ジュミア・テクノロジーズ【JMIA】はアリババになれるのか

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ジュミア・テクノロジーとは



企業情報

アフリカ大陸でeコマースサービスを展開するドイツに拠点を置く電子商取引サービス企業です。

4月12日にニューヨーク証券取引所に上場後、最大50%を超える急騰を見せた期待のアフリカ関連の銘柄です。


現在アフリカ大陸14か国をメインに事業を展開しています。



まだまだ、十分な交通インフラも整っておらず物流に大きな課題を抱えている地域ですが世界の先進国ではここまでECが広がっているのに対して、今後もアフリカ大陸だけ広がらないというのは単純に考えるとあり得ない事だと思っています。



今後の世界は「アマゾン・アリババ・ジュミア」と、いずれ世界のEC3強になれるのかという観点から、ジュミアはどのような企業なのか調べてみる事にしました。

アフリカ銘柄としての米国株式市場参入は同社が初の企業です。



直近の業績

まずは現時点の業績を見ていく事にします。



  • 流通総額:約9.2億ドル
  • 売上高:約1.4億ドル
  • 営業利益:△約1.9億ドル
  • 純損失:△約2億ドル
  • ユーザー数:4百万人

時価総額が17~18億ドルあたりで推移しています。

(※ちなみにアリババは約4,700億ドル・アマゾンは約1兆ドル)


当たり前のように純損失が売上を上回り、まだまだ企業としては評価できるような数字ではありません。



アフリカ経済成長のための課題

現在アフリカのどの地域が同社のECを利用するのか、規模が大きい地域で言うとナイジェリア・エジプト・その他地域の順になります。

ナイジェリアといえば既に人口が2億人近くいるアフリカ最大人口の国です。

ナイジェリアだけに限らず、30年後にはアフリカ全体で人口が約2倍に増えるという試算もあります。また約半分以上が若年層を占めており、今後先進国では高齢化が進む中で若いパワフルな世代の人口が多いというのは成長力の面で見るとおおいに期待できます。



しかし現在のナイジェリアを始めとするアフリカ地域は貧困率が非常に高く、中国と同等の人口をもつインドがいまだ発展途上である現状からも、アフリカ地域でも貧困が永続的に続くのではないかという懸念もあります。

まずは経済や教育の基盤となるインフラを整える事が、今後のEC発展を期待する中でも優先事項である事は間違いないようです。



そして今後の成長を占う上で大事なのが「優れた指導者」がアフリカ地域に誕生する事がまず必要になると思っています。

これまで経済が発展してきた国を思い返すと必ずきっかけがあり、それはシンガポールや中国にしろ強いリーダーシップをもった指導者が登場した時から急速な発展が始まります。



アフリカに力を入れる企業に投資するためには、一見遠い問題とも思える「優秀な指導者」が誕生して経済基盤を整えていく、という事に着手してからだと個人的には思っています。



さて、今後アフリカ大陸の発展が進むという前提で話を進めます。



前期の地域別の売上額を見ていくと下記のような数値となります。

西アフリカ:売上0.7億ドル

東アフリカ:売上0.4億ドル

その他地域:売上0.3億ドル

売上高は上記のような詳細ですが流通額は約9億ドルです。



日本円になおすと約1,000億円です。

日本のECサイトである楽天市場の流通額は約3.5兆円。日本と比較してみると、

10倍近くの人口がいるのに流通額は35分の1

という潜在的な市場の大きさは非常に魅力があります。



しかしながら、まだまだECに慣れていないアフリカ地域では取引上トラブルになる頻度が非常に高いようで、そこも懸念点のひとつで言えそうです。

現在、ジュミアは出品者を増やすためにコミッション比率を2~3%と非常に低く設定しています。先進国の5分の1程度となっており、まだまだ投資段階を抜け出すには多くの時間が必要となりそうです。



しかし、交通インフラの整備とともにモノの移動が増え始めれば一緒に、またはそれ以上の勢いで拡大していくと思われます。



JUMIA PAYとは

また一部のユーザー(と言っても半数近く)では

JUMIA PAY

と呼ばれる決済システムが使用されているとの情報もあります。



ジュミアペイとは、同社が2016年にローンチした決済サービスでまだまだ改善余地の多いサービス内容ですがスマホの所有率が多くなっているアフリカ地域において簡単にできる決済方法が増えるという点では一定の効果はあると思われます。



JUMIAを利用している割合が多い国では多くのユーザーがこの決済サービスを使用しているようでただのECプラットフォーム運営というわけではなく

決済面でのインフラとしても貢献しているサービスになるので、ECが広がるタイミングでこちらも一緒に広がっていくので既存のEC大手同様2倍おいしい、みたいな感じになるのを期待してます。



またナイジェリアでは、所得がミドルクラスの中間層が増加しているようで、その増加率は目を見張るほどの勢いで増えているのだとか。

このまま増加を続けECを利用する人が急激に増えていけば損益分岐点を迎える日もそう遠くはないのかも、とも思います。

どちらにしても、遅かれ早かれ拡大はするはずですので今後でてくるであろうライバルを抑えつつ収益フェーズに入ってほしいと期待しています。



まとめ

アフリカ大陸は、中国・インドとほぼ同じく人口12億人の超巨大市場です。

(※近い内にインドのECの状況についても調べてみよう。)

さらには、今から人口が急激に増加していく地域でもあります。

先進国の高齢化の深刻さを考えると、数十年後は若いパワーはアフリカに集中している事になります。

そこに経済基盤が整ったらと考えると非常に夢があり、

これぞアフリカンドリーム!

と感じる方も少なくないでしょう。



すぐに株価が急騰するというような状況は期待できませんが30年という長期の投資規模で考えればよほどの事がない限り、しっかり分散投資をしていれば元本割れという事態は起きないように思います。



わたしのおすすめの投資方法は

世界的ショック等で株価が下落したタイミングで

少額ずつ拾い集め、アフリカに優秀な指導者、または国が現れたら投資額を増やし

将来の株価が急騰するタイミングに備える。



現時点ではメインで投資するというイメージではなく、こつこつ保有数を増やしていくというような投資が合っているように思います。

本当にアフリカ大陸のインフラ投資・貧困率が改善していっているのか

という定点チェックをクリアしている前提、での話です。



人口が多くなる国は発展するというわけではなく、成長力の源になれる可能性のある人口層が多いというのは忘れないようにしないとですね。



まだまだ情報の少ないアフリカのEC環境ですので少しでも参考になればと思います。


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