期待の米国株銘柄 iRobot【IRBT】

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ホームロボ事業の最先端企業 iRobot

今回は日本人の多くも知っているのになぜか時価総額が30億ドルもない米国企業

iRobot【IRBT】

について検証してみる事にしました。

iRobotといえばルンバですね。

同社はここ数年前にルンバの日本上陸により日本での知名度が上がっていましたが
NASDAQに上場したのは2005年と意外と昔から株式公開しています。

今でこそ、お掃除ロボを開発している企業ですが以前は
軍事用ロボを手掛ける軍事部門がある企業でした。

しかし、ルンバの好調な売り上げを背景に2016年、軍事部門を売却する事を発表し、現在はルンバを始めとする家庭用ロボット市場に注力する企業になりました。

同社は軍事部門を手放してでも家庭用ロボット市場が拡大すると見て事業の拡大を計っています。

事業内容

それでは知っている方がほとんどだとは思いますが同社の行っている事業について改めて見てみましょう。

iRobotは、MITのロボット学者たちにより1990年に創設された米国企業です。

現在の主な事業としては

家庭用ロボットの開発・製造・販売

を行っています。

主要な製品は現在3種類のロボットが販売されています。

●ルンバ(Roomba)

同社の看板商品である「ロボット掃除機」のルンバです。
現在の最新モデルは「s9+」(日本未発売)というモデルで約1,300ドル(約14万円)で販売されています。(新モデルから形状も変化し新機能も増えました。)

●ブラーバ(Braava)

「床拭きロボット」として2013年に最初のモデルが発売されました。
現在は「m6」モデルが最新モデルとして約500ドル(約5.4万円)で販売されています。
※ルンバと(簡易的な設定ですが)連携して掃除してくれる機能が追加されたようです。

●Terra

スマートホーム初の屋外ロボとして「ロボット芝刈り機」が2019年に米国で販売予定の新製品です。
こちらもやはり、自動でマッピングして効率的に芝刈りを行うようです。
敷地面積が広いアメリカでは芝刈りは欠かせない家事のひとつです。

現在は上記の3製品をメインとして事業を行っています。

業績について

ちょっとペースが早いですが、ここまでは皆さん知っていると思うのでさっそく業績について見てみましょう。

まずは前期の通期での業績はこのような数字でした。

【2018年通期業績】
売上:$10億9,200万(+23%)
営業利益:$1億500万(+45%)
純利益:$8,800万(+72%)
EPS:$3.07(+$1.30)
調整後EBITDA:1億7,300万(+38%)

続いて2019年の通期予測はこのようになっています。

【2019年通期業績予測】
売上:$12億8,000万~13億1,000万
営業利益:$1億800万~1億1,800万
EPS:$3.15~3.40(※Q1決算時に+$0.15としました)

最後に2019年4月23日に公表された2019.Q1決算の内容を見てみましょう。

【2019年Q1業績】
売上:$2億3,700万(+9%)
営業利益:$2,200万(-13%)
純利益:$2,200万(+10%)※税金の影響なので参考にならない。
EPS:$0.78(+$0.07)
調整後EBITDA:3,890万(-9%)

上記のような感じでQ1決算を終えました。

その結果、決算翌日に-23%と大暴落しました。

米国株はこれがあるから怖いですね。
日本でもありますがこの業績でここまで下げる事はほぼないでしょう。

ここで一旦、直近10年の売上の推移を見ておきましょう。
気をつけないといけないのがHome事業で見る事が大事だと思います。



その結果こんな感じで成長を続けています。
グラフの緑の部分は軍事部門なのでそこはなかった事にして見てください。(もうないので。)

なかなか驚異的な伸びだと思いませんか?
特に過去2年間の伸びはなかなかですよね。

そもそも四半期ごとの売上や利益率は同社の場合どのような割合で推移するのか。
ここを理解しないと、判断ミスをしてしまいかねないので一旦確認しておきましょう。

四半期後の様々な指標を表示してみました。

利益率については特に異常な動きとなっている様子はありませんね。
中でも目を引くのは、2017.Q4の売上成長率の一時的な上昇、しかしこれは今回は関係ないです。

下落の要因となったのは
対前年同期比の売上成長率の鈍化
という所でしょうか。

それと売上総利益率が前年同期比と比較して
約3ポイントマイナスとなったのが営業利益が減益となった影響
でしょう。

しかし、四半期別で見ると実は昨年Q1の売上総利益率が53%とここ数年の四半期で一番良かったため、どちらかというと

今期のQ1の売上総利益率が正常値であるような気がします。

とすると、引き続き注目する点は「売上の成長率」という事になります。

ではQ2以降にどうやって盛り返すかというと、

●「ルンバ」と「ブラーバ」の新モデルの販売開始。

●(まだ発売前ですが)新製品である「Terra」の販売

という事になると思います。

ルンバとブラーバの新モデルについては昨日は申し分ないのですが、
価格がめちゃくちゃ高い…。

ここを消費者がどう判断するかですが、好評だったとしてもQ2の半ばからの販売なので
次回発表の業績への影響はどの程度あるのかは微妙な所です。

Terraについては、まだ発売をしていないのでQ3以降の楽しみになりそうですが
もしかしたらQ2の決算も前年と比べると売上の成長率という部分では前期と見劣りする業績となる可能性もありそうです。

またはQ2決算発表のタイミングで「Terra」の発売日を発表し期待から株価反発となる可能性もあるかも?



まとめ

考えてみると「ルンバ」に組み込まれたロボットテクノロジーは

実はとってもえげつない技術

だと思っています。

自由に移動して、簡易的な地図を作ってしまう技術。

そしてそれを学習・記憶し、更に指示によって実際に行動を起こす。

考えてみてください。そんなやつが他人の家の中にいる事を。

同社が本気になればルンバを通して住民の会話から様々なビッグデータを収集する事もできるし、部屋の異変に気づきアラームを鳴らす等、室内警備としても活躍できるはずです。

なぜなら「もはやほとんど人間に近い」状態であると思っています。

マッピングをするためのカメラ(目)も音声指示を受ける(耳)も搭載しており自由に移動(足)する事もできる媒体。
音声機能(声)が付けば消耗品の追加購入を促したり音声広告としての役割も果たせる。
wifiに接続もできるのでルンバを介したネットワークも構築できる。

(※ここについては既にひと悶着ありましたが)

しかも最近のモデルにはAI技術(頭脳)も搭載されています。

AIに懐疑的な人達にとっては、もしかしたら絶対に家に置きたくない一番の機械かもしれませんが。

既にGoogleとの提携も発表し「家の詳細マップ」とやらを共有するなどの協議も行っているらしい(という噂)

正直、ファーウェイよりもよっぽど脅威ではないかと個人的には思ってます。

ただ現実的にはGoogleも利用したくなるほど驚異的な魅力?をもっているのです。

そんな会社の時価総額が$20億というのは考える間もなく安過ぎるという感じがします。さらに赤字企業ならばまだしもGAAPベースでもしっかり黒字化しています。

黒字化しているので、とりあえず簡単にPERで見てみます。(2018年の業績から)

時価総額:$25億
株価:$89.5
EPS:$3.07
調整後EPS:$5.26

EPSベースのPER:29倍
調整後EPSベースのPER:17倍

最近、Saas企業ばっかり見ていたせいか、とっても割安に見えます。

「ロボット関連企業で直近2年の売上成長率が 約30%/年 でPER17倍」

M&A等を繰り返しながら事業を各分野に拡大していったら
将来的に50倍株になる可能性も全然あると思いますがどうでしょうか?

まとめ

2019年4月24日~2019年7月下旬までが最後の買い場になるかも。買わなかったら数十年後に絶対後悔しそう。

…あくまで個人的な感覚なのでどうなるかわかりません。笑
ただ、これ以上株価が下がる余地は同社に大きな問題でも起こらない限りないように思います。

投資は自己責任です。あくまで参考までにお願いします。

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