期待の米国株銘柄 Chegg【CHGG】

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学習プラットフォーム企業 Chegg


今回は、米国の学習プラットフォーム企業である
Chegg【CHGG】
について調べてみました。

始めて聞く企業だという方も多いのではないでしょうか。

実は私も先日SBI証券の新規取扱銘柄をチェックしていた時に

「オンライン教育」と「プラットフォーム」

という言葉に引かれて初めて知りました。

アメリカの大学の学費や教科書代は日本と比較して非常に高いようで、勉強したいのに金銭的に余裕のない人達を支援するために同社を立ち上げたそうです。

教科書のレンタルや販売を始め、オンライン家庭教師のような感覚で問題のわからない箇所を専門的な知識をもった指導者へ質問する事もでき、教育費を削減しながらの学力の向上を目指せる仕組みを提供しています。

元々は教科書の出荷から始まったサービスもアマゾン等の競合の影響で
オンラインでの教育支援プラットフォームという新たなサービスを展開
し、これが同社の再加速のきっかけとなりました。

事業内容

そんな同社の提供するサービスは初めに書いた通り
学習プラットフォームである「Chegg Services」を主力としています。

この、Chegg Servicesには

●Chegg Study

受験を控えた生徒の試験対策や生徒のレベルに応じた勉強法で解答まで導く過程を支援するサービス
●Chegg Tutors

オンライン上で専門知識をもった指導者(オンライン家庭教師)によってマンツ―で学習を支援してくれるサービス
●Chegg Writing

作成した論文や文章の無意識な盗用を事前にチェックし防ぎ、文章の添削等を行ってくれるサービス

が特に注目されているサービスです。

米国では教育への関心が高いため教育市場の規模も大きいようです。
現時点でチェグのサブスクリプションサービスを利用している生徒は300万人以上おり現在もまだ増え続けています。

同社は

大学生2,000万人+高校生1,600万人の計3,600万人の市場規模

を見込んでおり、米国のトップシェアである同社のサービスを利用している生徒はまだ約10%程度しか達していません。

また同社の知名度についても教育関連ではアマゾンを超えるほどのトップクラスの知名度を誇っており教育プラットフォーム企業としてはトップランナーと言えそうです。

直近の業績

まずは2019年4月19日に発表されたQ1決算資料から見てみましょう。

【2019年Q1決算】
売上高:$9,740万(+27%)
サブスク型売上:$7,530万(+34%)
純損失:$430万
GAAP EPS:△$0.04
NonGAAP EPS:$0.15

そして2019年度の通期予測はこのような感じです。

【2019年度通期予測】
売上:3億9,500万(+23%)
サブスク型売上:3億3,000万(+30%)
売上総利益率:75~76%
調整後EBITDA:1億1,900万(43%)

を予測しています。

売上・サブスク型売上・営業費用・四半期ごとの利用ユーザーをグラフにしてみるとこのような感じになります。

直近の同社のビジネスモデルは、
チェグサービスの強化によりサブスクリプション型ビジネスの比率が拡大
しています。

2016.Q3からサブスク型の顧客が増えていき売上は一時的に減少。
図にしてみると少しずつ着実にビジネスモデルの転換が行われた事がよくわかります。

一番わかりやすいのは、今までは奇数の時の四半期は
サブスク売上と営業費用の金額を比較すると営業費用の方が上回っていました。

しかし、直近の決算であるQ1の時には奇数の四半期で初めてサブスク型売上が上回りました。

これは
順調にサブスク型ビジネスへの転換が進み、非効率だった旧サービスの影響がかなり薄まっている
という事だと思います。

次のグラフが営業損益と最終損益の金額を表したグラフです。

このグラフから見てとれる事としては、
2018年のQ2時期からチェグサービスの強化に向けての償却関係の費用が発生したため
純利益(損失)は各四半期$400万程度、最終損益は悪化しています。

しかし売上もそれ以上に伸びているので成長の速度に比べたら影響はそこまで大きくなさそうです。

まとめ

売上が再加速した事で目についた「Chegg(チェグ)」ですが
調べてみると、このようなビジネスモデルの転換が行われていました。

実をいうと最近検証している銘柄はほとんどがサブスク型だったため、
たまにはそれ以外も調べたかったのですが最終的には同社もサブスク型に移行していた企業でした。

それほど今後のビジネスは「サブスクリプション」という部分が重視されるのか、
という感じです。

しかし他のサブスク型ビジネスを展開している企業と比べて少し状況が異なります。

それはソフトウェア企業のサブスク型ビジネスは現状非常に競合が多く、どの企業が突出してくるのか、正直読めません。

以前に検証した下記のようなソフトウェア関連の企業は競合が非常に多く、しかもどの競合相手の企業もとても優秀です。

BIプラットフォームのサブスク型ビジネス
企業の支出監理プラットフォームのサブスク型ビジネス


ただ同社の場合は、元々の教科書レンタル・販売をメインにしていた時とは異なり、

学習プラットフォームとしては競合はそこまで多くありません。

 

だとすると、多少ニッチな部分になるかもしれませんが同社のサブスクビジネスはとても魅力的に思います。

後は現段階で割安なのか、割高なのか、という点ですが、

間違いなく割安ではありません!

ただ、現段階でどの程度割高なのか、というのも非常に判断が難しいです。

とりあえず一番簡単なPER(NonGAAP EPS比)で見てみました。
(サブスクビジネスorクラウド関係の優良企業でいまや割安株なんてありませんが…)

前期の調整後EPSは、$0.55でした。
現在の株価が$40なので調整後EPSから算出されるPERは72倍。

やっぱり割高ですね。

では、次に今期予想の調整後EPSを出してみます。

2019.Q1決算の前期比成長率を基に出すと年間で$0.85ほどになるでしょうか。
(※成長が鈍化しなければ)

そうなると現状の株価比で計算すると約47倍ほどになりました。

ただし、良いサブスク型ビジネスの特徴としてユーザー数が増えてくれば粗利率、費用対効果も高まってくるので、楽観的な見方をすると一定の規模を超えたら収益率はさらに加速するのが理想的です。

現時点ではまだ投資フェーズだと思われるので、売上と原価・営業費用の増加率はほぼ同じ比率で増加しています。

今後は営業費用の伸びをどれだけ抑えれるかが今後の注目点となってきそうです。

こちらのグラフを見てください。

ちなみに過去の成長率からこうなったらいいな、的な水準で2019.Q”以降の業績を予想してみました。

売上と営業費用の伸びも過去のデータから想定してみました。

この図を見ると同社の場合は、

Q4の業績が後のQ1~Q3の四半期の業績を左右する

という事になりそうです。
そして基本的には四半期ごとに見るとQ3の売上が一番低くなる傾向にあります。

Q4とQ1の実績を見れば、およその業績は予想できそうですね。

さて、ではここまでを踏まえて一旦まとめるとすると、

(GAAPベースで)黒字化する前に、

・サブスク売上増加率が10%を切る
・もしくは営業費用増加率が13%より下がらない

場合は保有を続けるか否か一旦考えてもいいかも。

という事にします。

既に保有している場合だったら、私ならこれを目安にします。

株を購入するかどうかについてはすぐに飛びつくのは怖いので米国市場の一時的な急落等で$35ぐらいまで下がったら欲しいと思ってます。

 

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