知られざる優良米国株 ストーン【STNE】

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「STONE」というFintech企業

米国企業に「STONE」というFintech企業があります。

2018年の10月に米NASDAQに上場を果たした時価総額は$100億以下のブラジル関連の企業です。

バークシャー・ハサウェイからも出資を受けており、非常に潜在価値が高いと思われる企業のひとつです。

さらに直近のIPO企業に多い大赤字企業ではなく、既に黒字化を達成した優良企業です。

今回は、知る人ぞ知る?米国のFintech企業「STONE」について検証してみました。

(不確実な内容が含まれているかもしれませんので参考程度にご覧ください)

事業内容について

大枠で捉えると
ブラジルの店舗、オンライン、モバイル等における電子商取引の決済を円滑に行うためのサポートをしている企業です。

●ソフトウェア
効率的に顧客管理を行えるプラットフォームを構築、提供している。
●デジタルバンキング
ブラジルのペイメントシステム(SPB)に直接統合されるAPIオープンバンキングソリューション。
●クレジット
2019.2月に中小企業向けのクレジットソリューションの試験運用開始。
同社のペイメントプラットフォームに統合、管理。

主に上記のようなセグメントに注力して事業を行っています。

日本語の資料がほとんどなく情報が少なかったためざっくりとしか捉える事ができませんが、

決済用の端末やアプリを提供しブラジルの決済システムと顧客管理をハイテク化する

という事を目的とし事業を行っています。

業績について

2018年度通期業績の実績

まずは2019年3月に発表された、2018年期の決算内容を見てみます。

2019.6.21時点のレート: 1レアル(R$)=28円

【2018年度通期業績の実績】

売上高:R$ 15億7,900万(+106%)
調整後純利益:R$ 3億4,200万(+659%)
調整後純利益率:21.7%

TPV(総決済額):R$ 833億(+71.8%)
アクティブユーザー数:131,200人→267,900人(+104%)
テイク・レート:1.58%→1.88%

同社の売上はサブスク的な要素が強いので安定した収入を確保できます。

一度黒字化すれば、再投資や新規事業・案件等への投資拡大のための資金を捻出しやすくなりますので非常に投資のしやすいビジネスモデルと言えると思います。

【売上の構成比】
●フロー型:R$ 5億1,460万(33%) ※TPV上昇→テイク率の上昇
●サブスク型:R$ 2億1,370万(14%) ※SMBのアクティブユーザー増加が寄与
●金融サービス:R$ 8億(50%) ※顧客増加・TPV上昇
●その他金融サービス:R$ 4,960万(3%)

上記の4つに分けた各主要売上もほぼ全てのサービスで約2倍の成長を達成しました。

また、売上の伸び率(約2倍)に対する費用の増加率(約30%の上昇)が抑えられて収益性が大きく向上しています。
それによって売上高に占める費用の割合は68%→44%に縮小しました。

収益構造が安定してきた事で、非IFRSベースでなくとも、黒字化を実現する事ができるようになりました。

ちなみにこれから拡大の余地はどの程度あるかというと、

ブラジルの現時点で推定されている市場規模は、
R$ 1,500億程度と見られており同社のシェアはまだ6%程度
と推定されています。

またブラジルの潜在的なTPVは約R$ 3,100億とも言われており、まだまだ拡大の余地は多く残されていると言えそうです。

2019年度第1四半期決算の内容

では次は最新の決算内容を見ていきます。

【2019年度1Q決算】
売上高:R$ 5億3,580万(+86%)
調整後純利益:R$ 1億8,630万(+603%)
調整後純利益率:34.8%(+25.6ポイント)

TPV(総決済額):R$ 265億(+60%)
アクティブユーザー数:309,700人(前四半期比+40,600人)
テイクレート:1.86%

となっており、相変わらず順調に推移しています。

ちなみに第1四半期の売上高の構成比はこんな感じです。

【売上の構成比】
●フロー型:R$ 1億6,880万(31%)
●サブスク型:R$ 7,120万(13%)
●金融サービス:R$ 2億5,140万(47%)
●その他金融サービス:R$ 4,440万(8%)

ここにきて「その他金融サービス」の売上構成比が上がってきました。
ただし内容についてはIPO収益からの受取利息と記載があるので一時的なものになりそうです。

まとめ

今現在、STONEの時価総額は現在およそ80億ドル程度となっています。

同業種内でメインどころを見ると、Paypalで1,400億ドルほどの規模を誇っています。

さすがに「Paypal」「Square」と「STONE」を比較してもほとんど参考になりませんが一応、形だけでも比較をしておきましょう。

(米ドルベースで)

【時価総額】

Paypal:1,400億ドル
Square:314億ドル
STONE:80億ドル

 

【売上高】

Paypal:154億ドル
Square:33億ドル
STONE:3.9億ドル

 

【純利益】

Paypal:20億ドル(純利益率13%)
Square:2.2億ドル(純利益率6%)
STONE:8,900万ドル(純利益率23%)

 

どうですか?正直、同じFintechというだけで事業を行っている畑も違ったりしますが

こうやってみると
今の時価総額はそこまで将来の業績を織り込んでいるようには思えない
気がしてきます。

例えば「Square」の純利益(非GAAP)の2億程度だったら早ければ2年もあれば到達しそうな差です。

●単純に考えてみましょう。

純利益が2億ドルで時価総額300億ドルとしたら
STONEの時価総額は2年もあれば3~4倍に跳ね上がる事になります。

 

現時点で市場がブラジルだけ
というのはマイナス要因ですが他の発展途上国等に進出する可能性も大いにあり得ます。

安易かもしれませんが、長い目で見たら単純に考えた方が意外と正確だったりします。
それを踏まえて、同社の株が長期投資に値するのかどうかですが…

今、投資しておかないと後悔する可能性大!

という検証結果とします。

今の風潮である

「赤字垂れ流しの超割高人気IPO企業」よりも堅実な成長が期待できる企業に投資したい

と考えている方は是非一度ご検討を。

【今回の検証結果】は、

 

非常に少ない資料と不慣れな英文決算書からの情報を基に作成してますので
恐らく不確実な内容も含まれていると思います。
私の私的メモ的な軽い感覚で見てもらった方が良さそうです、すみません。

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