アプリックス【3727】は復活できるのか

スポンサーサイト

アプリックスという企業

日本の株式市場でそこまで注目をされていない企業に

アプリックス

という企業があります。



一時期は売上が100億の時代があったアプリックスですが、
現在では売上3億円、営業利益△4億円と大きく低迷をしています。


かつて業績を支えてきたソフトウェア事業から撤退し、IoT関連事業に注力する方向転換をした同社は復活できるのでしょうか?


今回はそんなアプリックスの今後についてどうなるのか
ここまでの発表内容や決算内容から見ていき長期投資にふさわしいのか検証をしてみようと思います。

事業内容

まずは、現在のアプリックスの事業内容から見ていく事にしましょう。

アプリックスが新事業ビジョンとして構えている3本の矢があります。

・既存ビジネスでの売り上げ拡大
・新規サービスでの売り上げ拡大
・新しい分野への仕込み

それでは、簡単にそれぞれの取り組みを見てみましょう。

既存ビジネス

既存ビジネスとは主に同社の場合「ビーコン」です。
この「ビーコン」の販売体制を強化して、システム開発までの受注を狙うとの事。

●ビーコンとは…

BLE(Bluetooth Low Energy)を利用した位置情報を特定する技術を用いたデバイスのことです。
GPSと異なりBluetoothを活用するので、屋内(狭い範囲)での受信ができて、かつ精度が高いため現在は店舗内(周辺)でのマーケティングツールとしての活用が拡大しています。

そしてもう一つは海外に向けて、水処理をIoT化する「HARPS」と呼ばれる浄水器フィルターモニタリングサービスの販売強化です。

●「HARPS(ハープス)」とは…

センサーを利用して浄水器フィルターの状況をモニタリングして、使用情報を管理するサービスです。

この機能はウクライナ最大の浄水器メーカーでも採用されており、今までは海外のみの提供でしたが日本でのサービス展開もスタートしました。

新規サービス・研究開発

●DAKOQ:ビーコンを用いたスマート打刻サービス
●BeaBridge:ビーコンが発信する情報を無線LAN経由でネットに送信するゲートウェイ
●groma:屋内測位・位置情報システム市場向けソリューション
を打ち出しています。(※抜粋してます)
 
3つの矢とは上記のような内容であり簡単に書くと

「既存ビジネスの拡大を進めながら新サービスを開始する」

と、まぁ普通の企業と特にかわりはないです。

業績拡大に向けた豊富な材料

しかしながらアプリックスのIR情報を見ているとこれでもかというほどの情報公開があります。

例えば、

●アプリックスはネスレの「バリスタi」や「ドルチェ グスト(IoTモデル)」のプラットフォームの運営や、ネスレの宅配サービスのシステム開発を支援している。ネスレ社との相性が良いみたいです。

●同社の浄水器用IoTソリューションのフローメータータイプは、既存製品に後付けができるため様々な浄水器をIoT化でき、世界大手メーカーでも採用されています。

●gromaソリューションでも技術拡張等で更に細かく使える機能を追加しました。

など、箇条書きで同社の取り組みをメインどころだけ書いてみましたが、他にも多くの材料はあり次々に公表されるほど積極的に黒字化に向けて前進している姿勢は、とても素晴らしく思います。

ビーコン市場の成長率

ちなみに、「ビーコン」の今後の市場規模の成長率はどの程度なのか調べてみました。

ある調査会社の発表によると、BLEデバイスの出荷数量が18年と比較して

今後5年間で約3倍の16億台に達する見込み

と発表もされています。

上記の市場規模の増加率を見てもビーコン市場は今からもっと拡大する市場だという事がわかります。

同社のビーコンがこの増加率のどれだけのシェアを取れるのかはまだ未知数ですが市場は成長段階にあるので期待して良いのではないかと思っています。

直近の業績



2018.12月期通期

売上高:3.3億円
経常利益:△4.6億円
純損失:△4.6億円

2019.12月期 1Q

売上高:1.5億円(前年同期比2.7倍)
経常利益:△6,800万円(+6,900万円の改善)
純損失:△1億円

上記のような業績となった1Q決算ですが、会社としての通期予測は発表をしていません。

純損失が経常利益に比べ大きく増えたのは、関係会社の整理費用なので一時的な物と見てよさそうです。

また新株の発行による払込みの影響で資本金が19億円、資本剰余金が4,400万円となりました。

本来であれば、既存ビジネスや新サービスの売上貢献の割合や伸びが確認できる資料があればもっと判断しやすかったのですが、私が探し出せる範囲では確認がとれませんでした。

しかしながら、売上がしっかり伸びてきているので2Qに入っても同ペースで進捗しているのであれば黒字化する日もそこまで遠くないのではないように思います。

まとめ

今回は、IoTソリューションへの事業転換を図る「アプリックス」について調べてみました。

アプリックスが現在、主戦場とするビーコン市場は今後も非常に高い成長率で市場規模が拡大する魅力のある市場となっています。

近年のIoTの流れは米国を始め、世界中で取り組みが強烈に進んでいる産業であるのでしっかりマッチすればもしかしたら再度、大化けする企業になるかもしれません。

ただし、業績については売上はまだ3億程度であり長期に渡り赤字の状態が続いているため楽観視する事は決してできない業績には違いありません。


それも踏まえた上で同社は今後復活を果たし、長期に渡り投資する企業として相応しいのか、という判断をすると、

安心はできないけど大化けする可能性は大アリ!



という事にします。(保有株なのでちょっとひいき目に見てますが。笑)

日本企業でも復活を果たした企業はこれまでにもたくさんあります。
アプリックスの全盛期とは言っても売上100億円程度です。


そのぐらいの規模であればこれから更に巨大化していくハイテク業界の中でビーコンを始めとしたIoT市場で少し跳ねる事ができればそれぐらいの数字であれば、達成できる可能性も全然低くないはずです。


私は投資する側として言うだけですが、同社は黒字化に向けて少数精鋭で積極的に行動している情報を見ると応援したくなる、というのもあります。


アプリックスには是非

華麗な復活劇

を見せてもらいたいので頑張ってもらいたいですね。

最新情報をチェックしよう!
スポンサーサイト