいと感じました。

ただ自信を持って薦めれるかというと、そこは何とも言えないのであくまで私個人の見方にはなりますが…。

また時間がある時に太陽光発電市場について調べてみたいと思います。
今回気づかなかった点が出てくると思いますので。


※投資は自己責任です。あくまで参考程度にお願いします。

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