CHANGE(3962)は長期保有に適しているのか

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CHANGEの将来性を検証する



「CHANGE」という会社



デジタル化を通して業務効率化を進めるサービスを行っている企業であり、クラウド・ビッグデータ等のこれからの投資のテーマとなる事業に取り組んでいる期待の新興株です。

昨年の11月の決算発表を期に株価が急騰し、今年5月には上期決算結果の不安と公募・売出の実施を受けて、一転株価は急落しました。

それでも昨年9月の東証1部上場をきっかけに出来高も目に見えて増加し、最近注目を集めている企業のひとつです。



IRと見る株価の推移

まずはインパクトのあるIRが続き、大きく反応する株価の移り変わりを時系列でみていく事にしましょう。



まず、昨年11月の急騰のきっかけとなった決算内容。

売上額31%増・営業利益55%増と大幅な二桁成長を更新しました。

しかしながら過去の業績も見てみると前の期も27%増収・79%増益と引き続き増収増益で推移しています。



そして2019年9月期の通期予測も、

売上高:34億円(+31%)

営業利益:7.5億円(+46%)

純利益:5億円(+49%)

と更なる成長への期待から株価は急騰しました。



TRUST BANKを買収

そして決算発表の数週間後に続けざまに発表された

トラストバンクを子会社化

の発表で更に火がついた格好となります。



「TRUST BANK」はふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営している企業です。

ふるさとチョイスは、プラットフォームとしての流通額は2,000億円と日本最大のふるさと納税サイトです。

今後の展望としては、取扱数増加と利益率アップを目指す(高付加価値化)との事でした。

トラストバンクを子会社化することによって自治体の顧客基盤 (1,741の自治体) を獲得できるため既存の事業との相乗効果を目的とした子会社化となっています。



今回の急落を受けて、5/28現在のPERは74倍ほどとなっており、若干割高ながらもここまでの業績を見れば適正とも思える数値になっています。



急落の原因となった2Qの決算内容を受けて通期予測達成に対する疑念が投資家に広まったようです。



2019.9月期の上期決算内容



【主力事業:売上額/セグメント利益】(※左の内容で表示)

・1Qの決算は

NEW-IT:4.2億円/0.8億円

TRUST BANK:16億円/5.3億円

に対して

・第2四半期単独の決算は

NEW-IT :6.9億円/2.1億円

TRUST BANK :5.9億円/△0.9億円



と、なっており決して悪いわけではないのですが、

2Q単独期間中の伸び率を考慮して見ると通期予測達成は現段階では少し厳しくなってきたと思われます。



また、同じタイミングで発表した中期経営計画書は非常に強気の内容でしたが、あまりの目標の高さに材料視されなかったようです。



中期経営計画の内容が強気過ぎる

中期経営計画の内容なこんな感じ。

15年(3年×5)かけてデジタル化を進める。



その第一段階が2019.9月期~2021.9月期まで。

まずは「顧客獲得」と「顧客単価アップ」を進める、という内容の第1フェーズ。


5段階中の第1フェーズでこの数値目標の高さはちょっと疑問が残ります。

【事業構成:既存の3事業+投資事業により生まれる事業】


売上:26億→155億

営業利益:5億→47億円

純利益:3.4億→29億円

従業員数:95人→200人

を3年間で目指す。


年間約20%の客単価アップ。

年間約10%の顧客社数アップ。



簡単に書くとこのような内容でした。

本当に達成するとなれば今回の急落場面は間違いなく買いです。

しかし、わたしの見方ではちょっと厳しいように感じます。



わたしの1番の懸念であり最大の理由は、

NEW-IT事業の細かい業務内容が理解できてない。

はい、わたしの勉強不足が大きいのは承知の上です。ただ、こう思っている人は多いのではないかとも思っています。



昔から投資の格言で、

自分が理解できないモノには投資するな

という言葉があります。

まさに今、わたしはその状態です。



調達資金の使い道

また、今回の急落の要因の一つにもなっている増資による調達資金の使い道について、公表された文書を見て感じた事は、


借入金の返済(トラストバンク買収費用)がメインで今後の事業投資への振り分けは表面上の記載

のように感じました。


本当に今後3年間で上記の数値目標を達成するのであれば、投資資金もそれ相応でないと現実的ではありません。

計画性を考慮した上で長期成長を見込めるFRINGE81の方が個人的には実現度も高くおすすめです。

その点を踏まえると、今回のトラストバンク買収費用の返済もあり、急ピッチで拡大する予定の数値目標を叶えるのに適した規模ではないのかな、という感じがしています。



顧客にIBMやNTT、日立等の日本を代表する大手企業があるので高い潜在能力をもっている企業であるのは間違いないと思います。

ですがちょっと不透明・不確実性が高いかな、という判断です。


少量程度の保有だったら将来的に面白いと思いますが

とりあえずは3~4Qの決算の状況を見て再度、検討したいとの判断にします。


先端技術による業務効率化や、ふるさと納税関連と今後さらに期待されていく分野なので四半期ごとに進捗はしっかりチェックしておこうと思います。

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