北の達人【2930】2020年度Q1決算を検証

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健康美容商品の開発・販売 「北の達人」

今回は私の保有株でもある
北の達人【2930】
の決算発表が2019年7月12日にありましたので内容を確認してみます。

北の達人は

「カイテキオリゴ」を主力として健康美容商品等を自社で開発・販売を行っている

北海道の企業です。

社名である「北の達人」はそこから来ている名前ですね。

事業内容

当サイト内で「北の達人」を取り扱うのは初めての記事なので簡単に事業内容を残しておきます。

基本的には同社の事業範囲は、

自社でオリジナルの健康美容商品の開発を行い、生産については外部へ委託して製品化をしています。
販売方法については基本的にはリアル店舗はなく、ECサイトを通しての販売がメイン。

と、なっています。

2014年11月に東証二部への上昇を果たし、2016年内までは大きな株価の動きはありませんでしたが2017年1月の決算発表や優待の拡充等をきっかけに

一時、上場来30倍を超える時価総額まで達した事もありました。

現在の株価は2018年4月に最高値を記録した後、調整が入り株価は落ち着いてきましたが
以前、業績についてはいまだ大きく拡大している企業のひとつです。

また、ここ数年は自社ECサイトの広告運用を自社で開発・運用する等、ECにおいては徐々に自前で広告等の販促活動を行うようになりました。

(※もしかしたら、ここについては思っていたほど上手くいっていないような印象を受けますが実際はどうなのでしょうか…)

同社の一番の強みとしては、
やはり「商品開発力」であり、大ヒット商品の「カイテキオリゴ」をはじめ、他にも多くの人気商品を開発しています。

そして、ここ最近では先日の株価の急騰の要因にもなった「ヒアロディープパッチ」が大ヒットし同社の業績に大きく貢献しているようです。

業績について

2020.2月期Q1決算

では次は今回発表された業績を見てみましょう。

【2020.2月期Q1決算 実績】

売上高:23億8,700万円(+25.2%)
営業利益:5億5,300万円(+22.3%)
純利益:3億8,500万円(+22.2%)

Q1の業績はこのような数字で着地しました。
北の達人でなければ、一目で好決算だと思われる内容でした。

しかし、これまで非常に大きな成長率を見せていたため、同社の業績拡大期を知っている方達にはもしかしたらちょっと物足りなかったかもしれません。

PERも40倍を超えている事からも同社への期待の大きさを感じ取れます。

ただ、決算短信を読んでみると少し状況が異なってきます。

経営成績に関する説明では、初っ端から下記のような文言が出てきました。

<ヒアロディープパッチの発送遅延による影響>

刺すヒアルロン酸化粧品「ヒアロディープパッチ」が爆発的な大ヒットを記録していて予約待ち4万人以上。
(7/13時点では2万1,700人ほどでした)

想定外の受注数に対して生産が追い付かず、当四半期中に大きく影響が出ました。

金額にすると、

売上高:2億5,000万円  営業利益:1億6,000万円

ものマイナス影響が出たようです。

これを加味すると、

売上高:26億3,500万円(+38.2%)
営業利益:7億1,200万円(+57.3%)

本来であれば上記のような業績で着地したと思われます。

今回のマイナス分は次四半期以降へ上乗せされるという事みたいです。
そして今回未計上だった上記の数字を計上できていれば当社予想のQ1決算業績を大きく上回るとの記載があり同社にとっても今回の新商品の爆発的大ヒットは予想外の嬉しい悲鳴だったようです。

中でも、売上の予想対比+2%以下に対し、利益の伸びは予想よりも約15%も上回る数字となっており、ここから思う事は

「刺すヒアルロン酸化粧品」は利益率がものすごく高い?

という事も考えてみました。

もしくは単純に原価以外の営業費用関連が売上数量増と比例していないだけ、という事もありますね。
ん~、だとすると、こっちの方が可能性としてありえそうですね。

ただし、その場合は同社の平均の粗利率は最低でも75%以上なので
もし、マイナス影響分の営業利益1.6億円=粗利額、として出しているとすれば
同商品の粗利率は70%以下になる計算になってしまいます。

「大手よりも安く提供してます」と強く訴求している点を見ると
もしかすると既存商品よりも利益率が多少低い商品という事になる可能性もあるかも。

あくまで現時点でという話で、定番商品になることでコスト削減できれば既存商品と同じぐらいの利益率にはなると思っても大丈夫だと思います。

今のところそこまで気にする内容ではないかも、ですね。

さて、ところで「刺す化粧品シリーズ」では早くも第2弾の商品が販売されました。

7月9日に同シリーズ商品の「ミケンディープパッチ」も発売され、しかも予約注文段階で2万個以上の受注があったようです。

同社にとって「刺す化粧品シリーズ」は「カイテキオリゴ」以来の超人気ロングセラー商品になる可能性が高そうです。

定期的に使用する事で効果が感じられる使い方が想定される商品なので、定期購入売上の底入れにも繋がりこれからも大きく貢献する事でしょう。

過去の業績と比較

ここで一旦四半期ごとの業績をここ数年と比較してみてみます。


2016.Q1から見ていくと途中から急成長をしたのがわかります。

ひとつひとつ説明していくと終わらないので今回は直近の決算部分だけ。

今回の決算短信で報告されている業績は「2020.2月期Q1」の所になります。

その右側に赤枠で囲っている部分が発送遅延によるマイナス分を上乗せしたものです。

上乗せ前でも過去の四半期と比較しても最高の売上と利益を計上しています。
売上については前四半期と比較するとほぼ同額ですが、それでも利益は大幅に改善しています。
これは販管費の低下が要因である事もグラフから読み取れます。

上乗せ分が実際に加わっていたら、恐らく文句なしの決算だったと思っています。

 

こっちの方がわかりやすいかも、ですね。

前四半期で利益率が低下した事で成長に陰りが出始めるか多少懸念はありましたが、元の水準まで戻しているため、前四半期の利益率低下の件は今の所一時的なものと見て大丈夫でしょう。


まとめ

今回の決算をまとめると上記のような評価となりました。
私の見方では上出来だった、と思っています。

なぜなら、ここ直近の四半期決算では前年同期比で減益となっていたり上に書いたように今後の成長力に懸念も感じましたが、原因は「自社広告システムの調整のため」というのは会社が公表をしていました。

これを信じるか否かはちょっと難しい所でしたが結果的に今回、新たな大ヒット商品が出てきて心配だった利益率の低下も盛り返してきました。

短期で上がるか下がるかを見たら、どうなるかわかりませんが
長期目線ではまだまだ成長段階である事は明白です。

(嫁へのプレゼントとして優待品ももらえるし)まだ、成長シナリオは崩れていませんのでホールドで良さそうですね。

ただし、目先だけの数字しか見なかった場合、物足りないという印象を持つ方もいるかも、という感じもしますが…

個人的な評価はこうなりました。

業績は好調!火曜日下げたら買いかも?

という事で、まとめとさせていただきます。

さて、三連休明けの市場の反応が楽しみです。
それでは!

※投資は自己責任です。あくまで参考までにお願いします。

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